はじめに
今回は「〇を持たないと爆速でお金が貯まります。」という話をします。
物価高の現在、お金周りの話はネガティブなものが多いです。そのような渦中で「お金が爆速で貯まる方法なんてあるの?」って思いますよね。それがあるのです。
「〇を持たない」だけ→「車を持たないと困るんだけど?」
正解は車です。車を持たないと爆速でお金が貯まります。裏を返せば、車は金食い虫だということです。けれども、こういう疑問が出るでしょう。
「車を持たないと困るんだけど。」
はい、そうですね。そういうことは当然あります。筆者も、以前はまさにそういう環境でした。車が必要な場面はけっこうあります。
例えば乳幼児、高齢者がいる場合です。子供が高校生以下の場合、習い事や塾の送り迎えに必要です。レジャーも公共交通機関よりキャンプなどのアウトドアレジャーは断然車があることで充実します。帰省するにしても子供が小さいときはマイカーのほうが融通ききますよね。移動がレジャーの面もあります。ほかには地方などで公共交通機関では移動がしにくいケースです。
ほかには車そのものが生きがいというケースです。
このように、車を手放せないケースはあります。この場合はもちろん、無理をする必要はありません。
車を手放せるケースとは
では、車を手放せるケースとはどのような状態でしょうか。
運転免許証を持たない若者増
最近は若者を中心に、運転免許証を持たない人が増えています。筆者が若かりし頃は、地方でしたし車がステイタスだったこともあり、運転免許を取得しない選択はありませんでした。一家に一台ではなく、子供と高齢者以外は一人一台が当たり前だったんです。
けれども現代では、都会暮らしなら別に車を持たなくても生活できます。都会ではなくても地方都市や地方でも街中であれば、単身の場合は公共交通機関で移動は可能です。
都会暮らしでも車を所有しているのが普通という実態
なぜ、車を持たないとお金が貯まるのでしょうか。理由はシンプルで公共交通機関を使うほうが車を所有するコストをはるかに下回るからです。
ただし、ここでは見えないコストの話をします。そうしないとフェアではありませんからね。
車を持たない生活とは極端な話、都会またはそれに匹敵する利便性のある場所に住むことが基本スタイルと考えられます。けれども、この場所は住居費が余分にかかります。一方で地方や郊外で車必須の場所では、基本的に住居費が割安です。
- 車必須、の住居費が割安な地域に住む
- 車なしでも暮らせるが、住居費が割高な地域に住む
両者を比較すると、総合的なコストはどちらが安いのでしょうか。これはそれぞれ個々の違いがあるので、判断が難しいところです。
ただ、筆者の経験では、結局たいていの人は、単身を除き、利便性が良くても悪くても車を所有する人がほとんどだということです。
さらに都会で車を所有する人の多くは、平日は電車で通勤をして車はほとんど駐車場に置かれ、週末に少々使われている程度なのです。
だから結局のところ、住んでいる地域の利便性に関係なく車を持つ人が圧倒的多数です。
このような人であれば、車を手放す難易度は高くないでしょう。
なぜ車を手放せないのか
上記で言ったように、実は車を手放せる余地がある人は割と多くいます。
ところが、物価高などでお金の不安を覚え、数十円や数百円の野菜や肉魚の価格に一喜一憂する一方で、年間万単位の支出がある車の維持費などには問題意識を持ちません。
それはなぜかというと、車所有という現実が当たり前すぎて、持たない選択があることを無意識に除外しているからです。
もしくは「周りに何と思われるか。」というある種の見栄です。
車を手放して、どうしても無理なら再び買うことはできる
車を手放すことに不安を感じる場合、とりあえず手放してみてどうしても無理なら再び買いなおせるわけです。家と違い車を買う難易度は低いですよね。
新車だけでなく中古もありますし、税金や燃費を考慮した選択を視野に入れることもできます。
車はこんなにお金がかかる
車を持っていると、その維持費は当たり前になります。結果として出るのが当たり前になり、支出をざっくり減らせる選択肢に気が付けません。
車の維持費の目安は以下の通りです。
年間の維持費の目安
ローン・ 月3万円
保険・ 年8万円
車検、整備・年6万円(2年で12万円換算)
自動車税・ 年3万円
ガソリン・ 月1万円
駐車場代・ 月1万円
年間維持費の合計・・77万円
上記は最低限の目安です。年間50万円~80万円前後の費用です。ただしガソリン代が高騰していますのでさらに支出は増えるでしょう。また修理、点検、洗車清掃などもかかります。
車を持たない場合、代わりに公共交通機関利用と、レンタカータクシー、カーシェアリンクなどの利用が必要になります。けれどもたいていの場合、マイカーでないと使用頻度は減ります。結果として総合的な支出は、車を持たないほうが節約になります。
車を持たないと時間制限ができる?
もう一つ、車を持たないと時間の制限を受けると思うかもしれません。公共交通機関は時刻が決まっていますが、車は思いついた瞬間に出発できるからです。
これについては、意外ですが、筆者の体験からの実感では逆です。公共交通機関のうち、とくに電車は渋滞に巻き込まれないので、ほぼ予定通りに進めます。もちろんまれに遅延はありますが、頻度は低いです。
車を持たないほうが、意外にも時間効率がうまくいきます。
車は乗ってきたら乗って帰らないといけない
公共交通機関は、乗ってきた電車を持ち帰る必要がありません。ところが車は、駐車場を探して停車して再び駐車場まで戻らないといけません。これが意外に面倒で時間がかかります。
電車は予定を変更して、前へ前へ進めますが車は必ず出発地点に戻らないといけません。その分時間のロスがあります。
車を持たないとホームセンターで買い物しにくい
車を所有する代わりに公共交通機関や、レンタカー、タクシー、カーシェアリンクを使ったとします。それでもその差額は大きいです。
そのほか意外な盲点があります。それは車を持たないと無駄遣いが減るのです。筆者は車所有時代は、ホームセンターが大好きでした。DIY関連品やガーデニング関連品を買うだけではなく、ちょっとした収納用品や、雑貨類を買ってはマイカーで自宅に持ち帰っていました。
生活必需品に見える無駄遣いが減る
ところが車を手放した後は、それが不可能になりました。トラック貸し出し、配達サービスがありましたが、さすがにトラック運転はやったことがないので抵抗があるし、配達となると依頼するとなると「もう少し考えよう」と思うのです。結果たいていは一週間もすると購買意欲が消えるんです。ところがマイカーの場合は、即買って持ち替えられるので簡単に買いますが、それがなくなって無駄遣いが減りました。
無駄遣いというと、洋服やバッグ、靴、アクセサリーをイメージします。けれども一見、生活必需品に思える収納用品や雑貨、潤いのガーデニング、節約のためのようなDIYも実は無駄遣いになるのです。
車を持たないと爆速でお金が貯まる理由
車を持たないと爆速でお金が貯まるのは
- 車両費が減る
- 車の維持費が減る
- 無駄な買い物が減る
- 時間効率がうまくなる
という要素がミックスするためです。
車そのものに関連する支出が減るだけではなく、買い物やお金を使う意識そのものに変化が起きるためです。
まとめ
- はじめに
- 「〇を持たない」だけ→「車を持たないと困るんだけど?」
- 車を手放せるケースとは
- 運転免許証を持たない若者増
- 都会暮らしでも車を所有しているのが普通という実態
- なぜ車を手放せないのか
- 車を手放して、どうしても無理なら再び買うことはできる
- 車はこんなにお金がかかる
- 車を持たないと時間制限ができる?
- 車は乗ってきたら乗って帰らないといけない
- 車を持たないとホームセンターで買い物しにくい
- 生活必需品に見える無駄遣いが減る
- 車を持たないと爆速でお金が貯まる理由
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「〇を持たないと爆速でお金が貯まります」という話をしました。車を持たないと爆速でお金が貯まるのは、不要な支出がなくなるだけではなく、不要な買い物をしにくい環境ができるからです。
物価高で支出が多い現代ですが、参考になればさいわいです。