いつものスーパーに買い物に行くだけで、ときに旅行レベルの楽しみも得られます。
キーワードは非日常感です。
我が家では普段の買い物は、ほぼ通販とネットスーパーです。
この傾向は以前からあったのですが、コロナの影響以後はさらに加速しました。
以前は冬だけ、風邪やインフルエンザ対策にネットスーパーを利用していました。
けれども今は、日常的にネットスーパーを利用しています。
けれどもたまに、在庫の調子が予定通りにいかないことがあります。
先日、土曜日に夫と久しぶりにリアルスーパーに行きました。
すると、品物の豊富さに圧倒されました。
いえ、これは当たり前で、いつもの品ぞろえ並みだったのです。
ネットスーパーは品ぞろえが限定されています。
だから最近は買ったことがないようなものも、リアルスーパーには何でもある。
あまりの品ぞろえの良さに私は興奮しました。
あれもこれもかごに入れ、思わずにんまりしました。
冷静に見れば、10か月前なら日常の光景です。
けれども今は、たまにリアルスーパーで買い物しただけでうれしくてたまらないのです。
こうしたことは、日常の場合は旅行などをしないと得られにくい感覚です。
旅行とはつまり非日常です。
普段と違う景色や空気を味わうから、リフレッシュできるし楽しめます。
ところが今の状況下では、近くのスーパーに買い物に行くことですら私にとっては非日常になっていたようです。
普段の生活も時に、引いて暮らすことが逆に旅行レベルにレベルアップできると気づきました。
ところが普段はどうしてもつい、
「あれも、これも」
と要求が多くなります。
これは際限がありません。
キーワードは
「も」
です。
パン「も」食べたいし、ご飯「も」食べたい。
とか、
山に「も」行きたいし、海に「も」行きたい。
とか、
旅行「も」、買い物「も」したい。
などのように、です。
もちろん、「も」だらけで一切構わないのですが、そのことを考えたり実行するときには、いったん「も」からは離れたほうが良いみたいです。
パンもご飯も食べたい、よりも、
パンを食べたい。
ご飯を食べたい。
とそれぞれを分離して、それ自体に集中した方がずっと楽しめるし味わえる。
最近は瞑想やマインドフルネスが注目されています。
いずれも「今ここ」に集中するより良い効果があるようです。
それは、普段の何気ない生活の取捨選択も、どうやら同じようです。
おすすめ記事