簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

新NISAなどの投資は、事前の勉強と実践が必要。退職金などの大金を手にして突然始めるのは危険。



当ブログ「簡単に暮らせ」の訪問者になっていただき、ありがとうございます。

こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

普通の人が、突然大金を手にする機会は割とあります。

  • 退職金
  • 相続
  • 不動産売買
  • 保険の解約、満期金を受け取る

などです。

急に大金を手にした人が困るのは、お金の預け先です。

大金をどこに預ければいいのか?

これまで手堅く資産運用をやってきていれば、大金を手にしてもお金の行き先は大体すぐ決まるでしょう。

けれども注意が必要なのは、これまで投資とは無縁だった人です。

手堅くまじめにコツコツお金と向き合って来た人、こうした人が実は注意しなければなりません。

給与振込口座のある銀行窓口で、「相談」するのはまさにカモネギになります。

ゆうちょ銀行のようなところなら勧誘されないかというと、そんなことは全くありません。

投資経験ゼロなら預け先は2択

投資経験ゼロであれば、基本的な預け先は2択です。

  • 個人向け国債
  • 銀行の定期預金・・ただし1つの銀行につき1千万円とその利息まで

この2つは利益はほとんど見込めませんが、元本が減ることはありません。

手堅いといえます。

ただし物価上昇に追いつけないので、実質目減りしていくリスクはあります。

2025年8月の1万円の価値と、2026年8月の1万円の価値は変わります。

今、1万円で買えるものが10年後にいくら払わないといけなくなるでしょうか。

このような意味で額面は変わらなくて、いくらかの利息は付きますが、目減りしていくことは覚悟しないといけません。

ただし、特に知識もメンテナンスもいらないので、難しいことを考えたくない方には適しています。

投資に回すなら、数年前からの実践が不可欠

投資はマラソンやウォーキングと同じです。

いきなり初めても苦しくなって、故障したりリタイヤに追い込まれます。

故障やリタイヤに追い込まれないためには、日々コツコツと練習が欠かせません。

投資も同じです。

理屈から言えば、投資は正しいやり方で行えば何時からでも開始できます。

けれどもこれまで投資と無縁だった人が突然、大金を手にしたタイミングで開始すると、「失敗できない」という緊迫感が起きます。

結果としてあせって失敗してしまうことが起きます。

ですので「今は投資の余裕がない」という方でも、ある日投資の機会が来ることも想定しておきましょう。

投資は低額で実践を積んでおく

投資は月千円や5千円などの低額でも始められます。

投資は頭で考えるのと、実際に自分のお金を扱うのとではまるで違うのです。

実際に自分のお金を投じてみると、初めて投資に対する自分の癖が見えます。

そのようなことを、低額で練習して経験を積むことが大事です。

低額で経験を積んでおけば、あとはいざ大金が入ったとき、それをどうするべきか判断しやすくなります。

必ずしも投資に移行しなくてもいいのです。

  • 投資は練習レベルの金額しか無理
  • このくらいなら投資にまわしていい

事前に数年間、体験しておくとそうした傾向がわかります。

投資しない勇気も時には必要

場合によっては

  • そもそも投資はしない

と判断することもできます。

例えば、これまで投資をしてきても、退職金は安全資産(個人向け国債や定期預金)で運用するなどです。

大金が入り、仮に投資の経験と知識があっても、必ずしも投資にまわさないといけないものではありません。

投資で得られる利益を考えるともったいない気がします。

けれども状況次第では、このような決断もあり得ます。

自分の資産配分を考慮して決めましょう。

実際に投資をすることで知識や判断基準がついていく

投資の情報は多数あります。

知識があっても実践しないと気付かないこともあります。

身銭を切って初めて気づき、実感することがあります。

はじめは、何がわからないかわからない・・ことが多数あります。

そうしたことを経て、自分の判断基準が決まって行きます。

現在、退職する年齢より早い方や、相続などで大金を手にする可能性があってもなくても、投資に関心があるならば、その時になって急に始めるのは無理があります。

マラソンやウォーキングのように、事前に継続して投資の訓練と体力をつけておきましょう。

まとめ

さいごに

今回は、「新NISAなどの投資は、事前の勉強と実践が必要。退職金などの大金を手にして突然始めるのは危険。」という話をしました。

参考になれば幸いです。