はじめに
2024年1月に開始した新NISAですが、7月現在の今、様々な状況があるでしょう。
- 早速開始して続行している人
- 早速開始して、すでに辞めた人
- まだ、始めるかどうか、迷っている人
- 始めるタイミングを見はからっている人
- 新NISAはやらないと決めている人
- まだ、何が何だかわからない人
現在いずれの状況を選択するにしても、新NISAの話題をほとんど見かけなくなりましたが、当然健在です。
※投資をすすめる意図はありません。判断はご自身でお願いいたします。
6~7月のボーナスの使い道が将来の下地を作る
- 6月30日は公務員の方が
- 7月上旬くらいには民間の会社員の方が
ボーナスを支給される時期です。
ボーナスがない、という方もいるかもしれませんが、その場合でも意味は同じです。
2024年1月に新NISAが開始して、半年を経過しました。わずか数か月ですが、その間に金融商品への投資というものに対する自分の考え方や、特徴が浮き彫りになったはずです。
例えば、
- 長期投資
- ほったらかし
- 全世界など
- インデックス投資
というキーワードを耳にタコができるほど見聞きしても、実際の自分の反応がその通りに行かないと感じた方がいるはずです。
例えば、
- 1日に何度も値動きを確認したり
- 個別株を買うというような上級者向けに手を出してしまったり
- 値動きが下がると居ても立っても居られない気持ちになったり
というような行動が浮き彫りになることがあるからです。
このような己の「リスク許容度」が半年で浮き彫りになったため、自分が投資向きかそうでないかがよくわかったはずです。
頭では知っていても実際に身銭を切ることで感じることは、違いがあります。
また、教科書的な知識を得ていても、実際にお金を投じてみると、
「何かが違う」
ということを実感することがあります。このようなことを経験しながら、自分の好みや考え方が浮き彫りになります。
そのため、半年間の実体験は、今後の投資生活に有意義な期間であったということになります。
半年であれば、軌道修正が可能です。投じたお金も多くありませんから
- 撤退する
- 続行する
- 続行するけれど少し内容を変える
- 増額する(限度額内で)
- 減額する
など様々な選択を考えることができます。
7月は今後の投資生活を再確認する時期
7月は新NISA開始して半年経過した時期です。今後の投資生活を再確認するのに重要な時期と言えます。
さらにボーナス支給される人も多いので、そのお金をどう活かしていくかを考えることも将来のお金を安定的に使えるようになるチャンスとなります。
1月ではまだ、よくわからないことが多かった方でも、半年経過して理解が深まるなどで当初の1月である時期よりも7月現在のほうが3倍くらいの判断能力が増えている可能性があります。
もちろん新NISAは投資なので、将来の資金を約束されているわけではありません。タイミングによってはお金が必要な時期に暴落にあう可能性もあります。
こうしたことを考慮しながら、安全資産と投資商品とのバランスを検討していきましょう。
お金以外の体験への投資も大事
お金の貯蓄や投資以外に、体験に投資する感覚ももちろん大事です。お金という数字を増やすこと以外にも
「今、ここ。」
に生きて生活している自分や家族にとって良い体験になることにお金を使うことも大事です。
ただし、この場合でも、体験にお金を使うことと、お金そのものを蓄えていくための投資のバランスが必要です。
ボーナスを当てにしないで暮らす
基本的にボーナスは当てにしない生活が必要です。ボーナスは変動が激しいので、はじめから
「ないもの」
とみなすほうが、安定した家計を築くことができます。
お金が入ったら豪遊ではなく、一定期間を倹約出来たら「少し豪遊」しよう
一般に多くの人は給料やボーナスなどのお金が入ると、序盤にお金を散在する傾向にあります。そして給料前にはお金がスカスカになり、また給料日やボーナスが支給されると
「やった。お金が入った」
と思ってお金をたくさん使います。
このスタイルはお金が貯まらない典型的なパターンです。
お金が入ったらお金を使わない。節約できたら少しだけお金を使う。
では、どうすればいいのでしょうか。答えは簡単です。
今までの反対のパターンで暮らすことです。
例えば6月25日に給料が入り、欲しいものを一気に買い、焼き肉を食べたり、欲しかった服を買って月末を迎える人がいるとします。
これでは7月24日にはお金がなくて、大変でしょう。それだけではなく、心寂しく不安に駆られます。
そこで、次回からはこのようにお金の使い方を変えます。
7月25日に給料が入っても、お金を散在しないでください。最低限の買い物だけを質素に行ってください。まるで給料日前のように暮らします。8月23日までにそのペースを保ちます。
そして無事に、倹約ベースを保てたならば8月24日に焼き肉を食べたり、必要な服を必要数だけ買ってください。
つまり給料日前の24日に初めて少し豪遊するのです。節約できたご褒美です。
8月25日以降も同じペースで暮らします。
つまりお金が入ったらお金を使う生活ではなく、お金を節約できたらその範囲でお金を使っていい生活に変えることです。
そうすれば、新NISAに回せるお金も多くなっていきます。
ボーナスの使い方も給料と基本的に同じです。ボーナスが入ったから何かに使うのではなく、次回のボーナスまでは基本的に使わず倹約して暮らします。
そして次回のボーナス時まで倹約できたならば、そこで晴れて少しだけ必要なお金を使うのです。
そうすればお金が足りなくなりませんし、お金の不安もほとんどなくなります。あとはこの繰り返しを実行するだけです。
まとめ
- はじめに
- 6~7月のボーナスの使い道が将来の下地を作る
- 7月は今後の投資生活を再確認する時期
- お金以外の体験への投資も大事
- ボーナスを当てにしないで暮らす
- お金が入ったら豪遊ではなく、一定期間を倹約出来たら「少し豪遊」しよう
- お金が入ったらお金を使わない。節約できたら少しだけお金を使う。
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、
「7月が新NISA開始に1月よりも3倍最適な理由。ボーナスを単なる消費から投資へ移行する価値観が資産を増やす。」
という話をしました。
参考になればうれしいです。