はじめに
食器棚を持たない暮らしを始めて5年目になります。食器棚がなくて支障はないのか、ということについてお話します。
我が家の食器棚の歴史
思えば結婚当初(現在50代、結婚は20代)は、様々な家具を「嫁入り道具」として購入しました。その時、始めて買った食器棚は幅120センチ、高さ180センチもあるものでした。新居も決まらないのに、家具を先行して買いました。
地域差がありますが、当時はまだ婚礼家具を買う風習があった最後の時代です。2,3年違えば買わなかったかもしれません。
以後、戸建て新築時には作り付けの大型食器棚を付けましたが、その後は夫の転勤で賃貸に住んだので結局通販で小さい食器棚を買いました。
現在の食器収納について
現在の住まいに越した直後の食器の様子(4年前)
その後現在の住まいに来たわけですが、その際に思い切って食器棚を置かないで生活してみました。結果として台所のガス台下などと、その周囲を使い食器棚はいまだ買っていません。手持ちの食器は今までで一番少ないです。
こんな感じでシンク前に棚を設置。そこに食器を置いています。
水切り籠はあえて2個使いしています。
家具は収納物より存在大
改めて考えると、食器棚に限らず家具の多くは不思議な特徴があります。それは場合によると収納物よりも家具の重量のほうが大きく重いことです。
たとえ中身が減っても、収納物が変わらなければ依然としてその場の存在感とスペースを占有します。
「ガラーン」の意義ってなんだろう
例えばこんな不可思議な現象も起きるかもしれません。「我が家の食器はこれだけです」とガラガラの食器棚があるとします。「ガラーン」の意義っていったいどこにあるのでしょう。
食器棚がガラガラであれば、そもそも食器棚の存在意義がわからないことです。例えば100枚の食器があれば食器棚は必要かもしれませんが、20枚の食器しかないのならば食器棚はいらないということです。
数(量)が少なければ収納物は不要
我が家の場合はまさに、かつて100枚あった食器が20枚になったので食器棚が不要になったようなものです。そもそも「ガラーン」を強調する必要はどこにもないのです。
我が家の食器数は未確認ですが、食器の数が少ないならば、ガラーンを強調するがための巨大な食器棚はいらないということです。
さいごに
今回は食器棚を持たない暮らしをはじめて5年経過した経緯と背景を紹介しました。食器がある→食器棚が必要・・とは限らないことがあります。
家具を取り入れるとたとえ中身を減らしても住まいで存在を発揮します。だから収納物の家具は慎重になったほうがいいようです。
参考になればうれしいです。