
はじめに
新NISAで、年内枠を超えている分の資金運用についてお話します。
新NISAの年内枠を超えた分はどう運用する?
新NISAの年内運用枠は、全部で360万円です。
内訳はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。
もし、この枠を超えて資金を持っている場合、どう運用しますか?
考えられる方法は以下の方法です。
- 特定口座で運用する
- 銀行預金や個人向け国債で運用する
- 使う(運用しながら使う、運用しないで使う)
次の項目で、ひとつひとつ見ていきましょう。
1・特定口座で運用する
より多くの利益を求める場合、かつ猶予資金が十分にある場合はこのスタイルが考えられます。
特定口座とは、課税口座のことです。新NISAは、非課税で運用できることが最大のメリットです。
将来、売却して取り崩すときに運用益に対してかかる、約20%の税金がかからないということです。20%は大きいですよね。
とはいえ新NISAには一年の上限と、個人ごとに総額の上限があります。その枠を超えて運用すると、売却時には約20%課税されます。
ただ、課税されるとはいえ、利益の80%は得られるのですから、投資自体をしないよりも利益は増える可能性が高くなります。
非課税枠の新NISAと並行して、特定口座で運用すれば、将来的により多くの利益が期待できます。
また、いったん特定口座で運用して、翌年に特定口座の一部を売却して順次新NISAの非課税枠に移す(移管はできないので、実際は売却して新たに買い付けします。)方法も考えられます。
ただし特定口座を売却をしたいとき、運用益がマイナスの場合は原則売却は見送ることになるでしょう。売却のタイミングは重要です。株価が上昇またはプラスで安定傾向にある時期に売却することが必要です。
2・銀行預金や個人向け国債で運用する
投資は「ほどほどでいい。」、資金がそれほどない場合はこのスタイルが考えられます。
投資は新NISA枠だけにして、他は銀行預金や個人向け国債で運用するスタイルです。
資金があまり多くない場合や、リスクをあまり取りたくない場合など、手堅く運用したい方向けです。
ただし投資で運用する場合と比較して得られる利益は少なく、銀行預金、国債の比重が多いほどにインフレリスクがあります。その点は把握しておきましょう。
昨今は利子が以前より高くなっています。そのため、得られる利子はゼロ金利時代よりは多少マシになっています。
投資の利益には及びませんが、リスクを取らないで済み、運用は難しくないため投資に不可欠なメンテナンスがほとんどいらない点もメリットです。
12月はボーナス月なので、金融機関がキャンペーンをやっていることが多いです。通常の金利よりも上乗せされた金利を実施しています。
また、個人向け国債も一定の金額以上を買い付けると、キャッシュバッグなどのサービスが上乗せされていることがあります。
すべての金融機関がやっているわけではないので、購入前に調べる癖を付けましょう。
キャンペーン実施例
SBIネット銀行・・円定期預金1年もの
2025年11月17日(月)~2026年2月8日(日)預入れの円定期預金1年ものに特別金利年0.80%(税引後年0.63%)を適用
みずほ銀行・・個人向け国債
2025年12月募集の個人向け国債、10年債、5年債
100万円以上で、現金をプレゼント
100万円で現金千円~
対象枠がありますが、キャンペーンを利用しないと何も付きませんが、このような期間を利用すると100万円10年物購入で千円ももらえてしまいます。
知っているか知っていないか、調べるか調べないかで受け取るお金が変わります。
3・使う(運用しながら使う、運用しないで使う)
「使う」にも2種類あります。
- 投資で運用しながら使う
- 投資で運用しないで使う
最終手段は猶予資金は「使う」に徹するスタイルです。とはいえ、繰り返しますが、万が一のときは一定期間生活できる安全資産は確保して使いましょう。
また、猶予資金とはいえ、何年先までを見越したものなのか、綿密な計算と計画が必要です。
投資で運用しながら使うスタイルは、必要分を定期的に売却して運用します。うまく運用が進めば、資金が枯渇しない、または枯渇するスピードを遅らせる可能性が高くなります。4%ルールは有名な手法です。
一方で投資をしないで預貯金、国債に預け入れた分を取り崩すスタイルは、取り崩す都度、資産が減少していきます。さらにインフレリスクもあるので、枯渇するスピードが速くなることもあります。ただし株の上下とは無縁のためシンプルで分かりやすく、手間がいらないメリットはあります。
ライフイベント表を作ってお金を可視化する
むやみに不安になるのではなく、まずは現実を見える化しましょう。
家族の年齢、年ごとのイベント、必要な資金・・などを表にして見えるようにします。
- いつまでいくらお金が必要か
- そのお金の調達方法
などを確認します。
こちらにライフイベント表について書いています。
まとめ
- はじめに
- 新NISAの年内枠を超えた分はどう運用する?
- 1・特定口座で運用する
- 2・銀行預金や個人向け国債で運用する
- 3・使う(運用しながら使う、運用しないで使う)
- ライフイベント表を作ってお金を可視化する
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「新NISA年内枠を超えた資金はどう運用する?3つの方法」という話をしました。
参考になればさいわいです。