(70年ぶりに大幅な仕様変更された、最新の現金書留封筒)
はじめに
先日、現金書留の封筒を買ったら驚きました。
封筒が全く以前とは違う仕様に変わっていたのです。
これまで、小さな変更は2016年頃に一度行われたようです。
2016年の小さな変更は、宛名書き等をする箇所が複写式ではなくなったこと。
そういえば、いつの頃からか数年前に差し出す際に記入する用紙の一手間がなくなりましたよね。それがその変更だったようです。
それに対して今回は、もっと大幅な封筒の仕様変更です。
もくじ
- はじめに
- もくじ
- 新しい現金書留封筒は何が変わったの?
- 70年もの間現金書留封筒が変わらなかった驚き
- コロナの影響で現金郵送が増えた
- 現金書留封筒はのし袋OK、手紙を同封できます。
- 現金送付は郵便局窓口から差し出す方法一択です
- 現金書留をスムーズに送る手順
- さいごに
新しい現金書留封筒は何が変わったの?
封筒全体の色が違う
まず、封筒本体の色が違います。改正前の封筒は、黄色っぽい色でした。それに対して新しい現金書留封筒本体の色は、茶色っぽい感じです。
封筒の紙質が違う
封筒の紙質が違います。以前の封筒は「紙」な感じでした。それに対して新しい封筒は「紙」ですが、つるつるしていて防水効果があるような感触です。
封筒が2重から一重になった
現金書留封筒が、改正前封筒は二重でした。外側は黄色っぽい封筒本体で、内側に白い紙がセットされていました。
以前は二重になっている安心感がありましたが、反面、本体と内側の間に間違えて入れるとか、封筒の閉じ方がわかりにくいなどの欠点がありました。
それに対して新しい封筒は、袋が一重になったので、封入口もシンプルになりました。
(これまでは封入するときに互い違いに折り曲げて、のり付けして封入する必要がありました。)
これがちょっとわかりにくくて戸惑いましたよね。
ところが今回の大幅な仕様変更で封筒が一重になったので、封入は普通にのり付けしするだけになりました。
押印または署名の個所が3か所から2か所に減った
もう一つの変更は、封入の際の押印又は署名が3カ所から2カ所に減ったことです。
ただしその押印又は署名の箇所が、封入口の横に3カ所だったのが、縦長の部分に2か所に変わりました。
封筒には押印又は署名の日に箇所に印がありますが、これまでの長い慣習と違うので一瞬戸惑うかもしれません。
70年もの間現金書留封筒が変わらなかった驚き
それにしても大幅な仕様の変更が70年ぶりとは驚きます。
この変化が激しい時代において、70年も大幅な変更がされなかったとは、正直、「お役所仕事感」を感じなくもありません。
一方で変わらないことは、高齢の方などには安心できることだとも言えます。
どんなに時代が変わって技術が進んでも、現金を送れるのは郵便局だけです。つまり競争がありません。推測ですが、そうした背景も長きにわたり変更がなされなかった要因なのでしょうか。
コロナの影響で現金郵送が増えた
現在は、コロナの影響で冠婚葬祭でお金を直接渡す場面が減っているため現金書留の郵送が増えているのだそうです。
現金書留封筒はのし袋OK、手紙を同封できます。
ちなみにですが、現金書留の封筒には、のし袋に入れたお祝い金や香典などを入れて郵便局から郵送することが送ることができます。
その際には、一緒に一言メッセージや手紙などを同封しても構いません。
現金送付は郵便局窓口から差し出す方法一択です
ただし注意点として、現金は必ず現金書留の封筒に入れて現金書留で郵便局からしか送ることができません。
現金書留の封筒を売っているところも同じです。郵便局から買う方法のみです。コンビニなど、はがき、切手取扱店でも現金書留封筒は買えません。
現金書留をスムーズに送る手順
あらかじめ現金書留封筒を買ってキープしておくのがおすすめ
スムーズな現金書留代の送る基本として、できればあらかじめ現金書留の封筒を買っておきましょう。自宅に2~3枚現金書留封筒をキープしておくのがおすすめです。
自宅などで封入して、再度郵便局窓口に差し出して郵送したほうがベターです。
窓口では中に入れている金額を尋ねられますので、家族などに頼まれた場合は金額を聞いておくようにしましょう。
窓口で封筒を買い、その場で封入も可能だが
もっとも、郵便局窓口で現金書留封筒を買い、その場で封入して差し出すことも当然可能です。郵便局にはボールペン、のりが置いてありますので、それを封入して差し出すことははできます。
けれども、のりが乾くまでの手間や、入れ忘れなどのトラブルがないとは言えません。ですので、なるべく自宅で落ち着いて封入することをお勧めします。
切手は貼らずに差し出すのがおすすめ
切手を貼って差し出すことはできますが、現金書留はいずれにしろ窓口に差し出さないといけません。ですので、切手は貼らずに持っていったほうが無駄がなく効率的です。
さいごに
今回は、70年ぶりに新しくなった現金書留封筒の仕様紹介と、現金を郵送する際のコツや注意点を紹介しました。
年末が近くなると、お年玉、その他お祝い金など現金を郵送する機会が増えます。参考になればさいわいです。