簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きなことをして生きる暮らしの追及

ペイオフを意識して銀行を複数に分けずに済む裏ワザ



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

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はじめに

今回は、ペイオフを意識して銀行を無理に複数に分けないで済む裏技を紹介します。

ペイオフを意識して複数の銀行に預けるのは、正直めんどくさい

銀行の一般預金に預けていれば、預金保険制度の範囲内であれば全額保護されます。けれども肝心なのは、「預金保険制度の範囲内であれば」という点です。

これ、具体的には、「普通預金や定期預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごと、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護される」というものです。

裏を返せば、1つの銀行につき、保護されるのは1千万円までということ。それを超える預金を預けていた場合は、保護の対象外です。(ペイオフ)

というわけで、1千万円以上のお金を持っている場合は、銀行を2か所以上に預け分ける必要が出てきます。

ところが、扱いの銀行が増えると、管理が増えます。ネットバンキングを利用していれば、その分、IDやパスワード、メールアドレスなど、管理するものが増えます。

これが意外に面倒です。

 

ところが実は、ペイオフを意識して、仕方なく銀行を分けないで済む裏ワザがあります。

 

預金保護制度とは

まず、そもそもですが、なぜ銀行の定期預金や普通預金になら安心してお金を預けらえるのでしょうか。

それは、預金保護制度があるからですね。ではなぜ預金保護制度があると、安心して預けられるのでしょうか。

それは条件に応じた範囲内で万が一金融機関が倒産しても、預けたお金が保護されるからです。

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出展 金融庁ホームページ

なぜ一般預金に預けると安心なのか

私たちが普通、預金保護制度を意識して預けるのは、上記の預金のうち「一般預金等」です。これは具体的には、通常以下の預金になります。

 

定期預金、通知預金、貯蓄預金、納税準備預金、定期積金など

 預金保護制度の限度額

けれども一般預金に預けていれば預金保護制度対象ですが、デメリットがあります。それは限度額です。

一般預金は1金融機関につき1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息が保証されますが、ざっくりいえば1千万円を超えると、最悪の場合、戻らないことがあります。

前向きに解釈するとこの制度は「元本1,000万円までと破綻日までの利息が保証される」のですが、後ろ向きに解釈すると、1金融機関につき、一人あたり元本1,000万円までしか保証されない」わけです。

 決済用預金に預ければ全額預金保護対象に

そこで1千万円以上のお金を持っている場合は、金融機関を分けるわけです。けれどもそれが面倒くさい、ということになってきます。

このような場合は、ある方法で解決します。それは一般預金ではなく、決済用預金に入金しておけばいいのです。

ちなみに決済用預金とは「無利息、要求払い、決済サービスを提供できる」3条件を満たす預金です。「当座預金、無利息型普通預金等」です。

決済用預金に入れておけば、利息は付きませんが、ペイオフの対象外です。

決済用預金を使えば

例えば全部で5千万円の預金を持っている人が、預金保護制度の対象にするには5か所の銀行を利用しなくてはなりません。1億円持っている人は10か所の銀行にあずけなくてはなりません。いくらなんでも、これでは手間ですよね。

この場合、2~3か所の銀行に開設しておき、1千万円を超えそうな部分について決済用預金に入金します。

そうすれば、取引する銀行は、それほど増やさずに済みます。 

とはいえ、銀行は2~3か所に分けたほうが良い

実際は、いくら手間がかかるからとはいえ、所有する額にかかわらず、銀行は2~3か所に分けたほうがいいでしょう。

理由は、システムトラブルや、その他のアクシデントが避けられないからです。

決済用預金を使ってペイオフを回避する一例

さらにこれまではペイオフを意識して銀行を複数に分けていた方も、預金額が増えるほどに銀行を増やすことに嫌気がさしている方もいることでしょう。

この場合、決済用預金に預ければ手間を減らせます。ですので一般預金のほか、決済用預金を組み合わせれば、ペイオフを意識した銀行分けをしないで済みます。

変更前:5千万円のお金を持っている、5つの銀行(ABCDE)に預金を預けている。預金の管理が大変なので銀行を3つに減らしたい。けれどもペイオフが心配。

変更後:ABCの銀行を残し、DEを解約する。例えばA1千万円(定期預金)、B1千万円(定期預金)、C1千万円(定期預金)+2千万円(決済用預金)・・とする。(一例)

 

変更後のように決済用預金は預入額に関係なく全額保護されます。ですのでペイオフ対象外の部分は決済用預金に入れることで解決します。

決済用預金は利息が付きません。けれども現在はそもそも一般預金も利息が付きません。ですので、手間をかけながら無理に銀行を分けるよりも、決済用預金をうまく使えば、預け入れのお金を安心して置いておけます。

ちなみにですが、ベストセラー作家の森博嗣氏は、全額を決済用預金に入れてるそうです。氏は、一切、投資もしないそうです。もちろん借金もしない主義だそう。

さいごに

ただし自分が利用しようと思っている預金が決済用預金で間違いないかを、銀行に確認するようにしましょう。決済用預金だと思ったら、実はそうでなかったということも万が一ないとはいえないからです。

お金は増やすことに注目が向きますが、増やすことより、元金をキープすることを重視したい人も当然います。

この場合は、普通預金や定期預金だけではなく、決済用預金を利用すればいいわけですね。

投資などではなく、ただシンプルに元金保証を手間なく実施したい方の参考になればうれしいです。