簡単に暮らせ

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個人向け国債を買うときのボトルネックはあるのか?金利は定期預金より高いが○○に注意!金融機関窓口に相談する前に知っておきたい7つのこと



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

現在、金利が上昇しているので「定期預金よりも魅力がある!」として個人向け国債が注目を浴びています。

けれども、定期預金と違い何か敷居が高そうで、どこから買えばいいのか、金融機関では何をどうすればいいのかよくわからなくて、購入を迷っている方が多いでしょう。

そこで今回は、個人向け国債の特徴、メリットデメリットと注意点などをお話をします。この記事を読めば、個人向け国債のことが理解できるようになるでしょう。

1.個人向け国債とは

個人向け国債とは、一般人が簡単に買えるように設定された、国の債券です。債権とはお金などを貸している権利のことです。

「国債を買う」とは、日本にお金を貸すこと。その権利を買うわけです。お金を貸した見返りに利子をもらいます。

個人向け国債は3種類あります。

  1. 変動10年もの
  2. 固定5年もの
  3. 固定3年もの

国債と定期預金、どっちがいいのか

現在、注目をあびている個人向け国債は、どうして、注目を浴びているのでしょうか。これまで通りに銀行の定期預金ではだめなのでしょうか。

「何かボトルネックがあるのではないか」

と、不安になってしまいますよね?

結論を言うと、個人向け国債は、庶民が猶予資金の置き場として利用するにはとても良い場所です。むしろ銀行の定期預金よりもその安全性は上回ります。

長らくゼロ金利時代が続いたので、個人向け国債の金利もゼロ金利に近いものでした。ところが最近、金利が上昇。それでその安全性や、金利の高さを中心に注目を浴び始めたのです。

定期預金は、中途解約が可能です。ただしその場合、ペナルティとして利子が低くなります。元本割れはしません。いつでも申し込み出来て、いつでも解約できる点がメリットです。どこの銀行でも扱っているので身近で流動性が高い点が魅力です。

国と銀行、安全性が高いのはどっち?

普通に考えてわかると思いますが、銀行と国を天秤にかけるとして、どっちが上だと思いますか?

答えは

銀行<国

です。つまり、それだけ定期預金よりも個人向け国債のほうが安全性が上回ります。そもそもですが、銀行は一般預金者から定期預金などで預かったお金で国債を買っているんです。

ですから、ネットバンクなどのキャンペーン金利などの例外を除き、定期預金は個人向け国債の金利を上回ることが、ほとんどありません。

2・個人向け国債のメリット

個人向け国債のメリットは次の通りです。

  • 1万円から買える
  • 元本、利子は国が保証している
  • 用途に合わせて3種類から選べる
  • 最低金利が0.05%保証されている
  • 1年経過すれば中途換金できる
  • 年2回利子が支払われる
  • 毎月買える(年12回発行)、実質いつでも買える

個人向け国債って聞きなれなかった人も1万円から買えるなら、手軽ですよね。

途中でお金が必要になっても、元本割れしないで換金できるのはうれしいですよね。

なんといっても国が発行している安心感にはかないません。

3.個人向け国債のデメリットと注意点

メリットが多い個人向け国債ですが、デメリットと注意点もあります。

  • (利子は単利なので)複利効果がない
  • 発行日から1年は換金できない
  • 中途換金すると、直前2回分の利子がペナルティとして差し引かれる(2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685・・0.79685は利子の受取時に、20.315%分の税金が引かれているため)
  • 金融機関有人窓口では、積極的にすすめてはいない

個人向け国債の金利は単利

単利であることについて、気付く人は少ないです。単利ですから、複利効果がありません。単純に元本に金利が付くだけです。複利ならもっと受取額が増えますが、単利なので元本に金利が付く構造は満期まで同じです。

一年間は中途換金できない

発行から1年は換金できません。それに対して定期預金はいつでも解約できます。そのため流動性については定期預金を下回ります。

個人向け国債を買うときは、1年間、使わないお金を利用しましょう。

中途換金のペナルティ利子がバカにならない

中途換金すると元本割れはしませんが、ペナルティが利子から引かれます。投資商品などと比較すると決して高くはない利益(利子)から引かれますから、けっこう大きいです。

しかもすでに受け取った利子を、さかのぼって差し引かれて入金されますから、ちょっとショックですよね。

4・銀行などの窓口では個人向け国債を売りたがらない傾向

銀行などの金融機関窓口では、個人向け国債を売りたがっていないかもしれません。

理由は主に2つあります。

①ひとつは相応の手続きに時間がかかる割に、銀行が得られる手数料が少ないからです。こちらから申し出ない限り積極的に紹介はされないでしょう。

②もうひとつは高齢である方や、リスクなどの認識が低いかもしれない方にはのちのトラブル防止を考慮して、スムーズに案内してもらえないことがあるからです。

個人向け国債は安全性が高い金融商品ですが、一年は換金できません。ですから金融機関も慎重に対応するために、想定外の対応をされることもあるかもしれません。

そのため国債を銀行などの窓口に買いに行く場合は、事前にある程度予備知識を得て、行くほうがいいでしょう。もちろん、質問があれば遠慮なく聞きましょう。

一番いいのはネット証券で買うことです。そうすれば余計な時間も手間もいりません。なかには現金をプレゼントするキャンペーンをやっていることがあります。(100万円で1,000円くらい)ネット証券で買うだけで、同じ国債でも得られる利益が違ってきます。

5・個人国債は買う期間が決まっているのか

個人向け国債はいつ買えるのでしょうか。

個人向け国債は毎月発行されていて、募集期間はそれぞれ前月の3週間くらいです。毎月1週間くらいだけ買えない期間がありますが、それ以外はいつでも買えます。

けれども、それぞれの回ごとに金利などの条件が違います。そのため、自分が必要とする回の国債を買うには、募集期間内に手続きを完了する必要があります。

個人向け国債は、それぞれの回ごとに募集期間があります。この期間内に申し込みと手続き(入金)が必要です。

6・タイミングを考えないで買う

金利は上昇傾向ですが、その販売期間ごとに金利は変わります。けれども目的次第ですが、金利を比較して「買ったり買わなかったり」という買い方は基本的にあまり意味がありません。国債を買う目的って多くは安全資産の置き場所としての利用ですよね。普通預金に入れてしまうとつかってしまうので、分けておきたいという感じでしょう。

現実的には購入した回ごとに金利は違います。けれども金利が上がるのを待っているうちに普通預金に入れっぱなしにして使ってしまうくらいなら、さっさと個人向け国債に入れたほうがいいという理由です。

例えば募集期間が2026年3月5日(木)~3月31日(火)、発行日が2026年4月15日(水)の第192回変動10年物の個人向け国債を買うとします。

この場合、手続きと入金は2026年3月5日(木)~3月31日(火)にする必要があります。

有人窓口の銀行の場合、営業時間内に募集期間に手続する必要があります。

ネット証券などのインターネットの金融機関の場合は、募集期間に申し込みを済ませておくだけです。

特に何回の国債を買うということがなく、「とにかく今、国債を買いたい」と考えるなら、「その時点で募集されている国債を買えばいい」だけです。

7・今から購入できる個人向け国債の情報はどこで得る?

今から購入できる個人向け国債の情報はどこで得ればいいのでしょうか。銀行などの窓口にわざわざ行かなくても簡単に知ることができます。

こちらの財務省のウェブサイトを見ればいいだけです。

個人向け国債窓口トップページ : 財務省

募集期間や発行日、金利などの情報がわかります。

3つの種類、どのタイプを買うか

3種類の個人向け国債ですがどれを買うか迷いますよね?

選び方の一例としては次の方法があります。

悩んだら、金利が上昇する可能性が高い現在は変動10年ものでいいでしょう。ただし中途換金すると前2回分の利子がペナルティが引かれます。10年は長いので注意してください。

ちなみに筆者は、選ぶ人が少ないであろう「固定3年もの」派です。流動性と利子を確実に受け取ることを重視しています。

ただ、「10年は長すぎる」と考えるなら、固定金利ですが現時点で一番利子が高く期間が長すぎない固定5年でもいいでしょう。以下はそれぞれの選び方の一例です。

①現役世代・・期間が短い3年、5年固定タイプ

現役世代は、何かとお金を使う機会が多いです。そのため当初はしばらく必要ないと考えていても、急にお金が必要になることがあります。

そのときに中途換金をすると、直前2回分の利子がペナルティで引かれます。それはもったいないので、初めから期間が短く利子が固定されている3年、5年を選ぶスタイルです。

②リタイヤ世代・・金利が上昇を見込んで変動10年タイプ

リタイヤ世代は基本的に急にまとまったお金が必要になる機会が少なめです。そのため金利が上昇している現在は将来の金利上昇が期待できる変動10年ものを選ぶ手法です。

③投資に使う資金の一時置き場・・固定3年もの

新NISAなどの投資にあてる資金を、入れておくために使うなら期間が短い固定3年物を選ぶスタイルです。

新NISAは年間の限度額が一人360万円です。そのため360万円を超える資金はどこかに入れておく必要があります。

この場合は特定口座で運用して新NISAの枠が空いたら順次、いったん売却して新NISAに入れることも考えられます。

けれども3年後以降に安全資産で待機したい場合は、個人向け国債固定3年ものがいいでしょう。

まとめ

さいごに

今回は「個人向け国債を買うときのボトルネックはあるのか?金利は定期預金より高いが○○(単利)に注意!金融機関窓口に相談する前に知っておきたい7つのこと」という話をしました。

参考になればさいわいです。