はじめに
こちらの書籍『人生うまくいく人の感情リセット術』の中で紹介されていた映画2点を見てみました。
どちらもとても面白く、内容もよかったので紹介します。
(現在「アマゾンキンドルアンリミテッド読み放題」で読書可能です)
『イエスマン』・すべてに「イエス」と答えるだけ
(この映画は有料レンタル料金で見ました。価格はリーズナブルです)
何かにつけNOと答える習慣の主人公
「ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えて」感情をリセットする例として、この映画が紹介されていました。
「イエスマン」という映画です。主人公カールは、妻と離婚して間もなく、仕事もプライベートもぱっとしません。
同時にカールの習慣は何かにつけ「NO」と断りを入れることでした。ダイレクトに断らないにしても、予定が入っていると言う習慣の日々。
すべてにイエスと答えるセミナーに出席
そんなある日友人と妙な自己啓発セミナーに参加。それはすべてに「イエス」と答えること。
直後から、本来はNOと返事する事態の嵐。ホームレスを車に乗せる。手持ち金を全部貸す(当然戻るはずがない)。
休日出勤にイエスと返事する。融資依頼にイエスと答える。あらゆるやってみたいと思っていた教室に行き、飛行訓練を受け、韓国語を学び・・とカールの生活はどんどん変化していきます。
自分にも心当たりが多々ある
たいした用事なんてないのに、なんとなく体裁のいい断りを入れる。うん。あるあるです。
カールも同じように断りを入れ続けていました。ところが「イエス」と答えてみたら、これまで見えなかった世界が広がってきました。
もちろん、イエスと答えることで災難もあるわけですが、NOと答えても結局、これまでの生きざまと何ら変わりはありません。
誰でも積極的に生きられる
要は少しの勇気を出して、訪れた小さな機会を受け入れることが好転していくきっかけになると解釈しました。
誰でもその気になれば積極的に自分が思うような生き方をできると実感させられた作品です。
コミカルで笑えると同時に、深く考えさせられる映画でした。
『幸せのちから』・「守りたい人」がいる沸き起こる底力
この映画はアマゾンプライムで見られました。(視聴時点)
売れないセールスマン
医療用機器セールスマンのクリスは、(自腹で医療機器を買って売るセールス業)一台も売れず家計はひっ迫。
ついに妻は子供を残し出て行ってしまいます。直後、家は追い出され、公衆トイレで夜を明かし、支援の日替わりの宿泊所を当てにするも悲惨な日々。
息子にかけるポジティブな言葉にいやされると同時に悲しい
このあたりのエピソードで感心しつつ、暖かい気持ちになるのは、クリスが息子に悲壮感を与えないことを意識していることです。
例えばトイレに寝に行こうとしているときは、
「ほら、恐竜から隠れるために穴ぐらに隠れるんだ!」
と言って息子の手をつないで笑顔で楽し気に飛び込むとか。これこそが親の愛ですね。
証券マンとの出会い
ある日クリスは羽振りのよさそうな男が証券マンと知ります。そしてその男が務めるインターシップに応募し合格しますが、6か月間本採用までは無給なのです。
クリスは必死に仕事に取組み見事採用されます。研修中の昼休みに、車にひかれて頭を打ったのですが、交通事故のことよりもクリスがこのとき気にかけていたのは、どこかに飛んで行った片方の靴のこと。
そして何事もなかったかのように片方の靴で研修室に戻り、帰宅しています。それだけクリスは必至だということ。
実在の人物の自伝的映画
この映画のストーリーは実在のクリス・ガードナーの自伝がもとになっているそうです。
書籍ではクリスが採用を勝ち取ったのは6か月という期限と、息子という守るべき存在があることを挙げています。
必死になれば、短期間で状況を変えることも可能なのかもしれません。いわゆる火事場のバカ力というやつでしょうか。
同時にクリスは自分でも気づいていない数学的才能というか、地頭の良さもあったようです。(をこの時誰も攻略していないルービックキューブを、短時間で攻略したり)けれども普段は、本人が必死にならなければそれらが芽を出したり陽の目を見ないのかもしれません。
クリスが必死になったからこそ、これらが前面に出てきたのです。
さいごに
書籍で紹介されていた2作品です。映画好きの著者とあり、どちらもよい作品でした。映画だけでなく、書籍も良い内容です。
参考になればうれしいです。