はじめに
今回は、「50歳前後になったら、早いうちに身の回りの持ち物を減らすことをお勧めする話」をします。
なぜ老後ではなく50代で開始するのか
理由はシンプルです。一般に、体力や気力が一気におとろえるからです。
50代前後になると、子育てが終わり、子供が家を出ていく人多いでしょう。家族構成ががらりと変わり、これまでの持ち物が不要になる人もいます。
このときに要らなくなった物を片付ければよいのですが、うっかり放置すると後が大変です。
なぜかというと、まだ身近に迫る老化に実感が持てていないんですね。それで現状維持で、巣立った子供の物も自分の物も「捨てたくなったらいつでもできる」と、先送りしてしまうんです。
老化や病は一度訪れると以後は早い
ところが老化は一度忍び寄ると、そのあとは早いです。老化だけではありません。病がきっかけになることがあります。いずれにしても、50歳前後の、特に女性は健康の変化がものすごく激しいんです。
40代の終わりに突然遭った脳出血
事実、私がそうです。私は40代終わりのころに、突然脳出血に遭いました。普段から食べ物も気を付けていたし、運動も適度にやっていました。
前後に高血圧になったことはなく、後にも先にも高血圧だったのは、救急車で運ばれたそのときだけなんです。
過ぎたことを悔やんでも意味がない
原因不明ですが、
「あの時こうしていれば」
「もしかして、あれが原因かも」
と、過ぎたことをいくら考えても意味がありません。
もちろん、現在に至るには、多くの方の助けがあってのことだと感謝の気持ちは何度も沸いてきます。
数年前平気だったことが、突然できなくなる
幸いに今、わたしはブログを書き、毎日散歩に行くことができます。一方で、家事はできるけれど、以前よりかなり疲れやすく、一度でできる家事は少なくなっています。
何をやるにも以前の数倍かかります。ですので常に時間が足りない感があります。
不用品処分は後回しになりがち
このようにしていくと、どうしても優先順位が後回しになるのは、不用品処分です。
私は以前、粗大ごみに捨てるものがあるときは、すぐ申し込みをしていました。実際、やることは電話をかけて、手数料のシールをコンビニで買い、収集日に出すだけです。
重い荷物は当然、夫と息子に運んでもらえばいいので、私は大した手間が必要ではありません。
「たったそれだけのこと」ができなくなる
ところがなぜか、たったそれだけの手間が、なかなか実行に移せません。
一応、粗大ゴミに出す予定のものを紙にメモしているのですが、「また今度」の繰り返しで、もう一か月くらい放置しています。
私の場合は病が原因で判断能力、決断力、実行力、気力が低下していると思われますが、多くの場合、例えば娘が親や義実家で不用品を処分しない理由に首をかしげます。
年配の人が簡単な行動を起こさない気持ちがわかる
私はそれらの方の気持ちが少しわかる気がします。
理屈ではわかっているのですが、気持ち的に疲れて行動に移せないのです。
あくまで余談ですが、私の現在の本音として、もしぼったくりや、変な人でなければ、業者の人が「有料ですが今全部不用品を間違いのない方法で処分します。」と言われたら、多少割高でもOKするでしょう。
ところが幸いというかなんというか、治安が良いので、そうしたセールスが来ることはありません。
さいごに
このように、ある時期になると突然気力がなくなり物を処分しにくくなります。だから体力と気力があるうちに、いらないものは処分したほうがいいです。
特に女性は50歳前後に健康上の大きな変化があります。ですので、早めに片付けや捨て作業をすすめることをおすすめします。
特に梅雨前の今の時期は、引っ越しシーズンも終わり、気候が安定しています。作業の負担が出ませんし、業者さんを頼む場合でも、比較的空きがありそうです。