簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる暮らしの追及

セール品は8割節約にならない。シーズン前に定価で本当に必要なものを買って120%有効活用しよう。



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

セールはお得で、節約になると信じている方は多いでしょう。けれども実は、損することが多々あります。

一方でシーズン始めに定価購入の買い物は、一見節約と無縁なようですが、実はセール品を買うよりも実質、安いということが多々あるんです。

セール品が節約になる確率は低く、8割は失敗に終わります。ですが、正しい買い方をすれば定価でシーズン前購入で120%の有効活用ができます。

セール品が節約にならない理由

セールに目がなかったかつての私です。けれどもセール品は、たいていの場合うまくいきません。

理由は簡単です。セール品は在庫処分品であり、多くの人が手にしなかったあまりものだという現実があります。

それを知れば(知っていると思うけど)簡単にセール品に手が伸びることはありません。

それからセールになると平常心を失います。

「得だから何か買わないと損。」

みたいな気持ちとか、リアルな店舗なら周りの雰囲気にあおられます。

それから

「来年着る服」

を買ったとして、翌年は気分が変わったりライフスタイルが変わることがあります。

確かにセール品は、たまたま欲しかった品があればラッキーですし、ベルト、ぼうし、スカーフ、ハンカチなど、あまりほかの人が手に取らない目立たない品を買ってうまくいくことはあります。

けれどもおよそのパターンで振り返れば、たいていの場合は高くついてしまうことが多いですね。

「いいもの」はシーズン開始直後になくなる

本当にいいものは、シーズン開始直後に売れてなくなります。私は最近になって、例えば洋服を買うときには原則、シーズン開始前に手に入れることにしています。

もちろんこの場合、注意点はあります。それは非現実的なおしゃれさんになろうとしないことです。この場合はたいてい、幻想を抱いて失敗します。シーズン先取りをして、シーズン開始しても、一度も袖を通さない服を買ってしまうのです。

一方で現実を見据えたシーズン直前、早めの購入は商品が豊富です。サイズもそろっています。もちろん定価で買うことにはなりますが、次の例を考えてみてください。

本当に得なのはどっちですか?

  1. 冬物を3月頃に、セール品で定価1万円の服を5千円で買った。次のシーズン中に着た回数は3回だった。
  2. 冬物を9月くらいに、定価の1万円で買った。シーズン中に着た回数は20回だった。

購入価格はセールで買った「1」が安いんです。でも着用一回当たりの費用を計算すると、(色を妥協して買ったためそれほど着なかったようです。)そのためか1666円です。

定価の1万円で買った場合は、自分のニーズにぴったりだったため、着用一回当たりの費用は500円です。

正解は明白ですね。定価で買うほうが結局は得なんです。もちろん例外はありますよ。でもたまたま運が良かったか、買い物上手かセンスがいい人以外は難しいでしょう。

どのみち必要なものは、確実に手に入れる

どのみち必要なものは、品物が豊富なうちに余裕をもって確実に手に入れるほうが無駄がありません。セールを待ったり、シーズン開始後に買おうとすると、いいものはもうたいてい、売り切れています。

買い物は行き当たりばったり買うのではなくて、シーズン中に必要なものを一気にまとめ買いします。そしてあとはフルに活用しまくります。

シーズンに入ったら、もう買い物が済んでいるので、もうそれらの買い物は考えません。これが節約につながります。

買うときは一気に買い、手放す時も一気に手放します。すると新旧入り乱れないので管理が楽です。例えば

  • タオル
  • 下着
  • 靴下

などはこの一気に買い替えが適しています。

2年前、シーズン開始前に買ったブラウスをヘビロテした例

2年前、上記の理由でシーズン開始前に2枚のブラウスを買いました。一見似たようなデザインのブラウスはよく見かけますが、細かい要望があったのです。

例えば・・

  • コットン100%ではないこと。コットンに化繊が2~5割あるものが理想。(シワシワになるから。アイロンをかけたくない。)
  • 首が詰まっているもの。(日焼けをしたくないから)
  • 白、ネイビーの無地。
  • お尻が隠れる丈。(ボトムインも可能な長さ)
  • 大きすぎないシルエットではないこと。(普通のサイズ感)
  • 七部袖(肘をだしたくない)
  • 値段は予算以内

このような条件を決めてから買いに行きました。それこそ気合を入れて。そして見事、見つかったので買ったというわけです。

このブラウスは2シーズン目の今年もヘビロテしました。定価でしたが、オンシーズンになったら売れてなくなっていたと思います。

必要なものはシーズン前に手に入れる

例えば寒くなってから着る服や小物は、寒くなってから買おうとすると、いいものはすでに品薄です。下手すると全然手に入りません。結果として妥協することになります。

妥協点は、値段、デザイン、サイズ、素材、さまざまです。

最近では、例えば夫用にモンベルの日傘を手に入れました。購入したときはオンシーズンでしたが、まだ暑さがいくらか弱かったので手に入りました。

直後、ネットではモンベル日傘称賛の嵐です。男性が持って違和感ない日傘はみつかりにくいからでしょう。

手に入りにくいお気に入りのソックスと下着をすでに購入済

今年の秋冬ですが、もう9月なので、お気に入りのあたたかいソックスと下着を先日すでに準備し終えました。

価格に上限を設けなければある程度手に入りますが、「価格の割に良品でつかいやすもの」はあっという間にシーズンに入ると売り切れるからです。

まだ夏のなごりがある9月中なら、余裕で買えます。先日、すでに購入しおえたので、今シーズンのソックスと下着は大丈夫そうです。

まとめ

各項目は記事のリンクになっています。読みたい記事をもう一度読むのに便利です。

さいごに

今回は、「セールは在庫処分品。得してるようで実は損もアリ。シーズン前に本当に必要なものを買って節約。」という話をしました。

確かに、セール品を活用できているなら良いのですが、確率的にはむずかしいのです。

それよりも必要なものは、品物が豊富にあるシーズン開始直前~開始直後に計画的に買いそろえてしまうのが間違いありません。

そうすればシーズン中、ヘビロテできますから、利用回数が多く出したお金に見合うか場合によってはそれ以上の効果があります。

本当にお得な買い物とは、値段そのものではありません。基本的に出したお金に対しての利用頻度が高いことです。

1万円のブラウスでも、シーズン中20回着れば一回当たりの金額は500円ですが、5千円のブラウスでも3回しか着なければ一回当たり1,666円の支出となり割高な買い物になります。

セール品が節約になる確率は低く、8割は失敗に終わります。ですが、正しい買い方をすれば定価でシーズン前購入で120%の有効活用ができます。

 

参考になればうれしいです。