PB品で節約・品質・価格・目的、を比較してメーカー品とをかしこく使い分ける

はじめに

今回は、「PB品で節約・品質・価格・目的、を比較してメーカー品とをかしこく使い分ける」という話をします。

生活必需品の食品や日用消耗品について、PB品を取り入れることで節約効果があります。

ただし、やみくもにPB品を選ぶのではなく目的などに応じて使分けることが、上手に利用する秘訣です。

PB品とは

PB品とは、「Private Brand（プライベートブランド）」の略称です。頭文字をとってPB品と称しています。

一般品との違いは、もともと商品の開発や製造を行わない、小売店や業者（大手スーパー、コンビニなど）が、扱った商品であることです。

もともと販売（小売り）を行う業者が、自社で開発や製造を行った商品を販売します。

PB品の例

例えば

• イオン系のトップバリュ
• セブン、ヨーカドー系のセブンプレミアム
• 西友系のみなさまのお墨付き
• ローソンのローソンセレクト
• ファミリーマートのファミマル

・・などがあります。

大手の小売店なので、皆さんも何かしら買ったことがあるのではないでしょうか。

PB品でなぜ節約できるのか

PB品をうまく活用すると、節約効果があります。理由はたいていのPB商品は、すでに市場に同じようなメーカー品の商品が出回っているからです。

メーカー品の場合は、CM、広告などをひんぱんに見かけます。当初はそれをきっかけに使い始めることもあるでしょう。

PB品の多くは、すでに前提となるメーカー品が存在しています。それと似たようなPB品は、メーカー品より割安な定価で販売されています。そのため、PB品を買うだけで、節約効果があるというわけです。

PB品はなぜ安いのか

PB品の多くは、類似のメーカー品より割安な定価です。理由はなぜでしょうか。

メーカーが費用をかけて開発、販売と実績を上げた商品を扱う傾向にあるため、販売実績にこぎつけるまでの費用があまりかからないことも、理由にあるでしょう。

また、類似のメーカー品自体が一方ではPB品も製造していることもあるでしょう。

一方でPB品は基本的に、商品個別のCMや広告はほとんど見かけません。

メーカー品とPB品、品質に大差ないものと違うものを使い分ける

なんでもやみくもにPB品一択にするのはおすすめしません。個別にどちらを選ぶか判断して納得いくものはPB品にします。

PB品は、メーカー品と大差ないものがあれば、差があるものもあります。中身の品質が変わりないのであれば、PB品を買うことで節約になるのは明白です。

問題は、安いものを買って、品質が劣る場合です。極端に品質が良くないというものは今のところないと思われますが、実際は差があることもあります。

いくら節約したくても、おいしくなかったり、原材料に不安を覚える場合は、無理に使わずにメーカー品を選びましょう。

反対に、「PB品なのに同類のメーカー品より品質が良い」・・ということは、類似の商品がある場合は今のところ見かけた記憶はない気がしています。

けれども次の項目で書きますが、メーカー品より品質がレベルダウンしていても、それが自分に合っていたり、許容範囲である場合は別です。

メーカー品よりいくらかレベルダウンでも、自分に合うものもある

そのほか、基本となるようなメーカー品より、いくらかレベルを落としているような商品も見受けられます。

このレベルの落ち方が、買う人にとって許容できるものであれば、基本のメーカー品より類似の商品を安く買うことができます。

たとえば、筆者は最近、グラノーラを買うことがあります。この場合メーカー品ではなく、トップバリュのグラノーラのような商品を選んでいます。

この場合、確かに品質はメーカー品のほうが良いのですが、トップバリュの安価なグラノーラのほうが、噛みやすくむせにくく、消化が良いのであえて安価で言い方は悪いですが、ややレベルダウンしているほうのPB品のグラノーラのような商品を選んでいるわけです。

こちらに詳しく書いています。

www.kurase.com

PB品が増えるのは、よろこばしいことか

PB品はおおむねメーカー品より安いので、PB品が増えるのは節約効果があると思うかもしれません。

けれどもこれに関してはデリケートな問題があるといえます。仮に世の販売品がPB品ばかりになってしまうと、店舗のシェアが増えると同時に扱う製品も画一化することになります。

画一化されてしまうということは、商品が向上する機会が減る恐れがあります。そして現状はPB品購入が節約につながりやすいのですが、将来、PB品がメインになってしまうと、競合が減るので、価格が跳ね上がる可能性もでてきます。

店も商品も、囲い込みの状態になってしまうわけです。そのような意味でも、PB品ばかりが増えてしまうのは、あまり好ましくはありません。

現状くらいの割合が、ちょうどよいというところでしょう。

まとめ

さいごに

今回は、「PB品で節約・品質・価格・目的、を比較してメーカー品とをかしこく使い分ける」という話をしました。参考になればうれしいです。