はじめに
保険は一般に「ムダ」扱いされることが多いのですが(当ブログでもそのような内容の記事を書いています。)、一方で少額短期保険をうまく組み合わせれば、不安と「ムダな保険をかけたくない」というジレンマにうまく対応できることがあります。
少額短期保険って何?
また、少額短期保険は、商品の開発から実際に商品化されるスピードが速いという特徴があります。そのため、最近の目まぐるしい社会の変化に沿った保険商品のラインナップがあるという特徴があるんです。
ちなみに少額短期保険は、2006年の保険業法改正で誕生しています。結果、2021年2月の時点では、108社があります。
少額短期保険と、普通の保険との違い
少額短期保険と、普通の保険との違いですが、一般の保険に対して少額短期保険は・・
- 保険期間が短い
- 掛け捨て型
と覚えておけばいいです。ただし注意点としては、保険金額の上限が一般保険よりも低く、保険契約者保護機構の対象外であること、保険料控除の対象外であることが挙げられます。
少額短期保険の注意点
※保険金額の上限については、少額短期保険が扱えるのは保険期間一年(損害保険は2年)以内です。扱える保険金額にも条件があり、合わせて1千万円以下です。
※保険契約者保護機構とは、生命保険会社が破綻しても、生命保険契約者保護機構が資金援助等を行い、保険契約者の保護を図るしくみのことです。
※保険料控除とは、年末調整や確定申告で一定の申告をすることで税金が軽減される制度のことです。
少額短期保険で人気がある保険とは
このような注意点がありますが、それを踏まえたうえで、ピンポイント的に少額短期保険を利用すれば、高額な保険を使わずに目的に応じて低額な保険で済ませることができます。
例えば最近、人気なのは家財保険です。少額短期保険は、代理店が扱うケースが多いようです。
個性的な保険もある
このほか、少額短期保険は個性的な保険も販売されています。
たとえば結婚式を挙げる人が自然災害で中止になった場合の保険とか、ストーカー対策の保険、発達障害向けの保険など多様です。
さいごに
このように少額短期保険は、時代に合った多様な保険があるのですが、あまり宣伝されていないので、知られていないのが現状だそうです。
確かに過去記事でも触れているように、保険は大きな買い物であることが多いのですが、一方で今回紹介したような少額短期保険は「必要な時に必要な保険だけ」をピンポイントで掛けられるメリットがあります。
今回はあまり知られていない定額短期保険についての紹介をしました。参考になればさいわいです。