はじめに
7月くらいから、米(白米)が、すんなり買えない状態が続いています。
代わりに主食になる方法をとらざるを得ません。今回は白米(炊飯器で炊いて食べる通常の精米)の代わりになる主食についての提案を紹介します。
まずは落ち着いて、代替品を試してみましょう。
令和6年夏の米不足の原因
令和6年夏現在の、米不足はなぜ、起きたのでしょうか。
原因はさまざまですが、主な原因は以下だといわれています。
①昨年2023年の猛暑
昨年2023年の猛暑で、米の流通量が不安定だといわれています。
また、現在の夏は、新米が出る直前ということもあり、在庫が不安定になる原因ともなるようです。
②インバウンド需要が増えた
訪日外国人が増えたので、その方たちが食べる食品が必要です。結果、当然米も多く消費されたでしょう。
訪日外国人の国別割合としてはアジアが多くを占めます。JTB総合研究所が発表したデータによれば国別外国人の人数は以下のようになります。
2024年5月 訪日外国人数(推計値)3,040,100人 前年同月比 +60.1%
国・地域別 訪日外国人数 2024年5月
- 韓国 738,800人
- 中国 545,400人
- 台湾 466,000人
- 香港 217,500人
・・など
通常の精米(白米)は全く買えていません
ちなみに筆者の場合ですが、週1ペースで通常はネットスーパーで米を含めた食品などを買っています。
米は毎週注文するわけではありませんが、7月初めくらいから
「米が店頭から消えているらしい」
ことは、うすうす認知していました。
ただ、最近は筆者宅で白米の消費は控えめだったため、7月下旬くらいのタイミングでネットスーパーで白米を買おうとしました。
すると通常の精米の白米は全く買えませんでした。
ただ、このときは
「近隣のスーパーに行けば1袋くらいは買えるだろう。」
と思っていました。とりあえず、先週末に再び近隣のネットスーパーで米を買おうとしましたが、やはり買えません。
ただ、玄米は買えたし、レトルトご飯は買えました。
そして今日、最寄りのスーパーに直接行って米の棚を見に行きました。すると白米も玄米も在庫はなく、もち米や雑穀米が少しあるだけでした。
けれども代わりというか、レトルトご飯はたくさん陳列されていました。
米の代わりに買う主食の代替品
①玄米、レトルトご飯
精米の白米が買えないので、代替品として以下の方法をとっています。
- 玄米(雑穀米)
- レトルトご飯
とりあえず、上記を買える間はこれでしのぐ予定です。
ただ、デメリットがあります。
玄米のデメリット
- 炊くのに時間がかかる
- よく噛んで食べないと消化が良くない
- あわない、苦手な人がいる
玄米のメリット
けれども玄米にはメリットがあります。
- 栄養価が豊富
- 腹持ちがよい
- 便通が良くなる
筆者宅では以前から、こちらをリピートしています。
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玄米のほか押し麦なども検討できます。
レトルトご飯のデメリット
レトルトご飯は手軽ですが以下のデメリットがあります。
- 精米に比べ割高になる
- 製品によっては、味や品質のばらつきがある
レトルトご飯は、精米と比べて割高です。家族が多い、食べ盛りの子供がいる場合は食費が増えます。
レトルトご飯のメリット
レトルトご飯にはメリットがあります。
手軽にレンチンしてすぐ食べられる
- 炊飯の手間がいらない
- 外食や総菜より割安
- 調理が簡単
- 災害備蓄品に利用できる
レトルトご飯は、炊飯や調理の手間いらずで、やけどに注意すれば子供や男性も失敗なく食べられます。
また、精米より割高とはいえ、外食や総菜より割安です。
災害備蓄品などの容易にも活用できます。
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新米が出回れば、少し米の流通も落ち着いてくれると思いますが、それまで何とかしのぐ必要がありそうです。
ただ、それ以降、つまり令和7年の夏以降の米はどうなる見込みかわからないところです。
②パスタ(乾麺)
米の代替品としてパスタを活用できます。パスタは保存期間が長く、未開封の状態で製造日から3年くらいの保存が可能です。そのため災害備蓄品の利用にも向いています。
ただし
「洋食を常食になんてできない!」
という声が出るかもしれません。
パスタは、味付けを変えることで実はどんなアレンジもできます。例えばめんつゆ大根おろし、ポン酢で和風パスタ、ソース味で焼きそばなどアレンジは無限です。
料理研究家のケンタロウさんのお母様(亡き小林カツ代さん)は、ケンタロウさんが子供の時、パスタを使った焼きそばをよく出してくれたそうです。ところが焼きそばの麺がパスタだと気づいたのはだいぶ後だったそうです。
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③うどん
うどんや消化が良いので食欲がない時も食べられます。冷凍うどんは店で食べるうどんと変わりなくコシがありおいしいものです。
そのほか、
- そば
- そうめん
- ラーメン
などの麺類も応用できます。
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④じゃがいも(イモ類)
ジャガイモは、太るイメージを持つ人が多いですが、それはポテト系スナック菓子やファーストフードの、フライドポテトのイメージです。
ドイツではジャガイモを一日一回は食べるようです。つまり主食か主食に近い存在です。
じゃがいもは栄養価が高く、実は毎日取り入れたいくらいの優秀な食品です。食べ方としては、蒸す、ゆでる、レンチンなど様々な食べ方ができます。
味もたんぱくなので料理のアレンジもしやすい食品です。
そのほか
- さつまいも
- かぼちゃ
なども応用できます。
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⑤コーンフレーク、グラノーラ、オーツ麦、オートミール
コーンフレーク、グラノーラ、オーツ麦、オートミールは、そのまま、牛乳や豆乳をかけて食べることができます。調理不要なので、手軽です。
トウモロコシは生のほか、缶詰、レトルト品などを組み合わせることで、アレンジや応用ができます。
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⑥パン
パンは多様なものがあります。なるべく甘さが控えめになっているものを選びましょう。
このように保存可能な完全栄養食のパンも販売されています。腹持ちがよく食べ応えがあります。
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⑦小麦粉を使った料理全般
小麦粉を使った料理はいろいろあります。
- お好み焼き
- チヂミ
- たこ焼き
など
お好み焼き、チヂミに、たっぷりの野菜や肉などを加えて焼けば、栄養のバランスが取れます。
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まとめ
今回紹介した食品は、複数を組み合わせるなどで飽きずに食べることができます。この機会に、新たなレシピに挑戦するなどするのもおすすめです。
- はじめに
- 令和6年夏の米不足の原因
- 通常の精米(白米)は全く買えていません
- 米の代わりに買う主食の代替品
- ②パスタ(乾麺)
- ③うどん
- ④じゃがいも(イモ類)
- ⑤コーンフレーク、グラノーラ、オーツ麦、オートミール
- ⑥パン
- ⑦小麦粉を使った料理全般
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「令和6年夏の米不足・代わりに食べる主食7選・まずは落ち着いて、代替品を試してみよう」という話をしました。参考になればさいわいです。