最近、文庫化された書籍(楽天・簡単に暮らせ (だいわ文庫) [ ちゃくま ]・アマゾン簡単に暮らせ (だいわ文庫))ですが、重版が決まりましたので皆様にお礼とご報告をさせていただきます。
コロナをきっかけとした暮らしの見直しへ
この書籍には暮らしについて、内面的なことと、具体的で実践的なことを記してあります。「こんなこと、誰でも知っているのでは?」と思わず、あえて多方面の視点で書いています。
なぜかというと、自分にとってのあたり前が、誰にとっても同じとは限らないからなんです。
例えば台所に関する段取りとか、暮らし全般に関する考え方というのは、長年の環境や習慣で固定化しやすいんですよね。
特に台所事情はある意味、主婦などに閉鎖された空間です。だから別の簡単な方法があることに気づきにくいんです。
台所に限らず、同じようなことは考え方、時間の使い方、整理収納片付けなどすべてに言えます。書籍ではそうしたことを紹介しています。
特にコロナが流行してからはこれまでの暮らしにどう向き合えばいいか、戸惑いを感じたのではないでしょうか。新たな概念を取り入れることで良い風穴を開けることができればさいわいです。
それでは書籍の一部をチラ見せ&内容紹介していきますね。
迷惑をかけ(限度はありますよ)、ワガママを言って暮らす
私は以前、よくこう思っていました。「めいわくをかけてはいけない。」もちろん、一定の限界はありますよ。そうしたことを除いて、ごく一般的な事例でいえば、それは「思い上がり」だったのです。同時に大した意味のないガマンをしているから他人のワガママが目に付いているだけだったというわけです。
つまり、他人のワガママが気になるのであれば、自分もワガママになることです。言いたいことを言い、やりたいことをやればいい。ところが「そうは言うけど」という言い訳をすることはラクなんです。結局のところ、行動できない言い訳をしているに過ぎなかったのです。
他人のワガママが気になるのなら、まずは自分がワガママを表現してそれを実行すればいい。そしていざ、自分で思うワガママを実践してみると、それは拍子抜けするほどになんでもないことなのです。
私は現在、50歳代になりましたが、ふと、20代くらいの仕事を始めたばかりのことを思い出すことがあります。上司にずいぶん世話になったし、大目に見てもらっていたのだと、なにかのはずみで思い出しては顔から火が出る思いをしています。
いまだに上司に限らず、無知から知らず失礼な態度をとっているかもしれません。けれども多くの方は、そんな私にもおおらかな視線を向けていたと気づきます。
つまり「めいわくをかけない」は、どんなに気を付けても不可能なのです。同時に失敗してしまうのが人間というもので、完璧はないと改めて気づきます。こうしたことをお互いに補い合い、サポートすればいい。
そもそも「めいわくをかけない」ことが、自分の思い上がりなのだと気づいたのでした。さらに「自分もめいわくをかけている」と自覚すれば、お互いにギスギスした関係をやめることができます。
反省は1分以内
何か失敗をしたとき確かに反省は必要です。原因を自覚して以後、同じ失敗を繰り返さない工夫がいるでしょう。
ただし反省と今後の課題に進むことは全く別です。過ぎた失敗の反省は長ければよいとは限りません。どんなに反省をしても、失敗したという現実は変わりません。
同時にそうしたときはつい、「反省している自分」に酔う側面があります。それよりも反省は1分で終了させ、あとは前に進むだけです。
失敗の経験は、他者に寛容になるきっかけをつくるし、自分の未熟さと今後の伸びしろの気づきになります。
スプレー関連の物を減らす
物を捨ててすっきりしたいとき、ボトルネックになるのがスプレー物です。例えばヘアスプレー、香水、殺虫剤・・など、スプレー式の製品は、捨てようと思っても捨てにくい物です。
ですので、普段からスプレー容器式の製品はできるだけ買わないようにすることです。家族にも伝えておかないと、使いかけのヘアスプレーがごろごろとたまります。
買うのは簡単ですが小さくても捨てにくい物があります。こうしたものに注意を払うと「捨て方がわからない」と慌てないで済みます。
さいごに
まだまだコロナの影響は続く気配があります。けれどもこれまでできなかったことに目を向けたりすることで何とか終息まで乗り切りたいですね。
暮らしは切っても切り離せないものです。だから今の時期を利用して暮らしの見直しをはかりことはおすすめです。
この度は、多くの方のお力添えにより、文庫化された書籍「(楽天・簡単に暮らせ (だいわ文庫) [ ちゃくま ]・アマゾン簡単に暮らせ (だいわ文庫))」が重版されることが決定しました。
これも皆様のおかげです。書籍の本文を書いているのは私ですが、決して一人の力で出来上がっているものではありません。読者さまをはじめ、関係者のすべての方の力があり、形になっています。この場を借りてお礼申し上げます。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。