
はじめに
現在、貯金がほとんどない人の割合が多いそうです。
いっぽうで収入が少なくても着々と貯金を確保している人がいます。
これらの人の違いはいったい何なのでしょうか。
今回は、
貯金が貯まる人
と、いつもお金がギリギリの
貯金が貯まらない人
のお金の使い方の違いについて、あまり語られることのない視点でお話しします。
「払えるかどうか」を購入基準にする人
物を買ったりサービス利用を決定するとき、その判断基準はどうしていますか?
実はお金が貯まらない人は、購入の決定基準を
「払えるかどうか。」
を優先する傾向にあります。
もちろん、買い物をするときに支払い能力は大事です。
けれども、たとえそれを買う資金を持っていても、不要なら選択しないことが分かれ道になります。
格安SIM利用者の例→キャリアも払えるけれど、あえて合理的に安いものを選ぶ
一方でお金が貯まる人は、「払えるかどうか」で利用や購入を判断しません。
もちろん最低限、それを買う支払い能力は必要です。
ですがそれと同時に
「必要かどうか」
を重視します。
例えば、スマホの通信費が最近見られる傾向のひとつです。
格安SIMの契約料金はドコモやソフトバンクと比較して3分の1程度です。
ですが、キャリアで契約する人が多数です。
では、格安SIMで契約する人はキャリアで契約する人と比較して、お金がない人なのでしょうか。
実はこれらの人は、「お金がない」から格安SIMを契約するわけではありません。
格安SIMで契約する人は、
「不要なものにはお金を使わない」
という合理的な考えで契約する人が多くいます。
同時に、自分で設定したり原則クレカ払いであるため一定のリテラシーや金銭管理能力が必要です。
結果、格安SIMはむしろお金がない人よりも、むしろある程度、金銭的にゆとりがある層が注目するという見方があります。
迷ったら2個買いする人は要注意
洋服や雑貨など、迷ったときに
「いっそ両方買ってしまえ」
という方法があります。
理由はそれぞれの単価がたいしたことがないから、というものです。
例えば
ブラウス、シャツ、セーター
などの色を決められなくて2枚買った経験がある人も多いでしょう。
この場合も
「必要かどうか」
の枠を超えています。
1枚当たりの価格が安いのでつい、
「お金を支払えるかどうか(つまり安い)」
を購入の判断基準にしています。
1枚の価格が安くても2枚買えば全く安くはなりません。
2枚ともフル活用できればいいのですが、たいていはそうはなりません。
一枚で何とかなることが多く、2枚目は余計なことが多いのです。
「必要かどうか」ではなく「払えるか払えないか」で判断する例
「必要かどうか」ではなく「払えるか払えないか」で判断してしまう例はもっとあります。
住宅ローンの例
シャツの購入習慣が拡大すると、家を買う際に住宅ローンの基準を
「必要かどうか」
ではなく
「払えるかどうか」
で判断します。
結果、多大な住宅ローンを組み家計を圧迫し続けることになります。
自動車購入の例
自動車の場合、総額で判断すると高額な値段に引きますがローン購入の支払額を提示されると印象が変わります。
「意外とたいしたことないな。このくらいなら、払えるよね。」
自動車ローンとして毎月支払う形にすると、大した金額ではない気がして大きな買い物も気軽に実行しがちです。
生命保険の例
- 会社に入社したとき
- 結婚した時
- 子供が生まれたとき
などのタイミングで保険をすすめられたり
「付き合いで入ってほしい」
と頼まれることがあります。
またはセールストークに惑わされることがあるでしょう。
これらも当初、月額だけ見ると大したことない気がします。
けれどもこれを数十年にわたって支払うと、とてつもない金額になります。
この場合も
「まあ、払えるから入っておくか」
と、よく考えず調べずに加入することで、余計な支出を強いられることになります。
支払いは可能でも選択しない勇気を持つ
何らかの物やサービス、もっと拡大すれば家までもこの習慣は活きてきます。
たとえ支払える能力があっても、それを受け入れることはまた別の話です。
「支払えるから買う」
も積み重なると、それが貯蓄ゼロに行きつきます。
まとめ
- はじめに
- 「払えるかどうか」を購入基準にする人
- 格安SIM利用者の例→キャリアも払えるけれど、あえて合理的に安いものを選ぶ
- 迷ったら2個買いする人は要注意
- 「必要かどうか」ではなく「払えるか払えないか」で判断する例
- 支払いは可能でも選択しない勇気を持つ
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は
「お金が貯まらないのは、「支払えるか支払えないか」で判断しているからです
という話をしました。
参考になればうれしいです。