簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

「住まいの窓は最小限のほうが暮らしやすい」と思う話



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

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はじめに

今回は、

  • 住まいに「窓」ってあんまりいらないよね。
  • 窓は最小限にしたほうがコスパがいいし、暮らしやすいはず。

・・という話をします。

新たな家探しをしているわけでもないのですが、最近気づいたことを備忘録代わりに書いておきます。

もくじ

日本の住まいは現代新築でも窓が多すぎる

最近、散歩していると最近建てられた戸建ては、外に面した壁は開口部が少ない家があります。多分、そのような家は内側の適度な位置に窓があるのでしょう。

一方で日本の住まいはマンションなどを含めて窓が多すぎると思うのです。現代の住まいは昔みたいにやたらと窓を作らないほうがいいと思うのです。

日本国内の家は、特に古い家ほど開口部が多いですね。それは昔は今のように設備の技術がなかったので夏に快適に過ごすことが前提にされていたせいでしょう。

住まい選びで重視すること

みなさんは、住まいを選ぶとき何を重視しますか。

  • 利便性
  • 日当たり
  • 間取り
  • 設備

・・

いろいろあると思うのですが、たいてい日当たりは重視しますよね。

賃貸は水回りに窓がない物件が多い

だけど賃貸は特に水回りに窓がない物件が多いのです。でも住んでみると、水回りに窓がないって、実はすごく使いやすいんです。

それで今は、

「少なくとも水回りに窓はいらない」

という考えが定着しました。

以前は水回りに窓がない住まいに抵抗があった

でもはじめは抵抗がありました。なんだか息苦しいような、通気性がよくない気がしたんです。

第一実家は窓が多くて、水回りは窓がもれなくあります。居室も一階はぐるりと掃き出し窓で開口部が多い作りです。

ついでに言うと、子供が4歳くらいのときに建てた家も窓が多い作りにしました。(数年後夫の転勤で引っ越し&売却)

窓が多いことによる弊害は多い

でもそれは家の設計をしたのが真夏だったせいもあります。住んだのは冬がスタートで開口部を多く作りすぎたと後悔しました。

窓が多いと、明るく通気性が良いと感じると思います。ところがこのメリットは裏を返せばデメリットにもなるんです。

窓が多いデメリット

結露に注意が必要

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壁であれば、基本的に結露の心配はありません。けれども窓は結露します。

例のかつて建てた家で、二階の寝室に設けたウォークインクローゼットに窓を付けようとしたら、設計の方に止められました。

「結露しますよ。」

それで窓を付けなかったのですが、それは正解でした。

(冬)冷気が入る(寒い)

窓があると、冷えます。浴室、トイレ、キッチン、水回りに窓があると冬は窓を閉めていても隙間から冷気が入るので冷えます。

居室は暖房入れるからいいのですが、水回りは冬はヒートショックの危険があります。

冷暖房の効率が悪い

どうしても窓の隙間から冷暖房がもれますから、熱効率が悪くなります。費用の点でコスパが悪くなります。

話し声が外にもれる

壁であれば、外に話がほぼ漏れません。だけど窓となると話は別です。窓を閉めていても二重サッシでも声が外に聞こえることがあります。プライバシーの観点で窓の位置を考える必要があります。

室内が見える

当たり前ですが、窓を開けていてカーテンなどがなければ、外から室内が見えます。何かのはずみでカーテンがきちんと閉められていなかったり、風でカーテンがあおられたり、夕方灯りをつけて外から丸見えということもあります。

カギを閉め忘れやすい

マンションなどの高層階ならいざ知らず、一軒家でカギを閉め忘れると防犯上良くありません。格子がつけられていても、プロの手にかかると安心はできません。

居留守ができない

変な話、窓などの開口部が多いと室内の気配がわかります。居留守が使えません。セールス他、いろいろ問題あります。

家具を置きにくい

窓が多いと家具を置く場所が限られます。家具だけでなく、人が過ごす場所も限られます。掃き出し窓は特に限定されます。

家の構造が弱くなる

窓が多いと、その分強度が弱くなります。もちろん、設計するときにその点はチェックされるのですが、窓がある壁と窓がない壁では後者が構造上安心なのは素人でも想像がつきます。

掃除の手間が増える

壁なら基本、掃除はいりませんが(大掃除の時に壁の掃除をするくらい)窓があるとサッシの溝やガラス窓の定期的な掃除が必要です。

カーテンなどの費用がかかる

壁であれば不要なことが窓であれば、カーテンレール、カーテンが必要です。その分余計なコストがかかります。

窓がない住まいで良かったこと

賃貸は水回りに窓がないことが多いです。最初は陰気な気がして抵抗がありました。でも実際に住んでみると、特に水回りは窓がないほうが使いやすいと気づきました。

例えばトイレや浴室ですが、窓があると影が映ります。プライバシーの点でも落ち着きません。窓の閉め忘れ鍵の閉め忘れの心配がいりません。

ところが窓のないトイレや浴室は、時間に関係なく安心して使えます。また浴室に窓がないとヒートショックも起きにくいので、健康面の安全の点でも良いことが多いです。

開口部が多いメリット

もちろん、開口部(窓)が多いメリットもあります。

  • 明るくなる
  • 通気性が良い
  • いざというとき脱出できる

など。

ただ、実際は明るさは例えば西日が入れば夏は暑くなるなど上記で挙げたようなデメリットと裏返しです。

しいて言えば、災害の時家から外に脱出しやすくなることはあるかもしれません。

さいごに

住まいを選ぶとき、窓があると明るいので、印象が良くなります。けれども実際は窓はミニマルでいいと思います。ここに挙げたように、窓があるとデメリットのほうがむしろ多いのです。

日本の住まいは物があふれていることが多いのですが、同時に窓が多すぎです。これからの住まいは窓をミニマルにしたほうが暮らしやすいと思います。