はじめに
値上げラッシュをいやでも感じる日常です。こんな時は今、持っているものをため込む方法に向きがちです。
けれどもこれ、実は反対なのです。値上げで支出を減らすためにはまず、持ち物を減らすのが効果的です。
なぜ、モノを減らすことが値上げラッシュ対策になるのか
なぜ、買い物の支出を減らしたいのに、はじめにモノを減らすことが効果的なのでしょうか。
理由は簡単です。そもそもですが、たいていは何か知らの「いらないもの」を抱えて生活しています。
その「いらないのに家にあるもの」がより無駄な支出を生み、生活のフットワークを重くしているんです。
このことに気づけば、値上げラッシュ対策のスタートを開始できます。
わが家が最近手放した「いらないもの」
我が家も例外ではありません。モノは厳選しているつもりでしたが、改めて確認すれば多くの「いらないもの」に囲まれて生活していました。
いらないものは、必ずしも初めからそうだったわけではありません。ライフスタイルの変化で「必要なもの」から「いらないもの」に変化することがあります。
このように、いつの間にか変化したいらないものは、不用品だと気づきにくいので注意が必要です。
わが家が最近手放したものは
- テーブル、台、扇風機、書類ケース
- スマホ、ガラケー、ポケットWi-Fi(以前使っていたもの)
- デジタル端末付属品
- CDロム、ビデオテープ
- たくさんの書類
- 衣類、小物類、くつ
などです。
不用品処分は捨てにくいものこそ節約に効果的
不用品処分は捨てにくいものこそ効果的です。普通にゴミ袋に入れて燃えるゴミに出せるようなものは、だれでもすぐ捨てられます。
一方で先送りしやすいのは、捨てにくい不用品です。たとえば粗大ごみ受付経由に出したり、リサイクル店に来てもらう、持っていくなども段取りや問い合わせや連絡が必要です。
この具体的な行動をとることで、あらためて不用品というものの影響力を実感することになります。
小さいものでも不用品の負の影響力は強い
不用品の影響力は、小さいものでもあります。もちろん大きいもの、例えば家具などは手放せばその空間が空きます。
これまで収まっていたものですから「本当に不用品かな?」と考えてしまうのですが、これまでの経験から言うと、一瞬でも処分が頭をよぎったものは不用品なんです。
ところが手放すまでには突然、論理的になってしまうんです。
「これは高かった」
「これはまだ、~に使える」
というように。
確かにせっかくお金を使って買ったもの、それを手放すことはお金を捨てるように思えるし、「もったいない」と考えがちです。
自分で決断するしかない
けれどもこの場合の「もったいない」は、本当の「もったいない」ではなく、手放したくないという執着とエゴです。それと「現状維持したい」という保守的な傾向です。
結局、決断は自分がするしかありません。捨てる痛みも罪悪感もすべて自分で引き受けて手放します。
そういう痛みを経験すれば、以後モノを買うことには慎重になります。
安い時のまとめ買いは逆効果
値上げだからと安い時にまとめ買いする傾向があるかもしれません。けれどもこれは逆効果です。
理想はその日食べる分だけをピンポイントで買うことです。けれども実際はなかなかそうもいきません。
我が家はネットスーパーに週一で頼んでいます。つまりある種のまとめ買いをせざるを得ません。
ただ、この場合は一週間分には少し足りないかな?程度の量を注文します。そして足りなければ足りない分だけをリアル店舗に買いに行きます。
一方で、夫の飲み会が重なり、少なめの注文で間に合うことがあります。
フリースジャケットを追加で買おうと思ったが、昨年すでに買っていた
最近、フリースジャケットを追加で洗い替えに1枚買い足そうとしました。けれども前年物なら少し安かったので、色はかなり微妙だけど
「どうせ家で着るし」
と一度通販買い物かごに入れました。
けれども洗い替えなら、その間はダウンジャケットかほかのカーデを羽織ればよく、微妙だと感じる色の服をわざわざ買うことはないと考えて買うのをやめました。
その数日後、服を整理していたらなんと昨年、同じことを考えて2枚目のフリースジャケットをすでに買っておいたものが出てきました。
このようにモノがだぶついていると、うっかり余計な買い物をしがちなんですね。セーフでした。
不用品を手放してモノを減らすと、買い物が減る
理屈抜きに、不用品を手放すとその大変さに嫌気がさします。そして二度と捨てるのに大変な思いをしたくないと思います。
さらに空いた空間を維持したくなるので、余計な買い物を控えるようになります。「買う」は最終手段ですね。
食品や日用品も同じ基準で買い物すればいい。これまで何気なく買っていたし好品を、例えば「お酒って本当に必要かな?」などですね。
ティッシュも使い方を考えて、そもそもの消費サイクルを減らすなどです。こういうことも、モノを減らすとよく見えるようになります。
買う前に本当に買う必要があるか、代替品を持っていないかなどを確認することだと感じました。