簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる暮らしの追及

体験談・家を複数持ってメンタル消耗しました



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

今回は家を複数持つとメンタル消耗します…という話をします。

賃貸と持ち家の2件を持っていたときの体験

我が家では持ち家と賃貸の2件の住まいを行き来していた期間があります。その期間は5年に及びました。

なぜそんなことになったかと言うと、家を購入した後に夫が転勤になったからです。そして家族で夫の赴任先に引っ越したため、持ち家は空き家にしました。

この間、賃貸に出す人もいますが、我が家では空いた持ち家を貸し出す事はしませんでした。

持ち家を別荘がわりは可能か?

なぜ賃貸に出さなかったかと言うと、夫の転勤が早く終わって戻りたいときに困ると思ったからです。

また新築で建てた家で思い入れがあったので、他人に貸すことに大きな抵抗がありました。

また持ち家を別荘がわりに使えばそれも楽しいかもしれないと考えたからです。

持ち家を別荘がわりにした結果

実際に5年間、持ち家を別荘のように使っていました。

最低限の家具を残し、小さな冷蔵庫などを買い週末や連休などを利用して別荘のように利用していました。はじめは気分転換になって楽しいと思いました。

住んでいない家を持つのはストレスがかかる

ところがすぐに、大きな心の負担になることに気が付きました。それは、家をまるまる1件、空き家にておくのはとてもストレスがかかるということです。

第一に戸締りの問題があります。また冬の間は、水回りにトラブルが起きないかなど常にヒヤヒヤハラハラしていました。

5年間の間にいちどだけ、留守中の管理を頼んでいた両親が、窓を閉め忘れたことがありました。幸いにそのときは外から目に付く場所だったので、近所の方が電話をくれて事なきを得ました。

その時はたまたま、すぐ電話をもらえたからよかったのですが、もし大雨の日や風が強い日に気づいてもらえなかった場合は、とんでもないことになります。

また「別荘」を後にして帰る時、戸締りやガスの元栓、水回りの様子が気になって途中から戻ったこともありますし、実家の両親に確認をお願いしたこともあります。

このように、住んでない家を持っているのは、想像以上にストレスがかかります。

お金持ちが管理人を雇って持つ以外は大変

この経験から、管理人を雇っているのでない限り誰も住んでない家を長らく放置するのは精神的にも実質的にも無理があることを経験しました。(民間の企業で留守宅管理を依頼するサービスはありますが、割高です)

その後、家は売ったわけですが、家が売れたことをよりも、

「もう自分が現在住んでいる所以外の家の心配をしなくていい」

ということがうれしかったんです。

平日は都会暮らし、週末はトカイナカ暮らし?

バブルの名残があった頃には、こんなライフスタイルが提案されていたことがあります。

例えば

「平日は都心部で生活をして、週末はトカイイナカのような場所で別荘を持ち生活する」

スタイルです。私も当時はこのような生活をイメージした形です。

ところが実際に似たようなライフスタイルを5年間送りましたが、想像以上に神経を使ってとても疲れました。

大金持ちの方が管理人を雇って別荘を管理しているようなのではない限り、やはり個人が自分が住んでいる場所以外に住まいを持っているのは、知らず知らずメンタルを消耗します。

週末田舎で暮らしたいならホテルを利用

平日は都会で、週末は田舎暮らしをしたいのであれば、ホテルなどを利用するほうが断然合理的です。

ホテルなら使いたい時だけお金を払い、あとの管理は一切不要ですし。

物(家)の所有は神経使う

ものを所有するというのは、神経使います。それは家でも同じことです。

さすがに最近では、

「平日都会、週末田舎暮らし」

みたいなことを勧める情報は見かけなくなりました。

こういうことは、お金の問題とは全く違う現実です。

このような経験から、身の回りの持ち物をなるべくミニマルに整えるのと同じく、住む場所も分散させずに一か所にまとまったほうが、断然効率よくコスパ、管理、メンタルの面でも有用だと考えています。

住む場所は1つ・・って普通のことですが、庶民でも私のように予想外に「別荘持ち」になることはあるんです。

その時に実際に扱ってみると、想像と現実は違いがあります。やってみないとわからないのですが、やっぱり人にはモノでも事でも管理できる限界があることを痛感しました。