はじめに
今回は、
「子供がいても、お金は貯められる」
という話をします。
お金を貯めるにはその前提としてある程度収入が多いことが必要だと考えていませんか。もしそうだとしたらその考えは改める必要があります。
収入と家族構成と、貯蓄は無関係だと考えます。つまり、子供がいても収入が少なくても、やり方次第でお金を貯められると言うことです。
という事は一方でその反対、つまり子供がいなくて収入が多くてもお金は貯まらず赤字になることも充分あり得るということです。
お金を貯める簡単なコツ
ベースは給与天引きの定期積金
それでは実際にお金を貯める簡単なことを紹介します。
まずは1にも2にも給与天引きで半強制的に
「ちょっときついかな」
と思う位の金額を強制的に積み立てしてしまうことです。
簡単で確実な方法としては、給与が入金されるその銀行口座で定期積金を設定してしまいます。
基礎体力ともいうべき、ベースになる普通の地味な貯金が不可欠です。今時普通の定期積み金をすすめる人はいないと思います。
けれども現実を見ましょう。現在、基礎体力になる貯金がないのであれば、まずは地味な行動が必要なんです。具体的には給与振込口座で、毎月定期積金を設定することです。
仮に給与が上がったようなときには、毎月の積み立て額を給料が上がった分増やしてしまいます。
臨時収入や手当は無いものとして貯金
その他、臨時収入が入ったら全部ないものとしてそれも貯蓄します。臨時収入とは、例えば知り合いや親身内などからいただくお祝い金などです。
このお金をすぐに使ってしまわずにこれもないものとして全部貯蓄してしまいます。児童手当などが入金されている場合は、それも使わずに全部貯蓄します。
非日常的な支出を取り分ける
急な支出に備えるプール貯金をする
いずれは使うための突然の支出にあわてないためのプール貯金をしておきます。
社会生活をしていれば当然交際費やまとまった支出が必要です。それらは、ある程度想定できます。
慶弔費の貯金
例えば友人知人親戚などで年頃の方がいればいずれ結婚するでしょう。結婚すればお祝い金を出す必要があります。
また、想定はできないけれども社会生活を営んでいる以上は、何かしらの訃報が入ります。
と言うわけで、まずはお祝い金や訃報が入った時に出す香典などを別にプール貯蓄をします。
この場合は、新券やきれいなお金をある程度の機種にまとめて保管しておくと良いです。
例えば、1000円札、5000円札、10,000円札です。
お祝い金についてはこちらに詳しく書いています。
家電購入、旅行、その他臨時支出のプール貯金
急に家電が壊れたり、帰省や旅行に行ったりその他急な臨時支出のための貯金をここでしておきます。
1日いくらあれば生活できるかを把握する
ちなみにですが、自分の家庭が普段1日いくらあれば生活できるか知っていますか。これはその方は家族によって違いがあると思います。
最低1日いくらあれば生活できるかを把握しておく事は大事です。
また、もしかすると無駄遣いをしていた場合はこの1日あたりの生活費を下げることも検討の余地があるかもしれません。
そのために必要なのは家計簿の記録です。もちろんスマホアプリなどやりやすい方法でOKです。
消耗品を見直す
一般に節約を考える場合、削る余地があるのは消耗品の購入代です。食費は極端に減らすと無理があります。
そこで食費より先に減らすことを検討したいのは日用消耗品費です。
- トイレットペーパー
- ティッシュ
- シャンプーリンス
- ボディーソープ
- ハンドソープ
- キッチンペーパー
- ポリ袋
- ラップ
- 洗濯洗剤
- 食器洗い洗剤
- 柔軟剤
- アルミホイル
- 食器洗いスポンジ
このほかにもいろいろありますね。これらのものについて支出を減らす余地があるのは以下の方法があります。
使うサイクルを減らす
例えばシャンプーリンス、ボディーシャンプー、ティッシュ、洗濯洗剤、食器洗い洗剤歯磨き粉等のようなものは無駄にたくさん使っていないかを再確認してみましょう。
もしかしたら規定量より多く使っているかもしれません。
そもそも使わなくても良いものもあるかもしれません。
例えば、ラップとポリ袋はどちらか片方で代用できるかもしれません。柔軟剤が洗濯のたびに使う必要は無いかもしれません。
お店に行かない
基本的なことですが、お店に行くとどうしても私たちは何かを買いたくなります。
品物を見なければそれほど欲しいと思わないものも、実際に目の当たりにすると絶対に買わなくてはならないと言う気になります。ということが対策は簡単です。
とにかくお店に行かない。
けれども節約のためにちょこちょこと安いものをこまめに買うと言う方法を実践している方もいるかもしれません。
この辺はどちらが節約になるかはその人の好みとスタイル判断すれば良いでしょう。
また安売りをしている激安店に行くとつい気が大きくなってたくさん買ってしまうと言う本末転倒なケースもあります。
一方であまり安売りをしていない割高なスーパーの場合は、特別お得感は無いけれどもその代わりに心があまりに汚いので余計な買い物をしないと言うこともあります。
どうしても余計にたくさん買ってしまう場合は、あえて自分にとってあまり魅力的ではないお店に行くと言うのも1つの手です。
商業施設をからめた外出をしない
商業施設をからめた外出はとにかくお金がかかります。
単身での食費はそれほど高額でなくても、例えば家族4人で食事をするとかなりまとまった金額になります。
また家族4人で食事をするのに適しているようなお店は、とにかく混雑しています。
そのため時間もお金もかなり消費します。
どんなに節約したつもりでも商業施設を絡めた外出をすると結構まとまったお金が簡単に飛んで行きます。
そこで子供が小さい場合の外出先は、基本的に商業施設をあまり絡めないような公園や図書館などがお勧めです。
またミュージアム等は低価格で見られるところも結構あります。場合によっては無料のところもあります。
このようなところは子供が楽しめる工夫もされていますので活用しましょう。
さいごに
今回は子供がいてもお金を貯められる方法を紹介しました。基本的で地味な方法はあまり一般に紹介されていません。けれどもある程度軌道に乗るまでは地味な貯金の習慣が必要です。
運動でいえば基礎体力作りのようなものです。財テクなどは基礎体力ができてから少しずつチャレンジしましょう。
参考になればうれしいです。