はじめに
新NISAの開設をして、実はまだ投資未経験のかた、いますよね?
「開設したけれど、実は放置している。」
その理由の一つに
「S&P500とオルカン、どっちがいい?両方買うのはアリ?」
があると思います。
S&P500とオルカン決められない
新NISAを開設しても、実際に投資を開始していない、いわゆる放置口座の割合や数は、未公開とされています。
けれども実際のところ、次のステップに踏み込めないでいる理由が
「S&P500とオルカン、どちらかに決められない」
・・という方はかなりいるでしょう。
2025年に入り、S&P500とオルカンはどちらも一時下落しました。
けれども最近、初めにオルカンが上昇して最高値を記録しました。
そのあと、最近になってS&P500が上昇しました。
記事執筆時点の2025年8月20日現在では、引き続き両方とも好調です。
S&P500とオルカン、どっちをえらべばいいのか?
両方買うのはありなのか?
迷いすぎて行動しないことがリスク
- S&P500か
- オルカンか
- 両方か
投資は迷っている間に、どんどん時が過ぎます。
その結果、株が下落して
「投資しなくてよかった」
と思うでしょうか。
それとも
最高値記録更新のニュースを見て
「早く始めていれば」
と地団駄踏んだでしょうか。
どちらも何も始めなければ机上の空論です。
株価を読める人はいないのですから、100%の結果を出すのは無理です。
投資をすると決めたら、60点でいいから一歩踏み出すことが肝心です。
例えば少額で開始するとか、リスクを低くしながら実行することはできます。
自分が安心する選択をすればいい
結論を言うと、自分が安心する選択をすればいい。
理屈を言えばオルカン1本でもいいはずですが、アメリカ経済を期待する気持ちが大きいならS&P500を選択するでしょう。
一つの考え方として、
- S&P500・・アメリカ一国
- オルカン・・複数の国
ですから、振れ幅が大きいのはS&P500です。
振れ幅が大きいとは、利益が出ればプラスが大きいけれど、損失が出たらマイナスも大きいということです。
オルカンの場合は複数の国の詰め合わせですが、現時点でアメリカが6割ほど含まれています。
アメリカの利益も捨てがたいけど、振れ幅が大きいのは気になる・・ということで、無難なのはオルカンという見方ができます。
一方で多数の国を含むので、どこかの国がマイナスになると、利益の足を引っ張るデメリットがあります。
けれども複数の国の詰め合わせのため、全部の卵が割れる危険はありません。
実は両方持っています
筆者は実のところ、S&P500とオルカン両方持っています。
ただし比率はオルカンが多いです。
将来、どちらの利益がどの程度出たか違いを確認する意味でも、両方持っていると比較しやすいかなと思いました。
以前はS&P500の割合がもっと多かったのですが、昨年、オルカンの割合を増やしてS&P500の割合を減らしていました。
経済の結論を読める人はいない
経済の結果を予想できる人はいません。
S&P500とオルカンの将来も読めません。
ただ、世界全体の経済は、拡大する見通しがあるとされます。
だからその考えを支持するのならば、さっさと始めたほうがいいんです。
最大の利益を求めずに、まずは初めてそこそこの利益を目指すんです。
豚小間と鶏むねを迷うのはムダ
そうこうしている間にも経済はどんどん進みます。
何もしないでいると、時間はどんどん過ぎます。
- 豚こま切れ肉がいいか
- 鶏むね肉がいいか
と迷う意味はあまりありません。
どちらも大差ありません。
所詮は好みの問題です。
まとめ
- はじめに
- S&P500とオルカン決められない
- 迷いすぎて行動しないことがリスク
- 自分が安心する選択をすればいい
- 実は両方持っています
- 経済の結論を読める人はいない
- 豚小間と鶏むねを迷うのはムダ
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は
新NISA開設しても放置?「S&P500とオルカン、どっちがいい?両方買うのはアリ?」
・・という話をしました。
正解は「どっちでもいい」です。
両方買うことで納得できたり安心できるなら、それでいいんです。
一応、ちまたには「両方買うのはNG」という声がありますが、それにとらわれて選べないより、一歩踏み出すほうが大事です。
豚こま切れ肉と鶏胸肉の比較で悩んでどっちも買わなければ、夕飯のおかずが食べられませんよ。
迷ったら両方買って、さっさと晩御飯を作ってしまいましょう。