はじめに
春が近づくと、ちょっとゆううつな時もある「人付き合い」についてお話します。
東京周辺では、あちこちで梅の花が咲き始めました。明るい景色とは裏腹に、新生活を前にして新たな人付き合いに緊張することもあるでしょう。
けれどもちょっとした対策を知っているだけで、ラクに乗り越えることができます。
1・「人は人、自分は自分」と割り切る
新たな人間関係などを前にして、緊張する必要はありません。お互いに他人は未知なのです。人付き合いに緊張している状態とは、相手を優先しすぎている状態です。相手の出方で ホッとしたり、うれしくなったり、かと思えば嫌な気持ちになったりと、自分の心が相手次第で変わることを意味します。自分の感情はあくまで自分のものです。相手がどういう態度を取ろうとその感情を決めるのは自分だと自覚していれば不安はおきません。
2・「みんなに好かれるのは、しょせん無理」と自覚する
まわりに10人の人がいれば、そのうち1人は、あなたに敵意をむき出しにするかもしれません。けれどもそれは、たいていの場合、あなたに非があるわけではないでしょう。単に確率の問題です。もし、あなたに対して敵意をむき出しにしてくる人がいたとしたら、「あ、確率さん、来た~!」と思っていればいいだけです。人が数人いたら全員に好かれるのは無理なのです。そのことをあらかじめ知っていれば、怖いことはありません。
3・「へー」と受け流す
相手の話につかまり、その内容がいまいちなときは「へー」で受け流しましょう。わざとらしくても気にしない。いちいち話を真剣に受け入れなくてもいいんです。みんな自分のことで精いっぱい。くだらない話の相手をする暇などないのですから。ましてや悪口の相手にでもなったら大変です。
4・相手の言動を深読みしない
「あのとき、こう言ったけど、本当はこうなんじゃないか。」のように、相手の裏を深読みするのはやめてしまいましょう。相手の本心なんて、相手本人すらわかっていないものです。ましてや他人が相手の本心なんてわかるはずがありません。あからさまに裏があるときは、気を付ければいい。よくわからなければ、そのまんまでいいんです。相手の言葉を額面通りに受け取りそれ以上、考えない。そこに無駄なエネルギーを注ぐのはストップしてしまいましょう。
5・付き合いたければ付き合う、NOなら離れる
例えば友人知人にお茶に誘われたとき、本心は気が乗らないとします。気が乗らないなら断ればいいし、行きたいならOKすればいい。相手がどう思うかではなく、自分が行きたいか行きたくないか。判断は相手ではなくて自分の気持ち優先で決めればいい。ところが「断ると角が立つかな」とか「行かないとまずいかな」のように、自分の本心をないがしろにするから苦しくなるんです。自分の気持ち優先にしていれば、後で後悔もしませんし悩みません。
まとめ
各項目をタップするともう一度読めます。
- はじめに
- 1・「人は人、自分は自分」と割り切る
- 2・「みんなに好かれるのは、しょせん無理」と自覚する
- 3・「へー」と受け流す
- 4・相手の言動を深読みしない
- 5・付き合いたければ付き合う、NOなら離れる
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は『実は簡単に改善できる「人付き合い」に悩まない対策トップ5のリスト』という話をしました。筆者は以前、毎年春になると何となく憂鬱な気分が晴れなかったものです。その原因は人づきあいでした。
例えば子供の親同士のお付き合いやご近所づきあい、親戚づきあい、親子の付き合い・・不安になっていたのは、自分を後回しにしていたからだったんですね。
少し前からそうした事実に気づき、少しずつ勇気を出して自分の本音を優先するようにしてみました。すると案外、周りはそんなに気にしていないものです。不安になっていたのは勝手に自分がそう思い込んでいただけだったんですね。
参考になればさいわいです。