簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

GW・50代夫婦の日帰り帰省・意外にメリット大



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

2024年GW連休初日の先日、50代夫婦の私たちは実家に日帰り帰省をしました。新幹線で往復して、当日中に帰宅しました。

「せっかく高額な旅費をかけて帰省しているのに、すぐに帰宅なんて。」

と思う方もいるかもしれません。けれども実際に実践してみたら、メリットが大きいことに気づきました。

50代夫婦の帰省

子供が幼い時期の帰省は、実家の親もまだ若く、孫たちと過ごすなどにぎやかで楽しくもありました。ところが50代夫婦の帰省は、以前のようなにぎやかさは激減します。

帰省は「老い」という避けられない現実と向き合う側面が大きくなります。

それだけではありません。私たち本人も年齢を重ねます。数年前と比較して次のような変化が起きます。

1・子供の成長

子供の成長は喜ばしい反面、子供から見た祖父母宅への訪問は、恒例化することはなくなります。

子供も、なるべく顔を出すようにはするものの、スケジュールの都合などで訪問はランダムになります。

2・実家親の高齢化等

実家の親の高齢化が進みます。50代夫婦の親はたいてい後期高齢者です。すでに亡くなっていたり、介護施設に入所していたり、デイサービスの利用をしていたり、一人暮らしをしていたりと、子供が幼かったころのような、にぎやかさはなくなっていきます。

3・50代夫婦の加齢開始

後期高齢者の親はもちろん、子世帯の夫婦も、高齢者の仲間入りを目前に控えています。

場合によっては病などをきっかけにして、行動に制限がかかる場合があります。また、定年退職を間近に控え、仕事、収入、住まいなどに大きな変化がある直前です。

日帰り帰省をしてみたら

私たち夫婦は今回初めて、実家に日帰りで帰省をしてみました。(前回は、実家には宿泊せずに駅前のホテルに宿泊しました。)

はじめは

「日帰りなんてつかれるのではないか。」

と思いました。けれども今回、思い切って日帰り帰省をしてみたら、メリットが多いことの気づきました。

1・お互いにつかれない

親、私たち夫婦、妹夫婦、みなそれぞれ年を重ねています。以前は私たちの子供が集まり交流する楽しさがありました。

けれども子供の成長に伴い、そのような背景はなくなります。すると

「間が持たない」

という状況が発生するのですね。結果として半日未満くらいの滞在にすることで、みんな笑顔でいられる時間で、その場を後にするくらいになるんです。今回の滞在時間は3時間ほどでした。

「もう少し話をしたかったな。」

と思うくらいになり、ちょうどいいのです。

2・高齢親の負担軽減

以前は私たちが訪問すると、親は気合を入れて様々なもてなしのごちそうを作り用意してくれていました。

けれども高齢でそれも不可能になりました。訪問前に私たちが食べるものを買って訪問することで、親の負担を軽減させたつもりです。けれどもそれでも、親はやはり

「なにも用意しない」

ということができない性分です。結局無理をして、以前より少なくはあるものの、やはり何かしら御馳走の用意をしてしまうのです。

それでも私たちが滞在時間が短ければ、用意をする量が少ないですから、親の負担も減るでしょう。

3・加齢していく私たち夫婦の負担軽減

親が加齢で弱っていくのは当然ですが、私たち夫婦も加齢で体力その他が減っていきます。

夫は問題ありませんが、筆者の私が数年前に脳血管疾患を患いました。そのために持病がない50代女性と比較すると、注意点や行動しがたい面がいろいろあります。

前回は宿泊して帰宅する方が疲労が少ないと考えてそうしたのですが、意外とそうでもありませんでした。けっこう疲れたのです。そこで今回は、思い切って日帰りで帰省をしてみました。

すると思った以上に、

「日帰りも悪くない。」

と感じました。

日帰り帰省で実感したメリット

 

日帰り帰省で感じたメリットは以下の通りです。

荷物が少なくて済む

荷物が少ないので準備が楽です。特別な持ち物はいらず、普段のお出かけ程度の準備でOKです。

荷物が少ないと移動も疲労しにくく、とにかく楽です。帰宅後の洗濯物の山も発生しません。

自分のペースが崩れにくい

自分のペースが崩れにくく、体調や運動、食事のペースも翌日から通常通りです。

親の負担が少ない

娘でも、誰かが訪問すると疲れるはずです。日帰りであればその時間が少ないため負担が減ります。

日帰り帰省のデメリット

交通費を節約できるわけではない

日帰り帰省をしても、往復の交通費は長期滞在でも同じです。そのため交通費を節約できるわけではありません。

宿泊費を節約できるわけではない

交通費と同じく、宿泊費を節約できるわけではありません。

理由は、JR系列の旅行会社を経由するとたいてい、新幹線往復に加え、ホテル宿泊費分が実質無料のようなパックが販売されているからです。

このようなプランを利用して帰省すると、実質ホテル代は無料に近い料金になります。ホテル宿泊をする場合はうれしいプランですが、宿泊しない場合はこのようなお得なプランを活用できません。

日帰り帰省では、このようなお得なプランを使いませんから、宿泊費を節約できるわけではない点です。

落ち着いて込み入った話ができない

日帰りとなれば、あまりい込み入った話はできません。帰宅時間が気になって落ち着いて話せないからです。できないわけではありませんが、しにくい雰囲気になります。

込み入った話をする必要がある場合は、やはり宿泊をしたほうがいいかもしれません。

日帰り帰省は、節約のためではない

日帰り帰省は、上記の理由から節約にはなりません。また、節約が目的ではありません。

もちろん、JR系列旅行会社のホテル宿泊費込みのお得なプランのような商品を利用できない地域の方に場合、意図ぜず結果的に節約になることはあるでしょう。

とにかくお互いの負担を減らすなどの目的で、日帰りを利用する選択肢を入れておいてもよいですね。

「帰省は宿泊するもの」という思い込みを捨てる

一般に「帰省は宿泊するもの」という思い込みもあると思うんです。けれども逆にそれが、お互いの負担になっている可能性を考えてみてもよいかもしれません。

さらりとした、軽い帰省があってもいいと思うんです。まったく「行かない」よりも、さらりとでもいいから「可能な範囲で行く」でもいいと思うんですね。

「ゼロか100か」

ではなくて、10でも20でも、30でもいい。ゼロよりはずっといいということです。「帰省は宿泊するもの」という思い込みを捨てることで見える選択肢が出てきます。

まとめ

さいごに

今回は、「GW50代夫婦の日帰り帰省・意外にメリット大」という話をしました。参考になればさいわいです。

帰省は実家に行き、子供たちを親に見せる楽しみがある一方で、子世帯の私たちが50代くらいになると、状況が変わります。

お互いに体力が低下するなど、帰省は費用以外に負担が大きくなります。そこで以前は宿泊をしていた帰省ですが、日帰りにしたところ、負担が少なく意外にメリットがあることがわかりました。

参考になればさいわいです。