簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

もっとお金を増やしたいなら、まずは5%多く身銭を切ろう



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

日本人の給料はなかなか上がる気配がありません。

そこで、あえておすすめしたいのは、

今より5%多く身銭を切ること

・・です。

5%多く身銭を切ることが「その他大勢を脱する」

「え?なんで?」

と思った方は多いことでしょう。

経済が右肩下がりの現在、ふつうはできるだけ出費を減らそうとします。そして

「もっと節約できる方法はないか?」

と考えます。

確かに私もこのブログで節約の方法や、できるだけお金を使わないで済むタダ情報を発信しています。

けれどもこれらの節約やタダ情報は、必要な「5%以外」の分野なのです。

 

一方であえて、反対の行動を5%だけ取ることで、違う近い将来の可能性が出ます。

つまり必要な箇所に、意識的にお金を使うのです。

しかもそれは、多くの人があまり使わない部分に使うことが肝心です。

収入が増えないのになぜ、身銭を切るのか?

冒頭の話を読んで、「わけがわからない」と感じた方がほとんどでしょう。

  • 給料が上がらないのだから、もっと節約すべき。
  • タダや格安のサービスを探してお金の出どころは減らすべき。

確かに、節約や安い、タダのサービス利用は有効です。同じ条件であれば、費用は安いに越したことはありません。

けれども現在、タダや格安で利用しているサービスにばかり注目して、結果向上するチャンスを逃している可能性があります。

だからこそ、こうしたチャンスを逃さないためにも、

「必要だ」

と感じたものには、潔く身銭を切るべきなのです。

身銭を切ることで得られる、利益の例

身銭を切ることで得られる、利益の例をいくつかあげます。

ファーストペンギンが多くの餌を得られる理由

多くの人が使っていないものを、早く体験するほど、ファーストペンギンになれる可能性が高まります。

ファーストペンギンとは、海にまだほかのペンギンが飛び込んでいないとき、最初に海に飛び込むペンギンです。

最初に海に飛び込むので場合によっては、それで天敵が隠れていて食べられてしまうリスクがあります。

ファーストペンギンは、まかり間違えば天敵に食べられてしまうリスクを背負って海に飛び込んでいます。

結果としてリスクを背負った分、天敵が現れなければ他の陸にいるペンギンに先駆けて餌という収益を多独り占めできます。

一方で天敵に食べられるリスクを恐れ、ほかのペンギンの様子を見極めて陸にいつまでもいるペンギンは天敵に襲われにくいけれども、最悪、餌にありつけません。得られたとしてもほかのペンギンが海に飛び込んだ後では、もう餌は残り少ないわけです。

つまり多くの利益という餌を得るためには、ある程度のリスクを負うことが欠かせません。

リスクを恐れて周りの様子を見てから行動するペンギンは、いつまでたっても餌にありつけないのです。

本を買って読むことで得られる利益の例

本の購入の例を挙げます。

本は図書館に行けば、タダで読むことができます。できるだけお金を使わないことを優先すると、正解は図書館利用になります。

けれども本を読むことの目的と効果は、お金を使うかどうかとは限りません。必要な情報をいち早く取り組み、それを自分のものとして消化して、それを何らかの結果や行動につなげる意味があります。

この場合、優先すべきはタダで読むこと、つまりは図書館から借りることではありません。読みたいタイミングを逃さずにできるだけ早く読み、それを自分の中で消化することです。

この場合、有用なのは、借りて返す必要がある図書館の本ではありません。線を引いたり折り目をつけたり、時には破いて必要な時にいつでも読める自分で買った本のです。そのほうが、本の購入代以上の効果をもたらします。

また、本は情報源の側面があります。つまりこの場合も、遅いよりも早いほうがより、情報源としての効果が高くなります。

いっぽうで図書館でタダで読むことを優先した結果と比較すると、順番待ちで一年後に読んだのでは、同じ本でも自分に与える影響は、低くなります。

「読みたい」と感じた直後に、さっさと身銭を切って本を買った場合、100の良い影響があったとします。

一方で図書館で順番待ちをして、タダで一年後にようやく読んだ本の効果は、5くらいに減ってしまいます。

身銭を切らなかった悪い例です。

iPhone最新機種をいち早く使うことの例

例えば、新しい最新のiPhoneが発売されたとします。

iPhoneの最新機種は相当割高です。

また、数年前はいざ知らず最近では、もう目立った新機能がなく最新機種だからと言って特に大きなメリットは見られない傾向にあります。

とはいえ、まだiPhone最新機種を使っている人がそれほど多くない初期に、いち早く身銭を切って試したとします。

すると一例としては、その情報を知りたい人は多いので、それをもとに新たな副業などに結び付ける可能性があります。

例えばブログやユーチューブで使い勝手を公開すれば、多くのアクセスが期待できます。結果として多くの収入を挙げられるかもしれません。

この行為は、無駄かもしれないiPhone最新機種をあえて身銭を切って手に入れてることで、ファーストペンギンになれるということです。

もちろん、もしかしたらネットに公開しても、興味をもたれないかもしれません。実際に使ってみたら、期待したほどではないかもしれません。

このように身銭を切ることはリスクを背負うことです。この場合、成功すれば多くの利益を得られますが、失敗すれば割高なiPhone購入代が自らの負担となります。

だからこそ、気になる新製品が出ても、多くの人は誰かが使い勝手を公開するまで、手を出さないわけです。機種変更が面倒、単純に高価だ、ということもありますが。

定期預金を脱して新NISAでインデックス投資をはじめる事例

「絶対に損をしたくない」

という思いで、手堅く定期預金などの銀行預金だけでお金を運用している人は多数です。

一方で、リスクを覚悟しつつ、新NISAでインデックスファンドで投資に移行または併用で運用をしている人がいるとします。

この場合も、リスクを取らずに定期預金だけで運用している場合は、将来得られるお金も限られたものになります。

一方で新NISAを活用しつつ、インデックスファンドで投資で運用した場合は、将来得られる利益を期待することができます。

この場合も、リスクを取ること、つまり身銭を切る覚悟をした人は将来得られる利益も増える可能性があります。

ところがリスクを負わない場合は、そうした利益は得られません。

多くの利益を得るには、リスクを取ることが欠かせない

結論として、より多くのお金を稼ぐには、リスクをとることが必要だというわけです。

何かの情報を発信して何らかの利益を得ようとする場合、大多数の人が知らないことを発信する必要があります。

この場合、

  • 早い
  • 多くの人が知らない最新情報である

ほど有利に働きます。つまり、「その他大勢」を抜け出す確率が高くなります。また、他人が実行してない視点をとるので、ものの見方も変わります。

他人より早い視点を持つと、他者との共感は減る

ただしこの場合、他人より早い視点や情報を得ることは、大多数の人と共有できません。だから「ある種の孤独」を覚悟する必要があります。

ただしこの場合の孤独とは、あくまで一歩先を行く場合の人の視点であって、周りの人がそう感じるわけではありません。

経営者やビジネスの先駆者の多くが、孤独に強い、単独に強い、のはそうしたことが根底にあります。

つまり他人と意味なく群れていたり、愚痴を言い合っているだけのような人間関係では、よりお金を稼ぐという視点とは縁遠くならざるを得ません。

身銭を切る人が少ない時代だからこそ、効果が高い

今の時代、身銭を切る人が少ないので、逆に効果を高めるのは簡単です。一番簡単なことの一つに、本を新刊でいち早く買うことの例があります。

本を新刊で、すぐにためらいなく買う習慣がある人は少数派です。つまり、ちゅうちょなく本に身銭を切る習慣があるだけでも、「その他大勢」を抜ける効果が高くなります。

テレビやSNSなどで、どこかで見たような、ありがちな情報に振り回されることが減ります。

身銭を使う決心と潔さを持つ

身銭を切ることはリスクがあります。けれどもリスクを恐れて何もしなければ永遠に解決はできません。

自分が何か効果が高い方法を探しているとします。たとえば掃除を負担なくできる方法を模索しているとしましょう。

この場合、考えられる方法はいくつかあります。

  • 物を減らす
  • 掃除家電を工夫する
  • 家事代行サービスを利用する
  • それ以外

場合によってはお金を使うことで負担が減らせる場合があります。けれどもどれが正解かは実際に試してみなければわかりません。

身銭を切ってもうまくいかないかもしれません。けれども一度身銭を切ってみれば、何が原因で失敗したかを知ることができます。

そして最終的には最適な正解をあぶりだすことができるでしょう。

多大なリスクを負うわけではない

「身銭を切る」

といっても、基本的に多大なお金を必要とするわけではありません。例えば

  • 図書館から借りずに、書店で本を買う
  • スマホだけでなくPCを買って使う
  • iPhone最新機種を使ってみる(決して安いわけではありませんが、旅行費用や自動車購入、自宅購入、生命保険加入、などと比較すれば、決して大きい金額ではありません。)
  • 口コミ情報がない家電を使ってみる
  • 発売されたばかりのユニクロの服を着てみる
  • 無料枠ではなく有料枠でデザインツールを使ってみる
  • 新NISAを少額ではじめてみる

たわいもない金額で身銭を切れることは多くあります。最近はタダや安いにこだわるあまり、少しだけ課金することで得られえる効率を逃している可能性が多くの人の傾向です。

だからこそ、身銭を切る行為はチャンスなのです。

「タダや安い好き」が利益を逃している

確かに、タダや安いことは、一魅力的です。ですが、本当にそれが自分のためになっているかどうかを今一つ振り返ってみましょう。

場合によっては「必要だ」と感じた物やサービスの購入をすることで、圧倒的に快適だったり、効率的なことを得られる場合があります。

こうした視点を持つと、以前より5%程度の支出は増えるかもしれません。

ですが、まわりまわってそれ以上の利益や収入が増えるかもしれません。結果として大きな利益を得られる可能性が高くなります。

まとめ

さいごに

今回は「もっとお金を増やしたいなら、まずは5%多く身銭を切ろう」という話をしました。

前回は、「タダや無料で利用できる事例」を紹介したので、それと矛盾するように感じた方がいるかもしれません。

今回、あえて「身銭を切る重要性」を取り上げたのは、タダや無料に固執する機会損失に警告を促す意味もあります。

現代日本では、多くの給与取者の方が、上がらない収入に悲鳴を上げています。こうしたときは、節約にばかり目を向けずに収入を増やす方にも目を向けることが不可欠です。

この場合は、あえて身銭を切るというリスクを負うことが、将来の利益をもたらす可能性を作ります。

参考になればさいわいです。