はじめに
生きていると何かとお金がかかりますよね~。
でも、その常識は時とともに変化しているんです。以前は有料だったものが、今では無料(タダ)なのに、わざわざ手間暇かけて有料で使いがちなものがあります。
今回はそんなものを10紹介します。
全部実行すれば、相当な節約になりますよ。
なぜ、タダで利用できるのか?
タダで利用できるサービス内容は幅広いですが、主に以下の理由で無料で利用できます。
- タダで利用してもらい、有料サービスに移行してもらうため
- タダで利用してもらい、業界シェアを増やすため
- サービス形態の工夫と、インターネットにより費用がかからないため
- 行政サービスの一環であるため
- 行政の税収アップが見込めるため(観光、事業など)
タダで利用できる身近な例は、サブスクサービスの「初回おためし〇日利用」などです。
このほか、グーグルのGmailをはじめとした、様々なサービスはほとんどが無料です。こうしたことができるのも、Googleに利用者を取り込むことで、ほかの有料サービスを使ってもらえる機会が増えるためです。
「悪い無料」と「良い無料」を見極めて利用する
無料(タダ)を利用する場合、
「タダほど高いものはない」
にならないように、ある注意点が必要です。
簡単な目安があります。それは
「なぜ、それが無料で利用できるかを、はっきり答えられえるかどうか」
・・です。
たとえ最終的に有料だとしても、例えば「お試し期間だから無料なのだ」と理由がわかっているなら良い無料です。
ところが「なぜ、無料なのかがわからないものには注意」しましょう。現代はネットでググればたいてい抵の情報が出てきます。
「あやしい」
と感じたら企業名や住所や事例を検索すれば、何かしら情報が出ます。
一方で基本的に
- 上場企業
- 行政
がかかわっているサービスは、問題ないケースが多いです。とはいえ個別に細かなトラップはつきものなのでそれは注意しましょう。
それでは次からは良い無料である
「無料(タダ)で利用できるのに、有料でお金を使っているもの」
を紹介します。
無料(タダ)で利用できるのに、みんなが有料でお金を使っているもの
1・振込手数料
銀行の振込手数料は、ネットバンクの無料枠を使えばタダにできます。たとえばSBIネット銀行を開設して、その振込手数料無料枠を使うだけで、振込手数料をタダにできます。
条件により、回数の制限などはありますが、銀行に行かずにスマホからも振り込みできるので、利用しない手はありません。
2・観光パンフレット
例えば東京都の観光パンフレットは、大量に無料でネットに公開されています。
紙のパンフレットが要所に置いてありますが、やはりネットパンフレットなら自宅で見られますので便利です。
こんなにあるので、東京の観光ガイドブックは買わなくてもいいかもしれません。
3・観光スポット
東京などの都会に観光した時、訪れたいのは何といっても高層ビル系に登ることでしょう。けれども多くの展望台は割高な料金が設定されています。
ところが実は、無料で公開されている展望ビルがあります。それらを知っていれば、無料で観光できます。以下は一例です。
東京都庁展望室
45階、地上202m
新宿野村ビル 展望ロビー
東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル50F
恵比寿ガーデンプレイスタワー SKY LOUNGE
東京都渋谷区恵比寿4-20恵比寿ガーデンプレイスタワー 38階、160m
※他にも無料展望台はあります。
4・古典小説などの本
著作権が切れた古典本を中心に無料で本を読めます。
のほか、アマゾンなどで電子書籍としてゼロ円で販売されている本が多数あります。読みたい作品をアマゾン内で検索してみてください。
5・DVD、優良動画配信サービス(条件あり)
見たいドラマや映画があるとき、有料で買わなくても、動画配信サービスを利用すれば低コストで見られます。
例えば動画配信サービスで無料お試し期間に見たい作品が対象であれば、実質タダで見られます。
サービス利用を続行してもいいですし、無料期間だけでやめるも自由です。
- アマゾンプライムビデオ
Prime Video | 映画、TV番組、ライブTV、スポーツを観る
(アマゾンプライム会員になれば利用できます) - U-NEXT(ユーネクスト)
など。利用の際は、無料お試し期間のリンクから必ず申し込みしましょう。うっかり通常申し込みリンクから申し込んだ場合、無料期間が適用しないことがあります。
6・デザインツール
キャンバというデザインツールです。このブログで使っています。無料でも十分なサービス内容です。が、最近私は有料プランを使い始めました。
画像やイラスト、動画、ロゴ、フォントなど多彩なサービスがあります。以前はプロの領域だったデザインが、元のデザインを入れ替えるだけで素敵なデザインを作れます。
ブログなどのほか、チラシ、パンフレットなどなんでも作れます。
7・無料カフェ(条件付き)
学生限定
学生限定ですが、無料で使えるカフェです。
- 30歳以下
- 四年生大学所属の大学生、大学院生
- 全国の店舗利用可能
なぜ無料で利用できるかというと、160社近くの企業がスポンサーになっているためです。
- 企業側・・学生と接点を持ちたい
- 大学生・・企業、他学生との接点を持てる、カフェ代無料
知るカフェ|Meetupを通して大学生の選択肢を広げるプラットフォーム
学生側と企業側のメリットが一致するために存在する無料カフェです。
イオンラウンジ(株主限定)
イオン系の株を、一定数以上持っていると利用できるラウンジです。
月5回/1日1回
1回につき最大30分まで
同伴者 1名まで
※無料ドリンクサービスあり
ただ、以前は不要だった予約が必要、同伴者は3名だったのが1名に、菓子提供がなくなった、ドリンクは一杯までになったなど、以前より制限が出たようです。
ラウンジがある店舗とない店舗があります。
買い物の後に、一息付けますね。株保有者だけなので完全無料ではありませんが、もし保有していたら忘れず利用したいところです。
<100株以上保有>
イオン(株)・イオン九州(株)・イオンディライト(株)・マックスバリュ東海(株)・イオンファンタジー(株)・(株)キャンドゥ
<200株以上保有>
イオンモール(株)・イオンフィナンシャルサービス(株)・ミニストップ(株)
<500株以上>
イオン北海道(株)
<1000株以上>
(株)ジーフット
<1500株以上保有>
(株)コックス
8・グーグルドキュメントなどを、オフィス系ソフトの代わりをに使う
オフィス系ソフトといえばマイクロソフトのエクセルやワードやパワーポイントは、「いわずもがな」です。
PCを持っている人はたいてい、これらのソフトを入れているでしょう。ただし、裏を返せばPC本体は安くてもオフィス系ソフトを入れると割高になってしまいます。
家庭用PCで普段は必要ないけれど、たまに家計簿を整理したり何かの情報を記録しておきたいってことがあると思います。
そんなときはグーグルのアプリを使うことで、多彩なソフトを無料で使えます。もちろん同様にスマホでも使えるのでPCを持っていなくても、オフィス系ソフトと同じように使えてしまいます。
- Google ドキュメント・・Microsoft OfficeのWordに相当
- Google スプレッドシート・・Microsoft OfficeのExcelに相当
- Google スライド・・Microsoft OfficeのPowerPointに相当
ただしオフィス系ソフトとの互換性は、保証されるものではありません。あくまで個人的な利用をメインにしましょう。
9・無料ジム
健康のためにジムに通っている人は多いですね。ただしはじめは通っていてもだんだん通わなくなったり、最初に気合を入れて通ったのはいいけれど、後から通わなくなった、会費だけが引き落とされていく。なんてことに自己嫌悪に陥った経験がありませか?
そこで行政の無料ジムの出番です。あくまで住んでいる自治体にそのようなサービスがあることが前提ですが、割と高頻度で設置してる自治体はあると思います。
実際、私が住んでいる自治体にありますし、出身地の地方でも数十年前でもありました。(当時一時期通っていました)
行政の無料ジムは意外と盲点になっているので、住まいの自治体にあるかどうか確認してみましょう。
たいていは初回に説明や指導がされ、以後は自由に使えるというスタイルが多いかと思います。指導のスタッフが常駐していることが多いのでわからないことは質問できます。
行政の施設は充実している傾向にあるので、まずは登録、利用条件などを確認してみましょう。東京都の場合はあちこちに無料ジムがありますし、それ以外の地域も要チェックです。
10・ふるさと納税
このブログで何度も何度も書いていますが、それでも利用者は利用できる人の8人に一人しか利用していないそうです。
手続きも簡単ですが、確定申告になったとしても、もともと確定申告がいらないサラリーマンはスマホで申告できるので税務署に行く必要はありません。
自己負担は年あたり2千円だけで、あとは返礼品が丸々設けです。返礼品自体の還元率が最近の値上げが反映されているとはいえ、まだまだメリットしかないただでもらえる国お墨付きのお得な手段です。
「タダほど高いものはない」は、昔の常識
昔は、
「タダほど高いものはない」
と言われていました。だから従来の傾向を常識だと思っていると、むやみに疑って利用の機会を逃してしまいます。
一番大きなタダが増えた理由は、インターネットです。
インターネットの出現で、多数のタダ利用の人がいても、一部有料利用者がいればそれで充分企業は利益を出せるわけです。
もちろん、ダダでサービスを利用して、それで十分だと思ったらそのままタダで利用してもかまいません。
昔の狭い「常識」はお返し必須
昔の狭いエリアのリアルな人間関係の場合は、そうはいきませんでした。例えばご近所さんから、お土産のお菓子を頂いたら、後日お返しをするのが常識です。
お返しをしない人だということが広まると、その狭いエリアの人間関係にヒビが入るおそれがあります。
昔はタダで何かを提供してもらえるなんてことはありえず
「タダほど高いものはない。」
と警告の言葉があったわけです。
ところがインターネットをメインとした現代のタダのサービスは、お返しをしなくてもいっこうにかまいません。
ただ、しいて言えば今はタダで利用していても、あとから何かをきっかけに有料で利用するということはあります。
無料から有料に移行した私の事例
例えば私の場合ですが、ずっとCanvaという誰でも簡単にデザインができる無料ツールを使っていました。
けれども最近、有料プランを使い始めました。実際に使ってみると、圧倒的に使い勝手がよくなりました。
無料でも十分な内容ですが、無料のときよりも有料枠を気兼ねなく使えるので、時間の削減になりました。
このようにとにかく使っていれば、有料に移行する気になることがあります。
無料で使うサービスを知ることは、時代に乗ること
でも、それでもこれまで有料で使っていた人からすると、こんな考えが浮かぶかもしれません。
- 「サギなんじゃないの?」
- 「うまい話には裏がある」
- 「今まで有料で使っていた私の行動を否定したくない!」
もちろん数あるサービスの中には、悪質なサギ系のものも含まれるのが悲しい現実です。その点は利用するうえで注意しなければなりません。
けれども、様々な交通機関や飛行機事故を恐れて飛行機に乗るのを控える人がいないように、事故を恐れて徒歩で現地に向かうのは現実的ではないですよね。
タダで利用できる情報感度は、マンネリを解消する
それと世の中の様々なサービスをうまく活用しなければ、時代に取り残されるだけではなく、無駄にお金を使い、労力や時間を消費してしまいます。
このような新しいサービスを使いこなす人と、そうでない人とでは、情報の感度が違います。
だから、単純に常に新鮮な気持ちになりマンネリとは無縁です。結果として年を重ねても気分が前向きになります。
このようなことを理由に、無料のサービスを使いこなそうとする行動は、メンタル、若々しさという分野にまで知らず知らず影響を与えると思っています。
まとめ
- はじめに
- なぜ、タダで利用できるのか?
- 「悪い無料」と「良い無料」を見極めて利用する
- 無料(タダ)で利用できるのに、みんなが有料でお金を使っているもの
- 「タダほど高いものはない」は、昔の常識
- 昔の狭い「常識」はお返し必須
- 無料から有料に移行した私の事例
- 無料で使うサービスを知ることは、時代に乗ること
- タダで利用できる情報感度は、マンネリを解消する
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、「無料(タダ)で利用できるのに、有料でお金を使っているもの10選」という話をしました。
無料で使えるものを知ることは時代に乗り情報感度を高く持つことと同じ意味があります。単に節約になるというだけではありません。
参考になれば幸いです。