はじめに
コロナあたりから特に、時代は「がんばらない生き方」が注目を浴びました。
確かに、私たちはこれまで「がんばりすぎた」のかもしれません。
一方で、がんばらない生き方は本当に心身の充実を生んだのでしょうか。
「少しだけストイックに」するほうが充実する
結論を言うと、筆者の主観として本音を言えば、「NO」と答えます。
もちろん、「NO」が答えの全てではありません。程度の差異があるし、ケースバイケースです。
「がんばらない生き方」がゆとりを生み、結果、満足して暮らしている方もいます。
筆者も、例えば過剰な詰込みスケジュールや家事をやめるなどして、無理のない範囲で暮らすようにしています。
このような事柄は、「がんばらない」を続行で構わないでしょう。
一方で、筆者個人の場合を見れば、「がんばらない」だけでは必然的に足りないことがあります。
その対策として、あえて少しストイックな面を持つことで、自分がのぞむ方向性を持つことができるようです。
部分的にストイックな面を持つと、最終的に達成感や充実をより感じられるのです。
まったくがんばらないだけの場合と比較すると、やはりストイックな面をあわせもつほうが良い結果が出せる傾向にあるのです。
また、ストイックな事は、習慣化してしまうことでそれほど負担に感じないで済むことができるのです。
最近はこのような本も話題です。(著者さんのことは存じあげなかったのですが、買って読みました。)noteでも話題のようです。
ちょっとストイックな習慣の例
当たり前にこなしている方からすると、下記の事例は全くストイックでもなんでもないかもしれません。
ただ筆者個人にとって、下記の習慣を日々こなすことは、全くもって「がんばらない」とは逆でストイックな面があるのです。
ストイックな習慣の例
- 毎朝のトイレ掃除
- 毎朝の床掃除
- 毎日のウォーキング
- 毎日のラジオ体操と軽度の筋トレ等
- 毎日ブログを書く(更新自体は毎日ではありませんが、ブログは毎日書いています。)
ストイックな行動が必要な理由
例えば掃除関連は、頻度を落とすと当然、汚れが多くなります。それはそれでラクですが、一方で気分がよくないデメリットが出ます。けれども掃除をすることで清潔になり、体を動かすので一石二鳥です。
ウォーキングや軽度の筋トレなどは、めんどうくさいし時間がかかります。けれども持病があり血流がよくないため、このような運動をすることで体調を維持できます。
かりに「がんばらない」を優先して、運動をしない場合、杖をついて歩くことになるかもしれません。それでは不自由ですから、日々運動を欠かしません。
毎日ブログを書くことは、もともと好きで始めたことです。一般に毎日ブログを書くことは努力とみなされます。一方で筆者の場合、もともとブログを毎日書くことに努力はいりませんでした。
一方で最近は、体調の変化があり、一度に書ける文章のボリュームがややマイルドになっています。そのため、少しストイックに「書くボリューム」などを増やす努力が必要です。
書くことは運動習慣と同じです。毎日書いているとスルスル書けますが、書かない期間があると、効率が落ちます。
「お金周りの使い方」も少しストイックが必要
お金周りのことも同じです。
まったくがんばらないお金の使い方をしたとします。
結果、お金が足りなくなるという事態になるでしょう。ある程度予算建てをして、節約や貯蓄をすることも「ちょっとだけストイック」な手法です。
仮にお金周りにまったくがんばりを取り入れない場合、お金が不足するのは簡単です。
このような状況を望む人はいないでしょう。
この記事は、難しい方法をとらずに実践できる、お金の使い方を紹介しています。
結局は自分にストイックな人が納得いく生き方をしている
私の主観としては、結局のところ合理的に自分にストイックな人が、自分に納得いく生き方をしていると感じます。
私は過去記事で努力不要論なども書いています。一見矛盾するようですが、それはこういうことです。
不要な努力というのは、他者目線を意識したり、他者のためにやる方向性がずれたものを指します。
一方で必要な「努力やストイックな生き方」とは、冷静沈着に判断した必要不可欠な内容を指します。
必要な「努力やストイック」をめんどうくさいからと「がんばらない」に逃げたり都合のいい流行に乗っかった言い訳に使うのは違うと思っています。
難しいのは、本当に必要な「努力やストイック」の選別
難しいのは、本当に必要な「努力やストイック」の選別です。
ですが、選別は案外簡単でもあります。
それは、「他者を意識した行動か否か」が判断基準になります。
しばしば世の中では、努力したいという願望を商業的な戦略に乗せられて悪用されることがあります。
もちろん、商業的な戦略のすべてが悪いとは言いません。中には有用なものもあります。
けれども本当は不要なものも「必要ですよ」というメッセージに乗せられてしまうので、その真偽を見極める目が必要不可欠になります。
この場合も、自分が行おうとするストイックな行動が、他者目線を意識したものか否かがポイントになります。
まとめ
- はじめに
- 「少しだけストイックに」するほうが充実する
- ちょっとストイックな習慣の例
- ストイックな行動が必要な理由
- 「お金周りの使い方」も少しストイックが必要
- 結局は自分にストイックな人が納得いく生き方をしている
- 難しいのは、本当に必要な「努力やストイック」の選別
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、
「がんばらない」だけでは時代遅れ?『ちょっとだけ、ストイック』な生き方がいい。
・・という話をしました。世の中はがんばる時代から、頑張らないブームに移行しました。最近主流の「がんばらない」ゆらゆらした生き方も必要ですが、ときにそれだけでは自分が抱える問題を解決できないことがあります。そこであえて、少しだけストイックな生き方をあわせもつことが必要だという話をしました。
参考になればさいわいです。