簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

思い入れがないはずの、「15年以上前に売った家」の夢を見る現象の理由



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

筆者は20年前くらいに、新築マイホームを持っていました。

その家は夫の転勤を機に売ったので、もう15年以上前のことです。

マイホームに住んだ期間も短く、思い入れはないつもりでいました。

ところが時折、元マイホームが夢に出てくるのです。

これはいったい、どういうことなのでしょうか。

マイホームを目標にしていた新婚時代

新婚当時はマイホームを目標にしていました。

コツコツ節約と貯金に励み、親の援助などは全くなしに、マイホームを購入しました。

次の目標は早い住宅ローン完済

マイホームを購入して住み始めると、次の目標は完済でした。

当時は繰り上げ返済をして、利子を節約することが推奨される時代です。

実際、一度繰り上げ返済も実行しました。

夢を形にできたマイホーム

新婚当時の筆者の夢は、マイホームで思いっきりガーデニングやDIYとインテリアを楽しむことでした。

すでにミニマリスト的志向はありましたが、家という器が大きいので、実際はそれほど物が少なくはなかったと思います。

ただ、見た目にはスッキリしていたようで、友人から

「理想の住まい」

と言ってもらえたときは、うれしくてピークだったかもしれません。

住んで3か月経過して気付いたこと

おかしなことですが住んで3か月たつまで、ある重要な事実を実感しました。

当時のマイホームの場所は、ちょっと不便なところでした。

でも車で移動するから問題ないと考えていました。

それが顕著に表れたのは冬です。

夫はしょっちゅう飲み会があったのですが、タクシー代の負担が大きくなるため筆者が車で迎えに行きます。

ただ、幼い子供を置いていくわけにはいかないので、寝ている息子を抱きかかえて車に乗せ、夫を車で迎えに行きます。

これが多いときは毎週かそれ以上です。

ガソリン代は馬鹿にならないし、深夜寒い車を暖め、息子を連れて迎えに行くのは本当に負担でした。

また、ちょっとどこかに行くのでもガソリン代が相当かかります。

この時点でこの場所に家を買ったのは間違いだったと気付きました。

きっかけがないとマイホームを手放す発想にはならない

そうはいっても、きっかけがないとマイホームを手放す発想にはなりません。

そこでうっすらと考え始めたのは「夫の転勤」です。

転勤もリスクがありますが、当時のマイホームから無理なく離れるには夫の転勤が一番いいかもしれないと考え始めました。

実は筆者内では想定内だった夫の転勤

ただ、転勤はあるかないかわかりません。

ですが住んで3年たった時に辞令が出ました。

当時は隣県で、夫は単身赴任するつもりだったようです。

ですが、この時一緒に移動することにしました。

さらに数年後、東京に転勤になり、マイホームは売却しました。

そして今に至ります。

思い入れがないはずの元マイホームが夢に出る

ところが困ったことに、直後思い入れのないはずのマイホームがちょくちょく夢に出ました。

それは3年くらい続きましたが、次第に見なくなりました。

けれども最近、たまに何かの拍子で元マイホームが夢に出てくるのです。

これはいったいどういうことなのか。

単に記憶の整理的な現象なのか、それが自分の本心なのかわかりません。

元マイホームでなくても、引っ越し願望かも

推測するに、それは元マイホームが懐かしいとか未練というものでもなく、(設計の段階から試行錯誤した家だから、ゼロとは言い切れないけれど)同じように「自分仕様の家に住みたい」という表れかな?とも思いました。

現在の賃貸住まいは、それなりの欠点はあるけれど、立地や利便性や治安の良さ、医療機関の充実など、元新参者の筆者家族も住みやすい街です。

となると現状を超える物件はそうそう見つかるとは思えません。実際、同じ地域で見つけるのは多分不可能であることは熟知しています。

一方で、「こういう家に住みたい」という願望が出ては消えるというのが矛盾した現象なのです。

無理と分かっているし、選択肢がないことも承知している。でも願望だけは脳内でとりあえず描いてみる。たまに夫に、無理な話を口にしてしまうこともある。

自分の頭の中を言語化してみると、およそそんなことかなと思いました。

さいごに

今回は、

思い入れがないはずの、「15年以上前に売った家」の夢を見る現象の理由

・・という話をしました。

参考になればさいわいです。