簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

2024年新NISA開始目前で、2023年中に忘れず段取りしておくこと



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

新NISA開始目前の段取りはもう済ませましたか?

2024年に新NISAが開始します。

また、2019年分のNISAを利用している方は、非課税期間が今年終了します。

そのため年内中に段取りしておきたいことがあります。

新NISAは「新旧分離」であるという前提をふまえておくといいでしょう。

※投資は自己の判断で行います。最終的に投資の判断をする際は再度ご自身で内容を確認の上判断してください。

もくじ

いまさら聞けない?NISAとは

そもそもNISAって何でしょうか?聞いたことはあるけれど何となく面倒くさくてスルーしてしまいたくなりますよね。

NISAとは、投資で利益が出ても、それが非課税となる制度のことです。

通常は20.315%の税金がかかります。ところがNISA預かりに設定すれば、それが非課税になります。20.315%もの税金がかからないのですから、これはかなりお得です。

(ただし注意点があります。たとえば、NISA預かりにした分は損した場合、確定申告で損益通算などができません。つまり利益も損もなかったことになります。NISA利用は、基本的に利益が出ることを前提にしています。)

2023年までのNIAの概要

2023年までのNIAの概要は以下の通りです。

新NISAの概要(2024年からのNISA)

これが新NISAはこのようになります。↓

出典:https://www.fsa.go.jp/index.html

2019年分のNISAの行き先を決める

ここで2023年12月現在、NISAを利用している人が確認しなければならないことがあります。

それは「2019年分のNISAをどうするか?」です。今年は2019年分のNISAが5年目を迎えます。さらに2024年からは新NISAが開始してしかも、ロールオーバーできません。

(ロールオーバーとは、非課税保有期間が終了したとき、持っている金融商品を翌年の新たな非課税投資枠に移すことです。)

2パターンから選択する

というわけで、以下の2つの方法から選ぶ必要があります。

 

1. 課税口座(特定口座か一般口座)に移管する
2. 売却する

何もしないと2019年分のNISAはどうなるか

何もしないと、2019年分のNISAは、2024年には 課税口座(特定口座か一般口座)に自動的に移されます。

売却を考えていて(利益が出ていると仮定して)NISAの非課税期間を反映させるには、2023年中に売却が確定するように段取りする必要があります。

ロールオーバーはできませんが、売却して得た資金を新NISAに預け入れるのも一つの方法です。

積立NISA→積立投資枠、(一般)NISA→成長投資枠

上記の新NISAの表にあるとおりですが、NISAの呼び方がそれぞれ変わります。

積立NISA→積立投資枠、(一般)NISA→成長投資枠

積立投資枠、成長投資枠、が併用可能

また、大きく変わるのは限度額内であれば両者が併用可能になります。つまりこれまでは積立NISAか、一般NISAかどちらか片方しか利用できませんでした。

けれども2024年からは併用できるようになります。

これまで、どちらかしか選択できなかったために一般NISAのみを利用して積み立ては課税口座で運用していた方も、この制度ができたので、成長投資枠を運用しつつ積立投資枠を運用することも可能になります。

積立投資枠の積み立てタイミングの種類

積立投資枠の場合、積み立てのタイミングはあるのでしょうか。それについては金融機関により差があります。以下は証券会社の一例です。

 

出典:https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/top.do?

このようにつみたてのタイミングは各社様々です。ここで気になるのは、どのタイミングがいいかということですが、それは投資の目的と期間などにより選択が変わります。

一覧表を見る限りSBI証券が一番つみたてのタイミングが多いですが、そもそものつみたて投資枠利用の目的とは、長期の運用を前提とする背景があります。

そのため、月一回の積み立てと、毎日の積み立てとの違いをそれほど大きく考える必要はないという考え方もできます。厳密にいえば、細かく買うほうがいいとも言えますが実際はあまりその辺は気にしなくていいとも言えます。

そのため上記の証券会社はいずれも、月一回の積み立てが設定できるので、積み立ての回数を理由に取捨選択する意味はそれほど大きくないという見方もできます。

ただし、実際は最終的にいくらかの差が発生することでしょう。この辺は誰にも読めないので好みということになります。

それよりも重要なのは、銘柄の豊富さとか利用しやすさ、自分が買いたい商品を扱っているかどうかなどのほうが重要といえます。

まとめ

さいごに

今回は2019年のNISAが今年5年目を迎えます。さらに2024年には新NISAが開始します。それに伴いロールオーバーはできないので、2019年分のNISAを年内中に売却するか、課税口座に移すか考える必要があります。

さらに売却する場合、非課税機関が反映される年内中の日に手続きを完了する必要があります。

あとで「しまった!」とならないように早めに確認しておきたいですね。さらに来年のNISAをどう活用するか再度検討が必要です。

参考になればうれしいです。