はじめに
今回は、
「楽天で貯めたポイントを、楽天証券のポイント投資で運用する。」
という話をします。
ポイントセールが人気の訳
最近はポイントセールが人気です、理由として同じ値引きでも例えば
- 10%ポイントが付く!
- 10%値引き!
では「10%ポイントが付く!」方が得な気がしますよね。合理的に考えれば、どちらも同じです。
ところが、ポイントが付くと、後からそれで買い物できます。だからポイントを得るセールがより、得した気持ちになります。
でもそれがしばしば、無駄を生む原因になります。
ポイントは雑に扱いがち
さらに買い物で貯めたポイントを、私たちは「あぶく銭」扱いしがちです。雑に使ったり「自分へご褒美」に使いがちです。あぶく銭とは、苦労しないで手に入れたお金を指します。
楽天で貯めたポイントも、大事なお金です。意味がない無駄遣いに使わないで、しっかり意味がある使い方をしましょう。
フレーミング効果とは
フレーミング効果(framing effect)という現象があります。これはノーベル経済学賞受賞者でプリンストン大学名誉教授のダニエル・カーネマン氏らが「サイエンス」で発表しました。
「中身は同じものも、表現の違いで、印象が変わり、行動に影響を与えてしまうこと」を指します。
ポイントセールに魅力を感じる心理は、フレーミング効果で説明できます。
貯めたポイントは、「ポイント投資」に使う
では、楽天ポイントを何に使えば良いのでしょうか。画期的な方法として「ポイント投資」があげられます。
楽天で貯めたポイントは、楽天証券で投資信託に使うことができます。もちろん新NISAにも使えます。
ポイントは1ポイント=1円から使えます。
もちろん、新NISAを使わず特定口座での運用も可能です。ポイント投資なら手持ちのお金を使わないので、「お試し投資デビュー」におすすめです。
特定口座とは課税口座のことです。
楽天ポイント投資の注意点
楽天ポイント投資には、使えない種類のポイントがあります。それは、楽天マラソンなどで獲得した期間限定ポイントです。
また利用できる投資の種類は投資信託だけです。
対象サービス
購入できるのは投資信託のスポット購入(金額指定のみ)です。
積立注文できますが、ポイントが不足しないように注意する必要があるので、スポット購入のみが無難です。
利用できるポイント
楽天ポイント と 楽天証券ポイントが使えます。
利用できないポイント
期間限定ポイント(例:楽天マラソンで獲得するのは期間限定ポイントです。)
他ポイントから交換した楽天ポイントも使えません。
楽天証券に口座開設する
楽天で貯めたポイントでポイント投資をするためにはで、まず楽天証券で口座開設をします。
新NISAを開始する場合で、旧NISA、旧つみたてNISAの口座もどこにも持っていない場合は、新NISAの申し込みもあわせて行います。新NISAを申し込む場合は行政を経由もするので、一か月前後かかります。
楽天証券そのものの開設自体はそれほどかかりません。
新NISAを使わない場合は、楽天証券の口座開設だけで済みます。
すでに他の金融機関でNISAを申し込んでいる場合
既にほかの金融機関でNISA等を申し込み済みの場合は、楽天証券では特定口座で運用するか、楽天証券で新NISAを移管するかの選択をします。
まとめ
- はじめに
- ポイントセールが人気の訳
- ポイントは雑に扱いがち
- フレーミング効果とは
- 貯めたポイントは、「ポイント投資」に使う
- 楽天ポイント投資の注意点
- 楽天証券に口座開設する
- すでに他の金融機関でNISAを申し込んでいる場合
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「楽天で貯めたポイントを新NISA成長投資枠で運用する」という話をしました。私は買い物でためたポイントを、楽天証券の投資信託スポット購入にあてています。
金額は少ないですが、半端なものを買って消費してしまうより、よほど的確な使い方だと思います。
1ポイント=1円
ですし、今後複利効果で増えることができれば、その場で消費してしまうより有意義です。参考になればさいわいです。