はじめに
新NISAを初めると最初によく見聞きするのは
「インデックスファンド」と「アクティブファンド」
という言葉です。
新NISAなどを利用するとき、どっちを選ぶか重要な判断基準になります。
結論はインデックスファンド
結論は通常の場合、インデックスファンドです。
一方でアクティブファンドを選びたい理由として、
「より大きい運用益が期待できる」
と考えて選ぶのでしょう。または金融機関の窓口ですすめられたということがあるかもしれません。
ところが、アクティブファンドの場合は、スタート以前に運用益を減らす要素があるんです。
その要素とは手数料です。
アクティブファンドはインデックスファンドに比べて手数料が高いわけです。理由はシンプルで「いわゆる投資のプロ」が、金融商品を選別するからです。
「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違い
「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違いは、ベンチマークに連動しているか否かの違いです。
ベンチマークとは、指標とか基準という意味です。
インデックスファンドは、日経平均株価やトピックス、S&P500などの指標に連動した運用スタイルです。
インデックスファンドと対照的な位置にあるのは、アクティブファンドです。これは日経平均やトピックスの指標を上回る運用を目指すスタイルです。
いわゆる「投資のプロ」と自称する人たちが、指標より高い成績を出すことを前提にしています。
投資のプロも未来の運用結果は読めない
ここまで読んでピンとくると思いますが、そもそも投資のプロだからといって、未来の運用の結果を読めるというのはあり得ません。
でも、実際にはそこそこの運用結果を出しているアクティブファンドは存在します。理由は簡単です。
アクティブファンドというのは名前だけで、実態はインデックスファンドとほぼ同じというのが最近のアクティブファンドの実態というわけです。
つまりアクティブファンドを作っている投資のプロも、ある意味、そこを認めていると取れます。
中身がほとんど同じでも、高い手数料を払いますか?
結局、中身は同じなのに高い手数料を払う分、インデックスファンドに軍配が上がるというわけです。
まあ、百歩譲って手数料が割高でも、運用益が出れば、何もしないよりプラスは出るので、本人が納得していればOKという見方はできます。
また各個人がそれぞれの考えの下、納得して選ぶならこの限りではありません。
ただ、シンプルにインデックスファンドを選ぶほうがいいでしょう。
目論見書を読もう
インデックスファンドを選ぶにしてもアクティブファンドを選ぶにしても、購入するときは目論見書を見ます。
目論見書にはこのようなことが書いてあります。
ファンドの目的、特色、投資の方針、投資のリスク、手続き、手数料など
このほか運用報告書というものもあります。こちらには
運用実績、運用状況などが書いてあります。
この段階で中身がインデックスファンドと変わりないことに気づくはずで、同時に手数料がアクティブファンドが高いと気づくことができるはずです。
目論見書を読むことが大事だということの意味がそうしたことにもあります。
まとめ
- はじめに
- 結論はインデックスファンド
- 「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の違い
- 投資のプロも未来の運用結果は読めない
- 中身がほとんど同じでも、高い手数料を払いますか?
- 目論見書を読もう
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は新NISA利用などのときにアクティブファンドとインデックスファンド、どちらを選ぶべきかについての話をしました。
参考になれば幸いです。