はじめに
桜が散り、お花見でにぎわっていた公園は、静寂が戻りました。
ソメイヨシノなどのメインの桜は散りましたが、ちまたの花は、今がとても美しいのです。
みんなで楽しむお花見もいいけれど、静かな朝の公園を歩き、「ボッチ」でお花を眺める瞬間が好きです。ナンチャッテひとり園芸館の様子を紹介します。
好きな花のひとつ、牡丹
すでに牡丹が咲いていました。牡丹は好きな花のひとつです。なかなか開花のタイミングに見るのが難しいのでラッキーです。
花のボタンとバラは似ているといえば似ていますが、牡丹はは、「ボタン科ボタン属の落葉小低木」に対し、バラは「バラ科バラ属」なので、違う品種なんですね。
牡丹には、凛とした芯の強さを感じます。
先ほどの薄紫のボタンに対して、こちらはいかにも「牡丹」という感じの色紙絵にあるような牡丹です。
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牡丹に魅了されて、色紙絵を買おうかと探したことがあります。けれども迷いすぎて決められず、今に至り忘れていました。
開花時期に一瞬、運が良ければ見られるくらいでちょうどいいかと思っています。
「くす玉」みたいなシャクナゲ(石楠花)の花
和のイメージがあるシャクナゲですが、欧米では「花木の女王」として人気の花だそうです。アメリカの公園や庭園には、豪華絢爛なシャクナゲが咲いているそうです。
シャクナゲの花は、折り紙で作った「くす玉」に似ています。折り紙で作るくす玉って、とても手間がかかるんです。くす玉がシャクナゲを模しているのでしょうね。
子供のころ、くす玉を作った記憶があります。当時、ちょっと入院したことがあったのですが、(健康でしたが、たまたまそんなことがありました。)入院中は折り紙でヒマつぶししていました。当時は昭和なのでゲームもタブレットもスマホもないのです。
いったん、複雑な折り方を駆使して折り上げたら、何といったん、全部広げて裏返しにして折り返すんです。
それをいくつも作り、最後に中心を糸でつなぎとめるという非常に手間がかかります。
でもシャクナゲはそんなことをしなくても、自然の力でくす玉以上の存在感を放っています。
現在、くす玉のことを調べてみました。漢字では「楠玉」(くすだま)と書き、不浄を払い邪気を避ける力があるとされているそうです。お見舞いよりも、お祝いや激励に使われるようです。
藤
藤の花が満開でした。ただ、藤の花はクマバチが寄りやすいので、注意しています。幸い朝はクマバチの姿がないことが多いので、やはり朝に限りますね。
遅咲きの桜は今が盛り
ソメイヨシノなどの一般的な桜が散った後、静かに咲き誇っているのは遅咲きの桜です。細かい名称はよくわかりませんが、八重桜と言われている桜です。八重桜は桜茶に使われたりする縁起がいい花ですね。
結納や婚礼の席で出されるのが桜茶です。通常の緑茶は「お茶を濁す」「茶々を入れる」に通じるので縁起が悪いとされて桜茶を飲むんですね。私も結納、結婚式のときは桜茶を飲みました。
桜茶ってとてもおいしいので、普段も飲みたいと思ったのですが、不思議にこれまで結婚関連の席でしか飲んだことがありません。
今度、買ってこようかな?
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鬱金(ウコン)の黄色い花
近隣でも黄色い花が咲く鬱金(ウコン)が咲く場所は限られています。
ショウガ科のウコン(ターメリック)とは別物ですが、花弁の色が似ているので「鬱金」という名前になったとされているそうです。ほか、「黄桜、黄金桜、浅黄桜」などの名前もあるそうです。
薄い黄色の桜の花は、上品で金運もアップしそう!
桜は散っても目を離せない
メインの桜はだいたい散りました。でも、散った花びらと芝生のグリーンのコントラストに目が釘付けになります。
特に今朝は少々風が強かったのです。ですが花吹雪が舞った瞬間を見たとき、桜の奥深さと神秘を垣間見た思いです。
花は散っても確実に生きている。生命力の偉大さと畏怖(いふ)の念を抱きました。
まとめ
さいごに
今回はソメイヨシノなど一般的な桜が散ったあとの、ボッチ朝散歩で見つけた花を楽しんだ様子を紹介しました。
楽しんでいただけたらさいわいです。