はじめに
毎日の料理、メンドウくさいを通り越してツラくないですか?
実はその症状、毎日が暑いからでも、ズボラだからでもないのです。
「じゃ、いったい何が原因?」
なぜ、料理がツラくなるのか
理屈だけ言えば、現代は料理がツライならば、代替え方法はいろいろあります。
- 総菜を買う
- 外食する
- 加工品を活用する
- 宅配を頼む
- 調理家電を活用する
- 気力があるときに作り置きおかずを作る
だから、主婦が料理をおこたるのは「ダメ主婦」のらく印を押される気がするんですよね。
何せちまたでは「手抜き料理」という名の素晴らしくおしゃれな料理がSNS、ブログ、動画に挙げられていますから。
ところがこれらの方法を実践しても、自分の中では解決しないのです。それって、いったいなぜなのでしょうか。
「そもそも自分に食欲がない」ケース
料理を作るのがツラいときは、そもそも自分の食欲がない場合があります。自分が食欲なくても、家族には作らないといけないし、買い物も必要です。
おなか一杯の時に食べ物を見る気がしないのと同じように、自分の食欲がない時期は当然、食事作りもツラく感じることがあります。
反対に自分の食欲があれば、たとえ手抜きでも代替え方法を実践する気力はあります。ところが何がツラいって、自分が食べられない食事の支度のケースです。
この場合はなぜ食欲がないかを意識します。この場合、「食べているのに栄養不足」が原因の場合があります。これから話しますが、たんぱく質不足です。
「体力がない」から料理がツラい
そして料理はたいてい、夕飯に比重が来ます。朝は軽く済ませられるし、パン、目玉焼きなどワンパターンで簡単な調理でいいので負担が少ないですね。
そして朝はまだ、体力の余力が一番あります。一晩眠ったあとだからです。よく、脳が活性化するのが朝だといわれていますが、それも大体、同じ理由にあります。
ところが料理のメインである夕飯を作る時間帯は、体力が一番少なくなる時間帯です。体力がないから料理する気力もなく、ツラく感じてしまう可能性があります。
この場合は夕方くらいにやっていた料理を、朝など自分が一番体力があるときにやってしまう手があります。
料理は体力も頭もフルに使う
でも料理に体力なんて、たいしていらないと思うかもしれません。ところが実は料理というのは、体力を多大に消耗するんです。
体だけではありません。献立を考えて買い物をして、冷蔵庫の中身を考える。頭も使います。
ネガティブな言い方をすれば、料理は人間のさまざまな機能を消耗します。ポジティブな表現をすれば、様々な機能を使うから刺激されます。
「料理しなければいけないツラさ」
に押しつぶされるような気持になることもあるでしょう。
体力をつけるにはどうするか
つまり毎日の料理がツラいとき、このケースの場合は体力を改善すればいいことになります。
こういう時はしばしばメンタルの問題とされがちですが、実は体が原因のことがあります。もちろん私は専門家ではないので、あくまで経験からそう言っています。
それでは体力をつけるにはどうすればよいのでしょうか。それには第一に、食事の見直しが必要です。
料理がツライという話をしているのに
「食事の見直しって・・」
と思うかもしれませんが、まずは実行するしかありません。
まずは、たんぱく質を摂ろう
体力がない時というのはたいてい、たんぱく質が不足しています。炭水化物は嫌でも口に入りますし、野菜は日本人なら食べる意識があるので大体、口にしています。
一方で意識しないと不足するのはタンパク質です。
- 卵
- 肉
- 魚
- 乳製品(とりすぎは注意)
- 大豆製品
などです。必要なたんぱく質量は、女性は一日50グラムが目安です。50グラムのたんぱく質って、はじめはどのくらいかはわからないと思います。
特に夏にばてるのは、冷えた麺類など炭水化物メインでたんぱく質が不足することも原因になることがあります。
体質的に合うのであれば、プロテインの利用も考えられます。ただし私の場合は、プロテインはほとんど利用していません。
加工品は、必ず成分表があるのでたんぱく質量を確認できます。
それ以外はだいたい、このくらいです。
タンパク質量の目安(品物により差があります)
正確な量は成分表なので確認しましょう
ごはん(1杯) 3g
食パン(1枚) 4~4.5g
うどん(1人前) 7~7.5g
そば(1人前) 10~11g
ささみ(1枚) 8g
豚もも肉(1枚) 5g
さけ 19g
卵(1個) 6~7g
納豆(1パック) 5~6g
絹豆腐(1丁) 15~16g
牛乳(1杯) 6~6.5g
ヨーグルト(200g) 6~7g
チーズ(1切れ) 4~5g
冷えたものを食べ過ぎない
暑いからと言って、冷えた食べ物を食べると体に負担がかかります。冷たいものを食べたら必ず温かいものをとります。
例えばザルそばを食べると、蕎麦湯が出ますよね。ネギなどの薬味も体を冷やさない工夫なのです。
体を動かす
午前中の軽いウォーキング
体を動かしていないと、気分も動かなくなります。午前中の軽いウォーキングはおすすめです。
午前中の日差しをあびると、メンタルが安定する効果があります。紫外線はもちろん対策します。
歩くと血行が良くなるし、景色を見ると季節の変化で脳が活性化されます。外の空気も室内より断然良いです。
朝の軽い掃除で運動替わり
嫌いな家事を朝のうちに終わらせると気分が楽です。掃除がそのままウォーミングアップ代わりの運動になります。
朝、最初にトイレに入ったら、そのあとそのままトイレ掃除をするのがおすすめです。トイレがきれいだと、多少部屋が散らかっていても「自分は家事をこなしている」と思えるし家族全員、トイレに入るたび気分がよいでしょう。
人は疲れると不機嫌になりやすい
体を動かす習慣がつくと、つかれにくくなります。人は疲れると不機嫌になりやすいのです。不機嫌が自分に向かえばメンタルに影響して、他者に向かえば人間関係に影響します。
けれども体力がある人は疲れても自分でコントロールできるので、自分にも他人にもその余波を振りまくことはしません。
いつも不機嫌で他人とのトラブルが多い場合は、栄養不足を疑う必要があります。
反対にまわりに、トラブルメーカーな人がいたら
「栄養が足りてないのかもね。」
と思ってみてください。意外とあてはまるかもしれませんよ。何かあったときは相手の性格ではなく
「栄養不足かな?」
と思うと、不思議に寛容になれるかもしれません。
さいごに
まとめ
- はじめに
- なぜ、料理がツラくなるのか
- 「そもそも自分に食欲がない」ケース
- 「体力がない」から料理がツラい
- 料理は体力も頭もフルに使う
- 体力をつけるにはどうするか
- まずは、たんぱく質を摂ろう
- 冷えたものを食べ過ぎない
- 体を動かす
- 人は疲れると不機嫌になりやすい
- さいごに
毎日の料理がツラく感じるとき、原因を主婦の性格や(ずぼらとか)メンタルの問題とかんがえがちです。
けれども実際は、メンタルなど内面ではなく、体力がないために料理を作る気力がないという事態になることがあります。
体力がないのに料理をしなければならないというプレッシャーが、メンタルも落ちさせます。改善はまず、タンパク質をしっかりとることです。意識しないと不足しがちになります。
そのうえで、朝の軽い運動で適度に体を動かし血流アップが改善のためにお勧めです。
参考になればさいわいです。