はじめに
久々に、S&P500など関連の株価が少し戻りました。
2025年5月16日記事執筆時点で、2月末くらいの価格にやっと戻った感じです。
インデックス投資は長期保有、放置が原則です。
ですが、それにしても途中で暴落に遭うことはあります。
そういうときは、忍耐が必要です。
トランプさん関連の暴落がはじまって、今回の乱高下はこれからも値動きがあるでしょう。
※投資を推奨する記事ではありません。個人の考えや体験をお知らせしています。
傍観とわかっても、やはりストレス増
今回は、旧NISAから投資を始めて一番の試練の時期だと感じます。
傍観とわかっても、やはりストレスは感じます。
今年の春は、ずっと体調不良でした。
最近思ったのですが
「この不調はもしかして、『トランプストレス』だったのか?」
とも思いました。(笑)
まあ、ありえなくもないでしょう。
本来、体調を崩しやすい真冬は割と好調だったのです。
ところが
「今年の冬を無事に乗り越えた」
と思った矢先、不調に見舞われました。
それは今もまだ引きずっていて、だいぶ好転はしたものの、まだ余波が抜けません。
まさに株価と同じですね。
投資しない人生VS投資する人生
筆者は長らく、投資をしない人生でした。
理由は、時代がそうだったからです。
投資をするには、証券会社に行かなくてはなりません。
一般人には、ハードルが高すぎます。
行ったら最後、百戦錬磨の証券会社の方のセールストークをかわさなければなりません。
当然、手数料が高い金融商品を進められても、それがいいのか悪いのかわからなかったでしょう。
結局、窓口に行く勇気はないし、情報もなく、投資は富裕層のものであり高根の花にすぎませんでした。
同時に庶民にとっての投資は、ギャンブルという価値観と同意義だったわけです。
バブル時代の安田信託銀行のビッグ
それでも、筆者結婚直後はまだバブルの名残がありました。
銀行預金の金利が良かったんです。
だから、わざわざリスクを取る必要がなかったんですね。
また、信託銀行というのがあって、(安田信託銀行とか)「ビッグ」という商品に預けると金利が変動だったけど5.2%とかの時代でした。
筆者が利用したときは5%台でしたが、それ以前は8%台だったこともあるそうです。
「ビッグ」は安田信託銀行(現みずほ信託銀行)の「収益満期受取型貸付信託」の愛称です。
金利は新聞に一覧が出るのをチェックして、窓口に行きました。
筆者は結婚直後、ボーナスの一部をこのビッグに入れたりしてましたね。
安田信託銀行に行くと、普通の銀行と全然違うんです。
ニコニコした行員のお姉さんが
「こちらにおかけください」
と案内し、窓口はすべて個別の椅子付き(ゆったり目)でした。
そしてオヨヨというキャラクターの景品がもらえたのですが、筆者はこれが楽しみでしたね。
サブバッグとかかわいかったですよ。
オヨヨ↓ってこれ
結局、バブルの名残も消え、金利が低下していったし変動型だったので、解約した記憶があります。
ただ金利低下といっても何%の金利で解約したかはっきり覚えていませんが、3%とかありましたからね。
バブル期末期の農林中金ワイド
それ以後は農林中金で金利固定型の「ワイド」という商品に移行したりしました。
ワイドとは農林中金の金融商品でしたが、一定額以上の利用で鉢植えの花とかもらえたんです。
当時、ベランダ&室内ガーデニングが好きでしたので、これも楽しみにしてました。
ただ、こちらも徐々に金利が高い商品がなくなり満期後は利用しなくなりました。
その後もひたすらコツコツ
当時、ビッグやワイドを利用しても、基本はコツコツです。
ビッグやワイドを解約したあとは、郵便局の裏技で定額預金の金利が実質1%台になるものをメインで利用しました。
毎月の定期積金と並行しました。
当時は郵便貯金の裏ワザが知れ渡り、実質1%台で預金ができるというものでした。
今はとっくに使えませんが、このような貯金をコツコツ実践して、マイホームの頭金を貯めました。
(そのあとマイホームは買ったけど、転勤で売却、以後、賃貸です。)
投資も基本はコツコツ
(ここでいう投資は、オルカンやS&P500やTOPIXなどの一般的なインデックス投資のことを指すとします)
投資というと、令和の今もギャンブル扱いされることは多いですね。
でも、投資もコツコツであることは変わりありません。
一攫千金みたいな感覚で扱うものでは、当然ありません。
もちろん、投資にもいろいろあります。
新NISAと一口に言っても、当然、扱い方次第でギャンブルと化します。
ただ、銀行預金と投資は、似て非なるものです。
銀行預金の良さもあるし原則ですが、投資は別物です。
だから使いこなすには、「投資の体」になることが必要です。
「投資の体」とは、金融リテラシーを身に着けて、適切な正規の情報収集をかかさず、投資特有の判断基準などを自分の体に叩き込むことです。
確かに、今回のように株価は値動きします。
だから通常の銀行預金の感覚を持っていると、悪者扱いされることは当然あります。
確かに、多数の人はプール貯金すらしているかどうかが現状のようです。
そのような環境の場合は当然、投資を始めてもギャンブルと化する可能性が出ます。
そういう場合は当然、手を出さないほうがいい。
投資を始めるにはまず、最低限の金融リテラシーを鍛えることが大事です。
ストレスを抱えてもなぜ投資を続けるのか
冒頭で書いたように、
「今回の下落でストレスを抱えてまで、なぜ投資を続けるのか」
と、疑問に思うことでしょう。
それはあくまで筆者個人の価値観に沿った判断をしています。
その価値観とは
「今後も市場は拡大していく」
という原則です。
世界規模での人口は増えているし、市場自体は乱高下はあっても拡大していくと考えています。
だから投資を続けるのです。
国連の推計では、2024年で約82億人で、以後50年間は増加が続きます。
ただし、2080年代には約103億人でピークを迎えた後、減少に至ると見込まれています。
つまり私たちが生きている時代の経済は、拡大する見方ができます。
慣れないことには当初ストレスを感じる
初めて体験することは、当然ストレスを感じます。
- 初めての通勤
- 初めての職場
- 初めての習い事
- 初めての一人旅
- 初めて住む場所
このように初めて体験することはストレスを感じます。
今回の暴落も、これまでない種類の原因ですから先行きが見えない気がしてストレスを感じます。
頭では納得しているつもりでも、本能が現状維持を促し、警戒をうながすのです。
周りで損切り派の意見を見ると、やはり気持ちが揺れました。
これは暴落直前に書いた記事です。
このころ水面下では、バフェット氏の行動を受けて暴落がささやかれていました。
バフェット氏がS&P500を売却した経緯などをヒントに
「トランプさんが就任後、下落する恐れがある。」
ことは承知していたはずなので、当初の予定通り傍観をしました。
とはいえ実際にやってみると、忍耐が想像以上に必要だと痛感しました。(笑)
まとめ
- はじめに
- 傍観とわかっても、やはりストレス増
- 投資しない人生VS投資する人生
- バブル時代の安田信託銀行のビッグ
- バブル期末期の農林中金ワイド
- その後もひたすらコツコツ
- 投資も基本はコツコツ
- ストレスを抱えてもなぜ投資を続けるのか
- 慣れないことには当初ストレスを感じる
- まとめ
- さいごに
さいごに
乱高下しているS&P500などの株価は、まだ油断はできません。
投資は続けるかぎり、このようなことは再びどこかのタイミングでまた起きます。
けれども投資を続けるという方針を決めたので、筆者は続行します。
それに伴い、ストレスとの戦いもあります。
結局のところ、投資での一番の敵は自分です。
そして、投資をするかしないかの判断は、各自次第です。
安易な気持ちでは決してできません。
また、投資はギャンブルと同一視されることがありますが、基本は銀行預金と同じくコツコツ地道に続けるものです。
自分が決めたルールに沿って冷静に判断するものです。
参考になればさいわいです。