簡単に暮らせ

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物欲が止まらない!を撲滅する、「たった1つ!」の効果的な方法



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

物欲を撲滅したくて悩んでいませんか?

世の中には物欲を減らしたりセーブする方法の情報はあふれています。それでも解決できない方はたくさんいます。

実はその理由は簡単なのです。それは根本的な欲求を解決していないからなんですね。

今回は、根本的な欲求を満たし、物欲を撲滅する「たった1つ!」の効果的な方法を紹介します。

物欲自体が悪者なのではない

現代では物欲を悪いものとして、排除する方法にばかりが注目を浴びます。けれども人間の欲求には必ず裏表が存在します。つまり物欲が不要とは限らず、必要だから備わった欲だとも言えます。

確かに現代の通常の過剰な物欲は、人々を悩ませています。この対策については後半で紹介しますが、その前に物欲というものを偏った視点で見るのを一時停止してみましょう。そのうえで、正しい物欲の止め方を実践するほうが効果が出ます。

本来、弱い人間を地球の覇者にしたのは、「物」のおかげ

素の人間は非常に弱い生き物です。体に毛が生えていませんし、肉球も牙もありません。腕力は弱く走るスピードも決して速くはありません。泳ぐ力もたかが知れていて、空を飛ぶことはできません。

けれどもそれらのハンディを、人間は物で解決しました。その結果、本来生物としてはかなり弱いはずの人間が、ついには地球上を支配し、ほかの強豪な動物たちを管理下に置いています。

人間は物という道具を生み出し、果ては人工衛星やAIまで作り上げて地球上で君臨しています。これらはすべて、物を生み出し、それを操ることができたからなのです。

物欲は本来、人間の生存本能に付随した

つまり本来の物欲は、人間の生存本能に付随したと推測します。動物の獲物と化して、時に強豪な動物たちの餌にならざるを得なかった弱い人間が、物という道具を手にした時から状況が一変したのです。

動物たちの毛皮を利用して衣服をまとい、弱い体を守り、石器を手にして天敵である動物を仕留め、逆にえさにしてしまうほどの威力を持ったのです。

これは地球上で唯一、物を自在にあやつることができた人間だけが獲得した特権です。物は人間を、地球上の覇者として君臨させる力をもたらしたのです。人間を地球の覇者にしたのは物の存在と、それを欲する物欲なのです。

つまり物欲は本来、生存本能そのものであり、生きるために身を守る原動力となったわけです。もし物欲がなければ人間はとっくに滅びていたかもしれません。

多種多様な物を手にしたほうが、生存の確率が高くなった

毛皮などを手に入れた人物は手に入れていない人間よりも、寒さや衝撃から身を守り、より生存の確率が高まったことでしょう。

石器などでできた武器を手にした人物は、持っていない人物と比較してより、多くの獲物を獲得できる確率が高まったことでしょう。

住居をより安全に強固に作ることができた人物は、そうでない人物と比較して、強豪な動物たちから身を守ることができたので、生き延びる確率が高まったことでしょう。

本来の物欲は、このように生存本能に由来して高まったといえます。

物を持つものが権力の象徴に変化した

もともとは、生存本能に付随して高まり欲するようになった物ですが、少なくとも現代日本では、持ち物の量と生存確率は連動しなくなりました。

その代わり、人間社会という中での自分のポジションが気になるようになったわけです。動物中では地球上の最高峰に君臨した人間ですが、ひとたびその群れから放り出されでもすれば、それはShiを意味したからです。

より有利な地位にあるという表現

現代日本ではそんなことはありませんが、古来の経験はおそらく本能として刻み付けられているのです。

つまり、集団生活を営む上においては、経済力やそれを得るための情報収集能力などがあることを暗に見てわかるようにすることが、その人をより有利な地位に押し上げるに違いないと考えるのは自然な成り行きです。

高価なもの、センスがいい流行最先端のファッション、まだ誰も手にしていないハイテク端末などです。

これらを他者に先駆けて手に入れることで、自分の地位が上にあることを感じることになります。結果としてそれは、物欲という形であわられることになります。

物欲が止まらない理由

物欲はなぜ、止まらないのでしょうか。何かを欲しいと感じた時、脳内ではドーパミンという報酬系の神経伝達物質が刺激されるといわれています。

例えばアルコールを飲んで気分が良くなるのは、脳内の報酬系が刺激されるからで、ドーパミンは中心的役割を果たしているそうです。

困ったことに、現代は物を手に入れる難易度が格段に下がっています。たいていのものは通販で手に入るし、仮に高価なものでも、一定の身分がないと買ってはいけないなんでこともありません。その代金を払いさえすれば誰でも買えるので、あとは各個人のお金の配分の問題だけです。

物欲に終わりはない

特に簡単には手に入らない高額品などであるほどに、それを手に入れた時の達成感が高まりドーパミンが刺激されます。

ところが困ったことに、これは長続きしません。しばらくするとまた別の何かを欲しくなり終わりのない物欲と戦う羽目になります。

それは物を欲しいと思うときの動機が、そもそも終わりがない状態にあるからです。

その動機とは見栄、他人より優位に立ちたいという気持ちです。見栄も他人より優位に立つということも、上には上がいます。

例えばどんなに高価な服やバッグや靴やアクセサリーや家や車を買っても、上には上がいるのです。だから動機が見栄と比較にある限り、満足して終わることはありません。

物欲が下がるまでの時間と値段は無関係

とりあえずハンカチで気を落ち着かせる(タイトルの答えではありません・答えは次の項目です)

物を手に入れても、その喜びは一定の時間とともに低下します。困ったことにそれは物の価格と比例しません。

つまり「一生もの」と思えるような高価なものを買えば、物欲はしばらく沈静化するのでしょうか。答えはNOなのです。

つまり極端な話、物欲が消えずに困っている人は、とりあえず低価格のものを買って物欲を落ちつかせる方法があります。

例えば頻繁にデパートで化粧品、バッグ、アクセサリー、靴などを買ってしまう方は、ハンカチ程度のものを買って気を静めるとよいでしょう。

何も買わないのが一番ですが、これまで買い癖がついていた方は無理でしょうから、まずは低価格化することで、財布の中身を守るというわけです。

どうすれば物欲は止まるのか

では見栄や比較をやめて物欲を抑えるにはどうすればいいのでしょうか。

運動が物欲をしずめる(タイトルの答えです)

それはズバリ運動です。運動をして体を動かすことで物欲は止まります。

運動はドーパミンの分泌を増加させます。有酸素運動、筋力トレーニングなどの運動を定期的に行いましょう。

そうすることで、物を買うという行動に走らなくても、ドーパミンが刺激されます。結果として、運動後は報酬系の神経伝達物質が刺激されるので、満足することができます。

物欲と運動、一見何の関係もなさそうですが、実は大いに関係があります。物欲がある状態とは、見方を変えればその物を「欲しい」と思う暇と時間と考える体力が残っているということです。

極端なことを言ってしまえば、買いたいものを考える暇と体力を持て余しているのです。

狩猟採集と違い持て余す体力

人間は太古の時代、狩猟採集で食べ物を得てきました。それは常に危険と隣り合わせであり、いつどんなタイミングで獲物を得られるかわかりませんでした。

けれども物という獲物を獲得すると直後はドーパミンが刺激され満足します。ところがこれは長続きしません。

そして現代では、獲物を得るために体を張る必要がありません。その持て余した労力が物欲として残されてしまうわけです。

運動メインの余暇で物欲は減る

そこで一転、運動をして、そもそもそんなことを考える暇と時間と体力を使い切ってしまえば、物欲はなくなります。また運動後は高い満足感が得られます。すると気が付けば物欲が激減していると気づくことでしょう。

今まで運動をしたことがない人が急に運動するのは難しいでしょうが、できるところから始めて少しずつ負荷と時間を増やしましょう。

運動を生活のメインにするとそもそもの外出先が変わります。たとえばジョギングやウォーキングをするようになると、大きな公園などというように物とは反対の価値観に目が行きます。

物を買わなくても爽快感を得られると気づく

ジョギングやウォーキングをすると物を買った時以上の爽快感を得られます。精神的にも安定して他人への見栄や比較には興味がなくなります。

休日の行き先もデパートやショッピングモールから公園、海、山に変わります。行き先が買い物メインの場所から、自然メインの場所に変わると、物の価値はだんだん小さくなっていきます。

もちろん、生きるためにある程度の物は必要ですが、必要というより欲が動機で手に入れたいとは思わなくなります。

まとめ

さいごに

今回は物欲を撲滅する「たった1つ!」の効果的な方法を紹介しました。意外かもしれませんが運動を日課にすることで物欲は不思議に激減します。コツは少しだけ負荷を上げ気味にすることです。もちろん各自の体力に合わせて無理は禁物です。

参考になればさいわいです。