はじめに
最近はアメリカ株(S&P500)も上昇して、ようやく下落を抜け出した感があります。
オルカンに引き続き、とりあえず胸をなでおろした人も多いでしょう。
投資による資産運用は、下落と無縁ではありませんが、単に将来の利益を生むことにとどまりません。
将来の資産防衛対策です。
※投資の判断はご自身でお願いします。
災害備蓄同様に、投資も備え
ところが投資を敬遠する人の多くは、ギャンブル視する傾向が大きく、常に下落を全く伴わない恒久的な利益を期待しすぎています。
もちろん、だれもが損をするために投資をする人はいません。
利益を期待することに違いはありません。
ですが、投資と下落は切って切れない縁があり、運用中には必ず出会います。
投資のイメージは、運用中の下落も考慮しつ
「地震の備蓄をするように、資産回りも備蓄と準備をして備える」
ことにあります。
備蓄も準備したらそれで終わりじゃなうですよね。
賞味期限があるものを買いなおしたり、メンテナンスが必要です。
数や量の過不足チェックも必要です。
それが、筆者が重視して重要視する、投資を含めた資産運用の目的です。
市場全体に投資する
「S&P500(アメリカ株)もオルカンに続いて好調&復活。新NISAもそれ以外も、大敵は○○。」
○○の答えは「自分」です。
対策は、市場全体に投資する、オルカンやS&P500のようなインデックスファンドの利用です。
なぜ、市場全体に投資するかというと、市場自体は拡大することが見込まれているからです。
ですが個別の値動きは不確定で、誰にも読めません。
ですから市場全体に、長期で投資をするというわけです。
この時に大敵なのは、自分です。
つまり感情です。
運用中は値動きがありますが、淡々と投資し続けます。
リタイヤ期は、運用しながら定期的に定率で売却する
そしていざ、リタイヤ時期に入ったら、定期的に月単位程度で一定の資金を売却します。
つまり運用しながら必要資金を売却するわけです。
この場合の売却金額は、定率、定額があります。
筆者は定率の予定を考えています。
4%理論などを参考に、自分であらかじめ決めたルールで運用しながら売却します。
4%理論がある程度うまくいけば、資金が枯渇せずに老後を過ごすことができます。
実際の売却率は4%とは限りませんが、(日本は5%でもよいという説もあり、それでいくかもしくは4%より低い3%などで取り崩すなど)すべて事前に計画と計算を行います。
仮に実際の運用で変更が必要と思えた場合は、その都度修正します。
安全資産のみでは物価上昇に対応できない
資産運用は、安全資産との併用が大事です。
一方で安全資産だけでは物価上昇に追いつけず結果、資金が目減りします。
そこで必要になるのが投資です。
運用しながら、必要資金を定率で売却して(取り崩し)生活費や余暇に充てます。
投資による利益は、儲けというよりも物価上昇による対策が大きいといえます。
ただ、実際は複利効果も働きます。
結果として、ある程度の利益を見込める可能性があります。
投資は現役時代に経験値を積んでおく
とはいえ、「リタイヤしてから退職金でいきなり投資」は絶対やめましょう。
最低でも5年くらいの経験値を積み、学習して安全資産との併用が不可欠です。
現役時代に投資の経験値を積み、頭だけではなく体で体験をします。
そうすることで、下落時などの自分の習性や感情がよくわかります。
それで投資の向き不向きがわかります。
はじめはごく低額で開始して、様子を見ましょう。
また、一括投資ではなく、積み立てで開始しましょう。
ある程度の経験値と知識をつけたならば、少しずつ投資額を増額していき様子を見ます。
ただし筆者が考える投資とはあくまでインデックスファンドで、新NISAのつみたて投資枠対象商品にあるような、金融商品です。
ただし新NISAのつみたて投資枠対象商品でも、組み合わせには適していても、それ単体で運用するには不向きなものがあります。
また、極端ではないにしても、実際は同じような内容でも、手数料が高いものがあります。
このようなトラップには注意して選びましょう。
新NISAは国の陰謀という考えについて
「新NISAは国の陰謀」説があります。
確かに国の目的は
「金融所得課税を引き上げて、新NISAの枠を超えている金融資産の増税」
をもくろんでいるとされています。
ただし、新NISAの枠を超えない投資額であれば、利益が非課税ですから、それ以下で運用している人は特に問題はありません。
新NISAの枠を利用すると、損益通算できないデメリットがありますが、それが気になるのであれば、新NISAの枠を使わず、一般口座または特定口座で運用すればいいだけの話です。
ただ、この場合は利益が出たら20%の課税ですから、利益の手取りが新NISA枠運用より減ります。
選択は自分次第です。
つまり新NISAの枠を超えて投資をできる、富裕層が「陰謀だ」と騒ぐことであり、そうでない人は陰謀も何もありません。
まとめ
- はじめに
- 災害備蓄同様に、投資も備え
- 市場全体に投資する
- リタイヤ期は、運用しながら定期的に定率で売却する
- 安全資産のみでは物価上昇に対応できない
- 投資は現役時代に経験値を積んでおく
- 新NISAは国の陰謀という考えについて
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、「S&P500(アメリカ株)もオルカンに続いて好調&復活。新NISAもそれ以外も、大敵は○○。」という話をしました。
参考になれば幸いです。
また遊びに来てね!