はじめに
新NISA開始で、
「できるだけ早く限度額の1800万円を埋めたほうがいいの?でもいろいろ心配。」
と思っている方へのお話です。また主婦は1800万を早く埋めるよりももっと大事なことがあります。
新NISAの限度額をあせって埋めなくてもいい
結論を言うと、あせる必要はありません。限度額はあくまで限度額なのです。限度額が最大1800万だからと言って、数年かけるとはいえ、それを埋めようとしなくてもいいんです。
1800万という限度額は、裏を返せば
「その金額まで非課税で利用可能。」
ということです。
「1800万を早々に埋めないと損!」
という意味ではありません。
資金に十分な余裕のない人が1800万を何とかして埋めようとする行為、これは例えば、通販番組などで
「おひとり様〇個まで!」
と言われると、1個買うつもりが3個買わないと損だと思って買う行為と同じです。
国があおっているわけでは決してなく、最高1800万まで非課税で投資枠が使えるという、それだけの話です。
最終的にどのくらいその枠を使うかは、その人の判断と資金の状況次第です。
限度額を早く埋めるより専業主婦は、贈与税に注意する
また、逆に専業主婦が、夫からの贈与である意識をもたずに、限度額いっぱいに新NISAの枠を使うと、状況により贈与税がかかり、赤字になります。
ちなみに贈与税の基礎控除額は110万円です。贈与税は、基礎控除を引いた残りの金額に対してかかります。
つまり年間110万円までなら贈与税がかからないということです。贈与税の申告も不要です。
パート主婦は自分の収入と贈与税に注意する
パート主婦はいくらか収入がありますが、当然、収入(手取り)を超える分は、贈与税がかからない範囲であることが必要です。
贈与税の条件は、専業主婦と同じです。自分の収入がある分、専業主婦よりは多く新NISAを使えますが、注意してください。
いずれにしても新NISAを利用するにしても、それ以外の貯蓄をするにしても、そのお金の出所を明確に分けることは必須です。
まとめ
さいごに
今回は、新NISA1800万使い切らなくてもマイペースでOKです。という話をしました。できるだけ早く1800万の枠を埋めようとする情報が増えています。
けれども無理に焦る必要はありません。あくまで可能な範囲でマイペースでいきましょう。
また、主婦は利用する金額と贈与税には注意しましょう。
参考になれば幸いです。