簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

新NISA開始時に主婦が1800万の枠を埋めるよりずっと大事な盲点



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

新NISA開始で、

「できるだけ早く限度額の1800万円を埋めたほうがいいの?でもいろいろ心配。」

と思っている方へのお話です。また主婦は1800万を早く埋めるよりももっと大事なことがあります。

新NISAの限度額をあせって埋めなくてもいい

結論を言うと、あせる必要はありません。限度額はあくまで限度額なのです。限度額が最大1800万だからと言って、数年かけるとはいえ、それを埋めようとしなくてもいいんです。

1800万という限度額は、裏を返せば

「その金額まで非課税で利用可能。」

ということです。

「1800万を早々に埋めないと損!」

という意味ではありません。

資金に十分な余裕のない人が1800万を何とかして埋めようとする行為、これは例えば、通販番組などで

「おひとり様〇個まで!」

と言われると、1個買うつもりが3個買わないと損だと思って買う行為と同じです。

国があおっているわけでは決してなく、最高1800万まで非課税で投資枠が使えるという、それだけの話です。

最終的にどのくらいその枠を使うかは、その人の判断と資金の状況次第です。

限度額を早く埋めるより専業主婦は、贈与税に注意する

また、逆に専業主婦が、夫からの贈与である意識をもたずに、限度額いっぱいに新NISAの枠を使うと、状況により贈与税がかかり、赤字になります。

ちなみに贈与税の基礎控除額は110万円です。贈与税は、基礎控除を引いた残りの金額に対してかかります。

つまり年間110万円までなら贈与税がかからないということです。贈与税の申告も不要です。

パート主婦は自分の収入と贈与税に注意する

パート主婦はいくらか収入がありますが、当然、収入(手取り)を超える分は、贈与税がかからない範囲であることが必要です。

贈与税の条件は、専業主婦と同じです。自分の収入がある分、専業主婦よりは多く新NISAを使えますが、注意してください。

いずれにしても新NISAを利用するにしても、それ以外の貯蓄をするにしても、そのお金の出所を明確に分けることは必須です。

まとめ

さいごに

今回は、新NISA1800万使い切らなくてもマイペースでOKです。という話をしました。できるだけ早く1800万の枠を埋めようとする情報が増えています。

けれども無理に焦る必要はありません。あくまで可能な範囲でマイペースでいきましょう。

また、主婦は利用する金額と贈与税には注意しましょう。

参考になれば幸いです。