はじめに
今回は、
「服を2分の1に減らすと、お金が2倍貯まる」
という話をします。
なぜ、服を減らすとお金が貯まるのか?
なぜ、服を減らすとお金が貯まるのでしょうか。理由は簡単です。お金を貯まりにくくしている原因は、服の買いすぎにあるからです。
けれども、「服が原因」だと言うと、おそらくこのような反論がでることでしょう。
「でも、ムダ遣いをしているのは、服だけとは限らないのでは?」
はい。
確かにそうですね。
お金がなかなか貯まらないと悩んでいる方の場合、その原因は服の買いすぎだけとは限らないでしょう。
例えば
- 外食のし過ぎ
- コンビニに寄りすぎ
- バッグや靴の買いすぎ
- 友人とランチや飲み会に参加しすぎ
など、様々な原因があるかもしれません。
バタフライ効果
ところで「バタフライ効果」という言葉を聞いたことがありますか?「バタフライ・エフェクト」 (butterfly effect)とも言います。
気象学者のエドワード・ローレンツによる提言を発端とした現象をさします。
「蝶のはばたき程度の小さな錯乱でも、遠くの気象に影響を与えるか?」
の問いに対し、
「その問いが正しい場合、観測誤差をなくさない限り正確な観測予測がむずかしい。」という、数値予測の提言を発端としています。
このことを発端として、現代で「バタフライ効果」という表現をするときは、
「小さな現象が、一見無関係のことに大きな影響を与える」
意味として使われることが多いようです。
「服を2分の1に減らすと、お金が2倍貯まる」
現象は、「バタフライ効果」をイメージしていただくとよいでしょう。
つまりは、「服を2分の1に減らす」という、ささいな行動が、最終的には「お金が2倍貯まる」という、一見関連性のない現象につながるということです。
具体的な影響の理由は、順を追って説明します。
服を2分の1に減らす手順
そこでまずは服の見直し、2分の1に減らすことを実践していくのです。不思議なもので、服を減らすと、それ以外のムダが芋づる式に減っていきます。
そして最終的には、お金が2倍貯まるようになります。洋服を減らすことは、一番実行が簡単で効果がある方法なのです。
1・手持ちの服の数を数える
まずは手持ちの服の数を数えてください。何枚ありましたか?
カウント方法は自分の基準で構いませんが、部屋着、パジャマ、下着の定義があいまいな場合もあるでしょう。その場合、多すぎると感じるアイテムについてはカウントすることをお勧めします。たとえばパジャマを着なくなったTシャツで代用していて、たくさんあるような場合です。
スーツは一着とカウントするか?それとも上下で2枚とカウントするか?と迷う場合は、上下セットで着る場合は1とカウントして、別々に着る場合は、上下それぞれで1カウント、あわせて2とカウントするなどでもよいでしょう。
この辺のルールは、自分基準でかまいません。
2・「手持ちの服の数÷2」を確認する
さっき数えた服の数を2で割って、2分の1に相当する数を確認します。答えは何と出ましたか?
例えば300枚の服を持っていた場合は、150枚が減らす目標数です。100枚持っていた場合は、50枚が目標です。
2分の1は目安です。ギチギチに「2分の1」設定しなくても大丈夫です。
50枚持っていた場合は25枚が目標の目安です。もともと50枚以下の場合は、それほど服を買いすぎてはいないかもしれませんし、この記事を読んではいないと思われます。
3・減らす服の基準
減らす服の基準の目安は以下の通りです。
- どう見ても劣化している
- 何年も着ていない。これからも着る予定がない。
- サイズがあわない。
- 着心地が悪すぎる。
- 着ていると気分が下がる。
- 同じアイテムがたくさんある。
4・迷う服は「保留箱」でいったん寝かせる
一度でバッサリ、2分の1に減らすのが難しいことは当然あるでしょう。その場合は、保留箱を用意して、段階的に減らしましょう。
「売れるなら手放せるけれど、捨てるとなると手放せない。」
・・という時も、保留箱でいったん寝かせましょう。
特に、劣化して手放すのが妥当とわかっていても、分身を捨てる気がしてためらることは当然あります。
そんな場合も服に休んでもらうために、保留箱にいったん寝かせましょう。期間は「自分で気が済む期間」です。ただしこの期間が、長すぎても最終的には決断する必要性は、自分が一番よくわかっていると思います。
5・2分の1に服が減ることで、最初に起きる現象
「2分の1に服が減ることで、最初に起きる現象」
は以下の通りです。
- よく考えて服を買うようになる
- 動いていない服がほとんどなくなる
- おしゃれの方向性が決まる
- 被服費が減る
- 靴、バッグ、小物、アクセサリー代が減る
- ウィンドウショッピングが減る
- 部屋が片付く
服を2分の1に減らすと、段階的に変わること
服を2分の1に減らすと、次には段階的に以下のことが変わってきます。
1・やせる
服を減らすと、やせます。服を減らしたことで、無駄なものを食べなくなるからです。クローゼットがすっきりすると、他もすっきりしたくなります。結果として服以外のモノが減っていきます。
服が減り、服以外の物が減ると、自分の体の無駄に意識が向きます。結果として無駄な感触などが減ります。最終的に良い意味で適度にやせます。
物が多すぎる人で、スリムな体系の人はどのくらいいるのでしょうか。物の多さと体系はおそらく連動しています。
その、物の多さのスタートが服というわけです。
2・休日の行き先が変わる・買い物が減る
物を減らすと行き先が変わります。これまで買い物メインの場所だったことが、公園、美術館、博物館、庭園、神社仏閣、海、山などに変化します。
物が多いとき、空き時間を買い物にあてていることを無意識に行っていると思います。たとえば休日の外出先が
- デパート
- ショッピングモール
- アウトレットショップ
- 大手スーパー
- 商店街
など、買い物をする場所がメインになっていないでしょうか。買い物をする場所に出かけると、「買い物をするために、気後れしない服を買う」という悪循環が起きます。
例えばデパートで買い物するために、デパートで引け目を感じないで済むような服を買うようになります。
手ごろな値段のショッピングモールでも、店に並ぶ服を見ると、自分が着ている服が時代遅れでみすぼらしいような気がするものです。
実際はそんなことはないのですが、買い物する場所に行けばそんな気がするのは当然です。
買い物とは無関係な場所に行くと、必要な服はワンパターンで支障がなく、動きやすさなどがメインだと気が付きます。
特に最近の服はとても丈夫です。簡単に劣化しません。だから頻繁に買い替えなくても大丈夫だとわかります。
3・適度な運動をするようになる
服を2分の1に減らすと、掃除のモチベーションが上がるのでマメに掃除をするようになります。こまめに動くようになるので、その流れで適度な運動を始める人は多いようです。
ウォーキング、ジョギング、筋トレなど、トレンドの服を着ているだけでは、汗をかいて気軽に動けないと気づきます。
適度な運動は、ストレス解消になり,冷え解消にもなり一石二鳥です。現代人は意識しないと運動量が大幅に少なくなります。
富裕層が住む地域を散歩すると気が付きますが(といっても場所によりますが)、休日にはジョギングをするなど、体を動かす人を多く目にします。
自分の体形維持や健康管理は、一定の自制心とバランスが必要です。もちろん、富裕層と一口にいっても、その層は様々ですし、個人差があるでしょう。
けれども、服を減らして環境がスリムになると最終的には自分の体と健康に目が向きます。
行動が変わる結果起きること
はじめは服を2分の1に減らすという行為ですが、段階を経て、様々な行動が変化します。すると最終的にはお金という目に見えるものに影響があることにくづくはずです。
- シンプルに、余計な物を買わなくなるので、支出が減ります。
- 余計な買い物の外出が減るので、それに伴う外食が減ります。
- 「買い物に行くための買い物」が減るので、余計な支出が減ります。
- 身の回りがすっきりするので掃除をまめにするようになります。
- まめに体を動かす結果、ウォーキングやジョギングなどの運動習慣が出ます。
- ストレスが減り、健康効果が高まるので、買い物でストレス解消をする必要がなくなります。
- これまでの行き先だったデパートやショッピングモールが変わり、公園、美術館、博物館、庭園、神社仏閣、海、山などになります。
- これ以上、多くの買い物は不要なことがわかり、支出が減ります。支出が減っても満足感は高く、充実感を覚えるようになります。
結果、余計な支出が減りお金が2倍たまるという現象が起きます。
「服を2分の1に減らす」
という現象が、バタフライ効果のごとく、
「お金が2倍貯まる」
という影響をもたらします。
「そんなバカな。」
という前に、まずは
「服を2分の1に減らす」
ことを実行してみてください。
まとめ
- はじめに
- なぜ、服を減らすとお金が貯まるのか?
- バタフライ効果
- 服を2分の1に減らす手順
- 2・「手持ちの服の数÷2」を確認する
- 服を2分の1に減らすと、段階的に変わること
- 行動が変わる結果起きること
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、「バタフライ効果・服を2分の1に減らすと、お金が2倍貯まる理由」という話をしました。参考になれば幸いです。