はじめに
「実は安いもので十分!高いものを買わずに済ませられる16のもの」
という話をします。
安かろう、悪かろうではない
安いものといえば「安かろう、悪かろう」ではないかと考えて、わざわざ高いものを買い続ける人もいます。
実際には、安いけれども問題のないものは多数あります。
ただ、安い理由がわからないために不安を感じて高いものを使い続ける人もいます。
それでは以下から、「安いもので十分・高いものを買わずに済ませる」ものを紹介します。
安いもので十分1・印鑑
社会人になりたてや新生活を始めたとき、印鑑が必要になることがあります。
そこで印鑑の値段を調べるとピンキリです。
結論を言うと、安いもので十分です。
現代は印鑑を使う機会は減っていますし、「一生もの」というキーワードに縛られる必要も高いものを買っていい言い訳にもなりません。
時に印鑑と運を重ねて考える販売主もあり、何を買えばいいのかわからなくなることがあります。
筆者が社会人なりたての頃は時代が印鑑必須でした。
また機械で迅速に通販をすることもなく、ハンコ屋さんに出向いて口頭で注文したものです。
筆者の場合、初めてハンコを作ったのは、中学生のころ親が注文して買ったものです。
それは実印サイズなので普段は使えませんが「一生もの」として親は満足していました。
値段ははっきり覚えていませんが、数万円したようです。
親が納得して満足して、今も筆者の手元にあるからそれでいいのですが、後で大人になり、正直ボッタクリ価格だと思いました。
まあ、実際に印鑑の素材が相応の品質なのかもしれませんが、両親の経済力と割に合わない支出だったのが問題なのです。
安いもので十分2・iPhone
iPhoneはどんどん高額になっています。
確かに数年前までは最上位機種は、下位機種よりスペックが明らかに違うなどメリットがあったかもしれません。
けれども最近ではiPhoneの進化は出尽くした感があります。
当初のような革命的なおどろきはありません。
せいぜい、サイズが大きくなっていることと、カメラの性能がアップしているくらいのものです。
カメラの性能も「しいて言えばキレイ」というもので、下位機種でも十分すぎる性能です。
それでいて、最上位機種と最下位機種とでは2倍前後の差があるのです。
そこで問題は、最上位機種のiPhoneを買うことです。最上位機種でなくても、上位機種は無駄にハイスペックです。
お金をムダにしたくないのであれば、喜んで最下位機種を使いましょう。
執筆現在最下位機種はiPhoneSE第3世代です。
安いもので十分3・洗濯機
洗濯機は、多くの人がほとんど毎日使う家電です。
そこで「頻繁に使うから高いものを買おう」と考えるのは当然です。
けれども洗濯機は安いもので十分です。
洗濯機は、どんなに手入れしながら大事に使っても、次第に見えない洗濯槽の裏に汚れが蓄積されます。
同時に年々改良がくわえられてるため、スペックの表示が同じでも実際に使てみると前機種より使いやすくなっています。
例えば操作音が静かになったり、節水効果が高くなっているなどです。
筆者は、結婚後最初に使った洗濯機が三洋電機という当時存在したメーカーの製品でした。
以後その洗濯機を15年も使いました。
それで低価格ながら品質は実感済みでしたので同じ系列のアクアの洗濯機を、以後6~7年ごとに2度リピートしました。
パナソニックなどの洗濯機と比較してだいぶ安いですが、問題なく洗濯できています。
国内の大手家電店で扱っている製品は、中国のメーカーになっても、品質は確認の上販売されていると推測しています。
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安いもので十分4・電子レンジ
電子レンジは安いもので単機能で十分です。むしろ単機能のほうがおすすめです。
電子レンジはオーブンレンジと一体になっているタイプを選ぶとかなり割高になります。
電子レンジとオーブンレンジ一体型の製品は例えばパンをトーストするにも、焼き加減が弱くて使いにくいと感じました。(現代の製品は未確認)
また電子レンジとオーブン機能があるオーブントースターをそれぞれ単体で使うほうが安く壊れにくいのです。
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安いもので十分5・掃除機
掃除機は最近、スティック型の充電式が人気です。
確かに充電式はコードに縛られないので階段などを掃除するのに便利でしょう。
ただし充電式掃除機はどうしてもコード式の掃除機により吸引力が劣ります。
また、スティック型掃除機でパワーのあるものはそれ自体が大きくて重いため、結局移動するときに重くて大変です。
普通のスティック型でないコード式の掃除機が良いです。
筆者が使っているパナソニックの掃除機は、10年くらい使っています。
それと並行してサブ的に使っているのは、当時5千円未満で買ったコード式のスティック型掃除機です。スティック型といっても数万円するタイプと比較して軽くて小さいため手軽に掃除できます。
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吸引力もこの値段にしては十分です。
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安いもので十分6・炊飯器
炊飯器は、数万円するハイスペックなものがあります。
確かに一見おいしく炊けそうですが、筆者が実家や妹宅で使っているハイスペック炊飯器で炊いたご飯を食べても、違いが判りません。
確かに3合炊き7千円くらいの炊飯器の場合、下のほうのご飯が若干つぶれているような気がしますが、2万円くらいの炊飯器を使えばそれ以上の価格の炊飯器と違いは感じません。
最下位クラスの炊飯器でも炊き立てなら十分おいしいです。
筆者が味音痴なのかもしれませんが、ハイスペックの炊飯器は、気分でおいしいと思うのではないでしょうか。
高価な炊飯器は窯が重いので洗う時に大変です。
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安いもので十分7・財布
キャッシュレス時代の今、財布の使用頻度が激減しています。
筆者はさらにアップルウォッチのモバイルスイカをメインで使うので、クレジットカードやスマホすらレジで出すことがありません。
それでも現金が必要な場面はあるので、財布自体はまだ持ち歩いています。
ただ、以前は「財布は絶対ブランド品」と思っていましたが、今はそんな気持ちは全くありません。
こちらの二つ折り財布が使いやすいです。
この品質でこの価格。
ブランド品って「利益率高すぎなんだな」と改めて感じます。
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一時期無印のトラベルウォレットを使ってみましたが、こちらはサブの財布にしています。より荷物を軽量化したいときに便利です。
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安いもので十分8・カバン
電車で出かけると、その街ごとに持っているカバンの種類の傾向が変わるので興味深く感じます。
例えばある街では、リュックが大多数なのに対して、別の街ではトートバッグが多数です。
また別の街ではショルダーバッグを肩から掛けている人が多くいます。
筆者は、ほとんどリュックを使っています。
リュックをはじめバッグ、カバンの価格はピンキリです。
筆者の場合は、1~2万円くらいのナイロン製のリュックを使っています。
ナイロン製リュックならもっと安いものがありますが、その場合は細かい仕様が希望とあわなかったため、現状のリュックとなりました。
それでもハイブランド品と比較すると、安価で手ごろです。
ナイロン製のため軽くて雨が降っても気になりにくいです。
一方でそれより高価なバッグは、品質が良すぎて重量がありすぎたり傷がつかないか気を使ったり、盗難されないかと気を使います。
場合によってはひったくりに合うかもしれません。その点、現状の価格帯くらいですとあまりそういう心配なく気楽に使えます。
日本もだんだん治安面が微妙になっているので、気を付けたほうがいいでしょう。
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安いもので十分9・ドライヤー
ドライヤーは高品質のものだと、必然的にサイズと重量が大きくなります。
筆者が使っているのは、小型のドライヤーとくるくるドライヤーです。
どちらもロースペックで安価ですが、すでに8年くらい使っています。
温度は高くしないで「SET」表示で弱い熱風で使っています。
ドライヤーはハイスペックだと髪が傷みにくいのかわかりませんが、ホテルで使った感じでは乾かすのに時間がかかります。
髪はドライヤーだけではなくて、食べ物、毛染めの有無、シャンプーリンス、洗い方、お湯の温度、遺伝など他の要因の要素もあると思われるので、ドライヤーに多大な期待は不要と感じています。
むしろ安いドライヤー&小型のほうが、軽くて扱いやすいと感じています。
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安いもので十分10・タブレット
筆者は、iPadとアマゾンファイアータブレット10インチの2種類持っています。
アマゾンファイアータブレットは最近新しくしました。
タブレットは主に、エンタメ閲覧に適しています。
となると、iPadみたいなフルスペックは不要です。
動画や電子書籍を閲覧できれば十分で、それだけの機能に徹すれば安くタブレットを使えます。
カバーの純正品は高いので、非純正品を使っていますが、問題なく使っています。
安いもので十分11・服
服は安いもので十分です。
その背景には、ユニクロやGU、無印良品、しまむらなどの安くて機能的な服が、普通に買えるようになった背景もあります。
以前は安い服といえば、スーパーで売られている謎のロゴ入りTシャツや不思議なシルエットのパンツなど、シンプルで質の良い服を探すのは至難の業でした。
ところが現代は、時代が変わりました。
値段とデザインや品質が必ずしも比例しなくなったのです。
要はその服をカッコよく着られるかどうかは、その人の選択次第となったのです。
確かにデパートやブランド店で販売されている服は、相応の歴史と技術、品質があります。
とはいえ、現代はカジュアルな服が浸透しているので、品質が良すぎる服は仰々しさとなり、トレンドとは反対の印象が強くなります。
結果として、ハイブランドを除く多くのメーカーが、ユニクロを追うようなデザインや機能性の服を販売しています。
このようになると、あとは企業のコストの要領が価格に反映されるため、ユニクロに勝てる品質の服を販売できる企業は、そうそうないことになります。
そうした意味でも、わざわざ高い服を買う意味があまりなくなりました。
もちろん、ユニクロにはないアウトドアウェアのさらなる高機能なウェアや、より上質を求める場合はこの限りではありません。
安いもので十分12・化粧品
化粧水や乳液、クリーム、ファンデーション、アイシャドウ、チーク、口紅など。
お金をかければ上限はないほどです。
また、これらを買うときは、特に基礎化粧品は本当にそれを使って自分が望む効果があるかわかりません。
最低でも2~3日、場合によってはひと月くらい使わないと、効果はわかりません。
それは当たり前で、肌の上から塗る基礎化粧品で劇的に肌が変わるとしたらそれはそれで問題があります。
この場合は化粧品ではなく医薬品の分野になってしまいます。
劇的な変化と効果と即効性がある医薬品は、医師の処方の元短期間だけ例外的に許可されるものです。
一方で基礎化粧品で自分が求める美肌を作りたい場合は、化粧品ではなくもっと根本的な改善が必要です。
- 食事
- 運動
- 睡眠
- 精神面
- 適切な水分摂取
- アルコールやたばこを飲まないこと
- 部屋の掃除の状態
- 紫外線対策
などです。
ところが基礎化粧品を買って塗るだけで美肌を求めるのはしょせん無理がある話です。
同時に基礎化粧品は、乾燥を補う程度で十分。
なので安価なもので十分なのです。
第一、基礎化粧品の成分のほとんどは水です。
それに多大な期待を寄せるのはムリがあると考えれば高いものを使う必要がないとわかります。
メイクアップ用品も同じです。
もちろん、ある程度の品質は必要ですが、基礎化粧品もメイクアップ用品も、肌に直接塗るものなので国内メーカー品を選ぶのが良いでしょう。
メイクアップ用品は、値段ときめ細かさが違うため、安いといっても3千円代位が妥当と考えています。
基礎化粧品と違いメイクアップ品は頻繁に買い替えるものでもなく消費量も少ないので、そのくらいの支出をしてもバランスはとれます。
安いもので十分13・ランドセル
日本では子供が小学校に入学するとき、ランドセルを買う習慣があります。
6歳から12歳までを1つの同じランドセルを使うので、ある意味コスパがいいとは言えます。
一方で6年間使うために体格がまるで違う子供が背負うバッグが、ランドセルという牛革製品(牛革以外もあり)なので重くて大変です。
それでも軽量化や丈夫さを売りにしたランドセルは高価です。
傾向としては子供の祖父母がお祝いで買うことも多いせいか、ランドセルは高価です。
また、高価な品なのでそれを選び買うことを、ラン活と呼びつつランドセル選びに翻弄する現象もあります。
いずれにしても、これは大人の都合です。
そもそも6歳の子供が使うカバンが、そんな高価なものである必要は本来ありません。
ところがいまだにランドセルの習慣は消えていません。
学校や地域によっては、ランドセルにこだわらないところもあるのでしょうが、冷静に考えればおかしいことは一目瞭然です。
体力も体格も好みも様々なのに、一律ランドセルという同じものを背負う。
日本人の凝り固まった固定概念は、ここからスタートしているといっても過言ではありません。
「友だち百人できるかな」
の歌だけにあるのではないでしょう。
せいぜい、カラー選びが黒赤に固定されなくなったにすぎません。
こうした習慣がなくならないのは、ランドセルから得られる企業の収益が少なくないからです。
とはいえ子供に、通常の環境でみんなと違うランドセル以外のカバンを使わせるのは余計な精神的負担を強います。
ですからランドセルを買うこと自体は構いません。
ただ、そこで高価なものを買う意味はまるでないということです。
ここで高価なランドセルを買うのが孫や子供のために本当になるのか、よくかんがえたいところです。
安いもので十分14・ダイニングテーブル、机
テーブル、机は安いもので十分です。
筆者は子供が生まれたころ、
「大きい無垢材の一生モノのテーブルで、家族みんなが集う」
というライフスタイルが流行っていました。
そのころ家を新築したこともあり、当然セミオーダーのナラ無垢材の大型テーブルを買いました。
確かにそのテーブルは良品ですばらしいものでした。
ただ、年々ライフスタイルは変わります。
なんといっても、引っ越しで戸建てから賃貸に移ったことがあり2度の引っ越しと、子供も親の近くで過ごすようなことはしなくなります。
結局テーブルを持て余し、それでも決心がつかずしばらくベッド下に格納していました。
結局、それから5年後に手放しました。
現在使っているのは無印のダイニングテーブルです。
このテーブルでも割高感があると思いますが、元は息子の学習机として買ったものです。
正直もっと安価なテーブルで十分です。
テーブルや机は、大きいものや重厚なものを選ぶとライフスタイルの変化に追いつけません。
コンパクトで軽いものは、リサイクルでも売りやすいですが、大きい家具は売りにくいようです。
処分する場合も家具移動も、大きい家具は大変です。
家具は小さくて軽いものにしておくほうが、何かと楽です。
安いもので十分15・外食・松竹梅では梅を選ぶ
外食で値段が松竹梅のように、3段階になっていることがあります。
これは店からすれば、売りたいのは竹であることが明白です。
(高いほうから「松→竹→梅」)
普通の人は、
「一番安いのはいまいちな気がするし、松は高い。無難に竹にしよう。」
と考えて竹を選びます。
けれども商品として提供しているからには、梅も相応のクォリティなはずです。
価格差と品質を考慮すれば一番得なのは「梅」です。
もちろん「どれが得か」ではなく、食べたいものを選べばいいのですが、松竹梅を比べてしまうから、そう見えてしまうだけです。
安いところで十分16・美容院(一等地にあるおしゃれ美容院でなく、普通で十分)
美容院は特別おしゃれ美容院である必要はなく、普通の美容院で十分です。
ヘアカットでどんなに素晴らしい仕上げをしてもらっても、普段それをセットするのは自分です。
一等地にあるおしゃれ美容院の値段が高いのは、第一に地代家賃の支払いがあるからです。
また、髪は切っても伸びてしまうし、ヘアスタイルを見て高いところでカットしているかどうかなんてわかりません。
同じ美容師さんでも、その日の調子でうまくいく日もあればそうでない日もあります。
ただ、美容院に求めるものは人によってちがいます。
ですから、コスパ以外の何かを求めている場合はこの限りではありません。
ただ、美容院の仕上がりの違いは客観的には、わかりにくいものだということです。
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- 安かろう、悪かろうではない
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- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は、「実は安いもので十分!高いものを買わずに済ませられる16のもの」という話をしました。
これまで高い費用を払っていた方も、相当節約できるはずです。
参考になればうれしいです。