はじめに
節約の方法はいろいろありますが、盲点があります。それは買い物でポイントを獲得するタイプの節約は、買い物熱が過熱しやすいということなんです。
もっと言うと、節約はポイントを余計に獲得するよりも、買い物を減らすほうが確実で簡単で結局は得です。
どの方法が一番得か?買い物の仕方は3種類
ちなみに生活に必要な買い物をするとしても、節約方法は主に3種類あります。
- セールで安く手に入れる
- ポイントを獲得して次回の買い物に使う
- 買わない
それでは上記を説明します。
1・セールで安く手に入れる
この件についてはこの記事をご覧ください。
2・ポイントを獲得して次回の買い物に使う
ポイント獲得型の節約は若い年齢層&知的好奇心が高い方が夢中になりやすい
ポイント獲得するタイプの節約は、最近主流の方法です。ポイント獲得は情報収集と工夫がある程度必要です。ですので、攻略に魅力を感じる方は多いですね。
確かにポイントを獲得するタイプの節約は、何もしなければポイントを獲得できないか通常のポイントを獲得するだけです。
ところが一定の情報をもとに、各自の工夫で獲得するポイントが増えるとなれば、工夫しがいがあるというものです。
特に知的好奇心が高い方や、まじめな方、几帳面な方、比較的若い年齢層の方がこの手の節約に夢中になりやすいかもしれません。
注意点:ポイントは使わなければ、ないも同じ
ポイント獲得型の節約で注意しなければならない点があります。それは、ポイントを獲得することに夢中になるけれど、使い忘れることです。失効とも言います。
当然ですが獲得したポイントは、使わなければ一円も意味がありません。むしろ獲得の際に投じた買い物に関する手間や工夫にかけたエネルギーの分、むだなことになります。
一方でセール型の節約の場合は、買った時点で値引きされています。だから値引きがもれたということにはなりません。
ポイントの失効に注意しよう
けれどもポイントは、使わない限り一円も安く買えたことにはならないんです。
例えば楽天マラソンの場合は、獲得したポイントは付与される時期や、使用できる期間と期限が限定されています。
そのため、うっかり使い忘れてポイントが失効することに注意が必要です。
3・買わない
買わなければお金は出ていかない&攻略もいらない
「買わない」
実はこれ、最強です。買わなければ、お金は一円も出ていきません。よりお得なポイント獲得の方法を考える必要もありません。ポイント失効で地団太を踏むこともありません。ということは、節約での一番の方法は、買わないことにつきます。
ポイント獲得よりも買わない方が得
もっと言うと、例えば楽天セールでポイントを10倍獲得するよりも、10%の買い物を減らすことあできれば、そのほうがずっと簡単で得です。
ポイントを10倍獲得するためには、攻略と手間暇が必要です。それを買うお金も必要です。どっちにしても買い物はするので、お金はでていきます。むしろポイント獲得に気をとられて、買い物額が増えます。
けれども、人は生きて生活して社会で暮らしている以上、何らかの買い物は必要です。
だから全く買わない選択は難しいですが、「買わないこと」を意識すれば節約として最強のスタイルに持ち込むことができます。
無理がある「買わない」はNG
ただし「買わない」節約法にも、注意点があります。それは、無理がある節約です。たとえば、必要な栄養を度外視しての食材の買い物です。
節約を優先するあまりの、健康を害するような節約は当然避けるべきです。
「買う」から「買わない」に移行する適切な方法
どうすれば「買わない」で済むのか
セールで安く買ったり、ポイントを獲得したりするよりも一番確実で簡単なのは、「そもそも買わない」ことだと書きました。
けれどもでは、どうすれば「買う」と考えていたものを、適切に「買わない」に変化させられるのでしょうか。
物を減らす
まずは全般に物自体を減らします。手持ちの所有数の「普通」の概念が、そもそも多すぎることはよくあります。
例えば、普通の生活をしている人が、Tシャツを1人10枚も持っていたら持ちすぎです。この場合はまず2枚減らすことから初めてみて、段階的に5枚に減らしてみます。このようにして多すぎる持ち物を2分の1にしていきます。
服のほか、くつ、アクセサリー、化粧品、洗剤、タオル、シーツ、布団カバーなど減らせるものはいろいろあります。
少ない持ち物で間に合うと分かれば、買い物も少なくて済みます。買う予定だったものをやめることもできます。
通販サイトの滞在時間に注意する
楽天には悪いのですが、良くも悪くも楽天は主婦層の心理をよく研究していると感心します。サイトのあちこちにクリックするボタンが設置されていて、気が付くとあちこち閲覧して時間が長時間経過するような作りになっています。
スーパーマーケットなどでは、客の滞在時間が増えるほどに売り上げが増えるそうです。そのため店は客の滞在時間を延ばす工夫をしています。
これと通販サイトは同じです。楽天を眺めているとあちこちにエントリーボタンが設置されています。
これはクリックする習慣ができると同時にサイト閲覧時間が長くなる工夫です。また、セール開始は20時くらいで夜なので冷静に判断ができにくい時間帯です。
「買い物かご」に入れたら最低一晩寝かす
どうしても買う場合は、買い物かごに入れて最低でも一晩は寝かせましょう。できれば1週間~1か月は様子をみたものです。
不思議にいったん買い物かごに入れて寝かせておくと、「あれこれはいらない」と即判断できるものがあります。
セールで買わない
実店舗は買い物かごに入れたら即レジに直行して買いますが、通販は買い物かごに入れても何日でも寝かせられます。これを利用して余計な買い物をしないようにします。
一番いいのは通販サイトにはセール時は近づかないことです。仮に定価で買い、ポイントは通常購入のみだったとしても、余計なものを買うよりは確実に節約になります。
まとめ
- はじめに
- どの方法が一番得か?買い物の仕方は3種類
- 1・セールで安く手に入れる
- 2・ポイントを獲得して次回の買い物に使う
- 3・買わない
- 「買う」から「買わない」に移行する適切な方法
- 物を減らす
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「ポイント10倍獲得よりも、10%の買い物を減らす方が得で簡単、節約になります。」等話をしました。
得したい、節約したいという気持ちが実は裏目に出ていることがあります。基本的に確実なのは得する行為ではなく、無駄なものを手に入れないことです。
参考になればうれしいです。