
はじめに
年が明けて自宅を売ったり買ったりを検討している方もいるのではないでしょうか。おそらくですが、ほとんどのかたがこれからお話することを実践していないはずです。けれどもこれをすることで、トラブルを大幅に予防することができるんです。
自宅の売買で重要なのは契約書
自宅を売ったり買ったりするときに大切なのは何でしょうか。価格でしょうか。住環境でしょうか。確かに自宅を売買する時に大切なことは多数あります。けれども皆さんが見落としていることがあります。それは契約書です。
契約書は一言一句確認
契約書は契約の時に、形式的に眺めるだけでハンコ押すだけのものだと思ってないでしょうか。同時に素人の自分が不動産の契約書の書面なんて、「見ても理解できない。」と思ってはいないでしょうか。それはすべてNOです。
契約書は一言一句確認して、一言たりともわからないことがあってはいけません。わからないのであれば、調べるなり不動産屋に尋ねるなどすればいいのです。曖昧な表現で解釈がわからない場合も同じです。
契約前に見本をもらう
けれども契約書なんて、「契約の時に確認する時間はない。」と思っていないでしょうか。それはそうです。契約の日にはやることが山のようにあります。とてもではありませんが契約書の内容を一言一句確認する時間はありません。
不動産の売買契約書というのは多くの場合、雛形があります。間に入る不動産業者にはだいたいひな型の売買契約書を元に、契約内容を追加したり削除したり修正したりして個別の契約書が出来上がるわけです。
契約数日前に内容を確認して問い合わせる
契約書は、実際に契約する日より前に確認することが可能です。
筆者夫婦は十数年前にマイホームを売却しました。そのとき、間に入った不動産業者から契約書の見本を数日前に見せてもらいました。もちろんそれは、こちらから言わないと、わざわざは見せてくれません。
筆者はそのあと、一語一句、契約書を確認しました。そしてわからないことはすべて不動産業者に何度か問い合わせました。
あいまいな記述は明瞭な表現に修正してもらう
単純に意味がわからないだけのことはともかく、そうやって一つ一つ契約内容を確認して行くと一点、引っかかることがありました。さらっと読み流して行くと一見、なんということのない、ありがちな契約の文書に過ぎないように思えます。けれどもその表現が曖昧で、悪い方に解釈した場合は、筆者の方に不利になる内容と見ることもできます。
そこで率直に不動産業者に問い合わせ、質問しました。すると驚いたことに、その不安は的中していました。不動産屋は
「気づかれてしまったか。」
というニュアンスの反応でした。わかっていたんですね。その内容は何もなければ、どうということのない内容です。けれども悪く状況が合ってしまえば、こちらが不利になる可能性がありました。
可能なら修正してもらう
そこでその個所を修正してもらいました。このようにして契約当日を迎えました。
筆者は既に、その契約書を何度も読み込んでいました。そのため全て熟知しています。けれども買い主さんの方は、契約当日に初めて目にするようでした。
用心しすぎるくらいでちょうどいい
もちろん不動産業者は、買主、売主に対して十分に説明する義務があります。これは「重要事項説明義務」と言います。宅地建物取引士の資格を持つ人が契約前、「重要事項説明書(35条書面)」を出して口頭で説明しないといけません。 不明点はこの時点でも質問できます。
けれども筆者は、当日では確認しきれない見落としが起きる可能性を考えて、契約日の数日前にすでに確認済みでした。このように契約は用心しすぎるに越したことはありません。
まとめ
- はじめに
- 自宅の売買で重要なのは契約書
- 契約書は一言一句確認
- 契約前に見本をもらう
- 契約数日前に内容を確認して問い合わせる
- あいまいな記述は明瞭な表現に修正してもらう
- 可能なら修正してもらう
- 用心しすぎるくらいでちょうどいい
- まとめ
- さいごに
さいごに
不動産契約は特に、立場による情報の差が大きい売買です。だから問題が起きないように、法整備がされています。ただ、それでも抜け穴はあるものです。特に契約書のわかりにくい表現は、うっかりすると見落とすことがあります。契約当日に初めて契約書を見るようなことをしなければ、そうしたことを予防できます。もちろん、必要ならば事前に契約書を修正してもらうことです。わかったふりをしないことが、契約書の前では必要なことです。