簡単に暮らせ

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旧NISA&旧つみたてNISA、2023年分をやるべき?新NISA2024年開始で勘違いしやすい点に注意



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

新NISA目前の2023年12月現在です。今年はあと10日ほどです。ところが、新NISA開始で制度を勘違いしている人がいるようです。

そこで今回は、勘違いしやすい点を中心に、2023年枠の旧NISA&旧つみたてNISAについてお話します。

かんちがいしやすいこと①、旧NISAと旧つみたてNISAは制度が違う

第一に確認してほしいのは、旧NISAと旧つみたてNISAの違いです。

先日、私はこんな記事を書きました。要は

「2019年分の旧NISAの出口を決めて、売却する場合は2023年中に反映させる」

ということです。

ただしこれはあくまで、「旧NISA」の話です。非課税の期間が違うし、一年当たりの限度額が違います。

結果、旧つみたてNISA」は2023年中に2019年分をどうにかしなくても基本大丈夫です。

旧NISAは非課税期間が5年なので2023年中に何とかしないといけませんが、つみたてNISAはたとえ2019年に預けた分があっても、最長20年、非課税で運用できるんです。だから基本、今年なにかしないといけないわけではありません。

以下図表すべて 出典 SBI証券総合口座

特に事情がなければ、非課税期間内は、そのまま積んで置いてもいいのです。新NISAが開始しますが、旧NISAも旧つみたてNISAも別枠です。

www.kurase.com

かんちがいしやすいこと②、旧NISAと新NISAは別枠

旧NISA全般と新NISA全般は完全分離、まったくの別枠です。旧NISA全般で入れている分は旧でそのまま制度が反映されます。

一方で2024年以降、新たに投入するのは新NISAのみなのですが、この場合は2023年以前の旧の制度とはきりはなされます。

そして旧制度のNISA全般は、一般NISAと、つみたてNISAはどちらかを選択するしかありませんでした。ところが新NISAは年間限度額内で併用可能になります。

年間の上限枠が増えるとはいえ、

  • つみたて投資枠は120万
  • 成長投資枠は240万

・・と限度額の内訳の上限があります。

かんちがいしやすいこと③、2023年分の旧NISA&旧つみたてNISA枠は使える

新NISA開始で、2023年分の旧NISA、旧つみたてNISAともに使えなくなったと思っている方がいるようです。これは間違いです。新NISAが2024年に開始しますが、2023年分の旧NISA、旧つみたてNISAはともに使えます。非課税期間も従来通り反映されます。

旧NISA、旧つみたてNISA、2023年枠を使うべきか?

新NISAがすぐ開始するのに、駆け込みで旧NISA、旧つみたてNISAを使うべきでしょうか。

 

答えはYESです。新NISAに加え今から2023年中に非課税枠を使えば、その分非課税で運用できる額が増えます。

もちろん、新旧分離ですし、旧の方は期間が短いですが、それでも非課税枠がないよりあるほうが良いと考えるのが自然です。

新NISAの要点

成長投資枠とはいえ、つみたて投資枠の銘柄の中から手堅く利用することを考えたいところです。つみたて投資枠で定められている銘柄は国が厳選したものなので、数ある中から選ぶ際は参考にしたいところです。

新NISAを始めるならネット証券がおすすめ

2024年から初めて新NISAを利用するならネット証券がおすすめです。その理由ですが、妙なものをすすめられる心配がないからです。また、手数料も安いです。待ち時間も不要です。

NISA全般に限らず

「投資をしたい」

なんて金融機関の窓口に行ったら、カモねぎ決定です。

『カモがネギしょって来たぞ!』

と、金融機関に都合がいい売りたい金融商品をすすめられるかもしれません。もちろん、意志を明確にして、毅然と望めばこの限りではありません。

けれども

「わからないから相談したい。」

なんて言おうものなら、わからないからこそ、意思がゆらぐものです。

その点、ネット証券なら余計なものをすすめられることはありません。

NISA全般を利用する上の注意点

何度も言いますが、NISAの非課税のメリットは利益が出ていることで受ける恩恵です。損した場合には、確定申告で損益通算できないなど反対にデメリットになることがあります。これを念頭にしたうえで利用する必要があります。

また、いくらNISA全般が得だと言われても、投資であることに変わりはありません。

  • 理解できていないのに利用する
  • 資金に余裕のない状態で利用する
  • 生活費などを投じる

・・のは絶対にやめてください。

まとめ

さいごに

今回は、新NISA開始目前で旧NISA、旧つみたてNISAの扱いを混同している方のために重要なポイントをかいつまんでお伝えしました。

旧NISA 旧つみたてNISAは新NISAとは完全分離だと覚えておいてください。

また、必要があれば、今年の旧NISAも旧つみたてNISAも枠を使えますので、年内に反映されるうちに手続きくださいね。

また、旧つみたてNISAを利用している方が2019年分に預け入れた分を、今年中に急いで何かを決めないといけないわけでもないので、注意してください。(特別な個別の事情がある場合を除く)

旧NISA、旧つみたてNISAは利用の条件や期間が違うのでもう一度内容を確かめましょう。

参考になればうれしいです。