簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。FP。合理的な家事、家計管理、少ない服で暮らす、お金、節約、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる。

お金が不足しないための令和を生き抜く使い方



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに           

今回は、「令和を生き抜くための、不足しないお金の使い方」という話をします。

令和は昭和や平成とは状況がまるで違います。以前の常識や習慣をそのまま通していたのでは、お金が不足して困ったことになるでしょう。

そのような事態にならないためにも、早めに対策することが必要です。

もくじ

「普通」は高くつく

私たちが何かを買ったりサービスを利用するとき、選択基準としてこんな選び方があります。

それは

「普通」

です。

「普通はどれを選ぶ?」

という感じです。

  • 自分は普通の暮らしをしているから、
  • 普通のものを買い、
  • 普通にお金を使い、
  • 普通に贅沢しないで暮らしている

というわけです。

でも実際に、普通基準に生活すると実はあっという間に金欠になります。反対に「普通」の暮らしを求めず

「人は人、自分は自分」

を意識すれば、お金はうまく循環します。

具体的な例を挙げましょう。例えば普通の暮らしを求めたとします。

  • 普通に家を買い
  • 普通に車を買い
  • 普通に子供に教育を受けさせ、塾や私立校に行かせ、
  • 普通に保険に入り、
  • 普通に旅行をして、
  • 普通に服を買い、
  • 普通にイベントごとに外食をして、
  • 普通に家電を買い、
  • 普通に自分探し系の習い事を受け、
  • 普通に人付き合いをして、・・

という暮らしを追ってると、お金が無くなるのは簡単です。普通の暮らしはぜいたくな暮らしなのです。

これらの「普通」に共通しているのは、他人の視点です。自分が必要だから手に入れるのではなくて、他人に何と思われるかが基準になっています。

だからすべてが選択理由も結果も、他人からの称賛があることで誤った幸福感を感じているという特徴があります。

このようなお金の使い方は、決して満足することがありません。それどころか常に不安を抱くことになります。

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テレビは「普通」という金欠原の発信機

ではこれらの「普通」はどこから得られる概念なのでしょうか。それはテレビです。テレビを通して私たちは

「普通」はこのようにお金を使いましょう。そうでないと恥ずかしいですよ。

という、思考停止になるメッセージを知らず受け取っています。テレビが与える影響は金銭感覚だけではありません。受け取るメッセージは、

  • 普通の幸福なカップルは、誕生日やクリスマスには高価な食事をしてイルミネーション下で高価なプレゼントを交換し合うんですよ。
  • 普通の仲良し夫婦とはこのように、旅行に行ったりイベントに食事に行くんですよ。
  • 普通の懸命な親は、子供の能力にかかわらず、早いうちから塾や習い事をさせるんですよ。
  • 普通は毛玉のついたセーターを着たら恥ずかしいんですよ。

というような「常識」という、だれが決めたかわからない「他人から見られる恐れ」です。

学校でお金のことを教えない不思議

そもそもですが、普通の学校はお金のことを教えません。だからお金のことは、個人の解釈にゆだねられています。

しいて言えば、お金の勉強に近づいているのは算数です。ところが、これがお金の知識に近づいていることは教えられません。

では、お金のことをどうやって習得するかというと、家庭環境と個人の解釈にゆだねられます。

それは大人でも変わりません。大人でもお金の使い方が上手な人と下手な人に分かれます。下手をすると、お金の使い方が上手な小学生よりも、お金の使い方が下手な大人はたくさんいます。

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お金の勉強をする

そこでまずは、自分の年齢や経験をわきに置くことが必要です。これまでお金のことを学んでこなかったのであれば、一度お金の勉強をすることです。

FP3級の参考書を読む

手っ取り早い方法としておすすめなのは、資格を取る、取らないにかかわらなくていいので、FP3級の本を読むことです。(筆者は国家資格のFP2級を所有しています)

なぜFP3級の本をすすめるかというと、普通の人が普通に生活していくにあたり必要な基本知識が凝縮されているので効率がいいからです。

ほかの一見とっつきやすそうなお金の本の場合、抜け漏れがあります。その方の得意分野が中心になっている可能性が高いのですが、FP3級の本であれば、必要な最低限の知識がもれなく難易度が高すぎないレベルでまとまっているからです。

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お金の勉強をすることは、世の中の実態を知ること

お金の勉強は世のなかを知ることです。資本主義社会の現代は、お金を中心に回っています。そして、お金を多く持つ人が有利で自由が利く暮らしをしています。

一度一定以上のお金を持ち、投資枠に回せる段階に到達すると複利効果が働きます。複利効果が働く段階になると、お金は質素に堅実に暮らしている限りは減らなくなります。

この段階に到達すると複利効果は子世帯、孫世帯まで引き継がれます。お金持ちの親の子供がまたお金持ちになるのは、複利効果が十分に働いていると、それが世代を超えて受け継がれるからです。

高価な物を持っていても、その人の価値ではない

ブランド物のバッグや高級車やタワーマンションを無理して買っても、その人の価値があがるわけではありません。

だから高価な物を買おうとするとき、その目的をよく疑問してみることです。

  • 本当にそれが必要か
  • なぜ必要なのか
  • 誰も見ていなくても、それを買うか

真の富裕層が買う高級品は「金持ち税」みたいなもの

ただし例外があります。上記で言った、複利効果が十分すぎるほど働いている真の富裕層のひとたちです。こういう方が買う高級品の意味は、簡単に言えば

金持ち税

というところです。

また、真の富裕層の人は、高級なブランド品、タワーマンション、高級車を買うことで、庶民と場を同じくすることを避けています。

そうすることで、気分を害することなく気分良く上品に過ごせる場と人を選んでいます。

ハイブランド品を持つ意味は、そのバッグそのものだけではなく、場の空気も含めて買っているんですね。この手の人たちが高級品を持つ意味は別次元です。

ハイブランド品はもうトレンドではない

このような生粋の富裕層の人を除き、少々無理して高級品を買ったとします。何を買おうがその人の勝手なので、それ自体何を言うでもありません。

ただ、高級品をどんなに買っても、その人の価値が上がるわけではありません。特に現代日本では反対に、電車でハイブランド品を持っている人を見ると

「アジア系外国人かな?」

と思います。彼らの服装や持ち物を見ると、ちょうど日本のバブル時代のようです。

ー買える、買えないー

ではなく、今の日本のトレンドは

ー安く,使いやすく、高品質ー

だからです。一目でブランド品とわからないものを持つのがトレンドです。最近はなぜかロンシャンバッグを持つ女性が多いですね。流行りなんでしょうか?まあ、ロンシャンくらいなら軽くてシンプルで値段も手ごろなので、許容範囲というところなんでしょう。

どうでもいいことにお金を使わない

令和を生き抜くお金が不足しない秘訣は、どうでもいいことにお金を使わないことです。どうでもいいことの筆頭は見栄です。

また、誤った情報を仕入れることで不要なものを必要だと勘違いしてしまうことも、どうでもいいことです。

テレビから受ける影響に注意を払う

誤った情報は主にテレビを通じて流れてきます。テレビは基本的に、スポンサーがついていて、そのスポンサーが利益を得る情報が発信されています。だからテレビを見ているとどんどん何かを買いたくなるのです。また常に不足感に追い込まれます。

NHKはCMが流れないから無害かといえば、そうとは限りません。例えば朝のドラマなどでは主に「女性はこうあるべき」という価値観でストーリーが構成されています。ドラマ自体を否定するものではありませんが、知らず影響を受けやすいので、割り切ったうえでの視聴が必要です。

一番いいのはテレビを見ないことです。テレビを見なければ物欲を刺激されず、不安要素が増えることもありません。「こうあるべき」という無言の価値観の押し付けを見ることもありません。

結果として余計な支出が減ります。

まとめ

さいごに

今回は「お金が不足しない、令和を生き抜く使い方」という話をしました。令和に入り、日本経済は低迷していることが浮き彫りになりました。

実はとっくに低迷し始めていたのですが、多くの人はそのことに気付いていませんでした。

そして最近になって、値上げラッシュを受けて初めて大変なことになっていると気づいたのでしょう。

何も対策しないのでは簡単にお金が不足する昨今です。このような時代を生き抜くためには、これまでと同じ価値観ではいられません。時代に合わせた素早い方向転換が必要です。

そのためには、見栄消費をはじめとした不要な支出を控えることです。またお金の基礎学習をしたり、テレビを見ないでマイナス情報を仕入れないことも有用です。

参考になればさいわいです。